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- 01猫の柄は何種類ある?——8グループ・13柄の全体像
- 02トラ柄(タビー)3種|キジトラ・サバトラ・茶トラ
- 03単色(ソリッド)3種|黒猫・白猫・グレー猫
- 04バイカラー(二色柄)4パターン|ハチワレ・白黒・キジシロ・ぶち猫
- 05三毛・サビ|X染色体が生み出す柄
- 06ポイント柄(カラーポイント)|体温で色が変わるしくみ
- 07猫の国勢調査2019|柄別頭数ランキングの実数
- 082025年の最新研究|茶トラのオレンジ色を作る遺伝子の正体
- 09柄×取扱9品種 早見表|純血種でその柄に出会うには
- 10柄で性格は決まる?——俗説の検証
- 11よくある質問
- 12まとめ——猫の柄は13の代表柄から、姉妹記事で深掘りできる
- 13出典
この記事の要点:猫の柄は理論上100通りを超えますが、代表的なものに絞ると「トラ柄3種・単色3種・バイカラー4パターン・三毛/サビ2種・ポイント柄」の8グループ13柄に整理できます。猫の国勢調査2019(n=1,702)ではキジトラが1位(197匹)、僅差の2位が黒白(187匹)でした。「うちの子はどんな柄ですか?」「猫の柄って全部で何種類あるんですか?」——この記事は、そんな疑問に答える柄の総まとめです。
ネット上の「猫の柄一覧」記事の多くは、柄の名前を10〜40個ほど羅列して終わります。柄ごとの深掘りや、一次資料に基づく実数データまで示す記事はほとんどありません。
Flowens Catは関東・中部の拠点で子猫をお届けしており、柄ごとの性格・遺伝の仕組みを1本ずつ調べた記事をすでに13本公開しています。この記事はその「入口」であり「索引」です。柄ごとの深掘りは各記事に譲り、ここでは猫の国勢調査2019の柄別頭数ランキング、2025年の最新遺伝子研究、柄×取扱9品種の早見表など、姉妹記事を横断しないと見えてこないデータをまとめました。
なお、キジトラ・サバトラ・茶トラという「トラ柄3種」だけをもっと深く比較したい方は、トラ猫の種類で1本にまとめています。本記事は柄全体の図鑑、トラ猫の記事は柄の一部を深掘りする専門記事、という棲み分けです。
猫の柄は何種類ある?——8グループ・13柄の全体像

結論からお伝えすると、猫の柄は理論上100種類を超えますが、代表的なものに絞ると8グループ・13柄に整理できます。遺伝子の組み合わせまで含めると毛色パターンは理論値200種類を超えるとも言われますが(猫の毛色と遺伝のしくみ)、日常的に呼び分けられている名前はこの13柄が中心です。
| グループ | 柄 | 特徴 | 詳しい記事 |
|---|---|---|---|
| トラ柄 | キジトラ | 茶色の地に黒い縦縞。国勢調査で1位(197匹) | キジトラの性格 |
| トラ柄 | サバトラ | 銀灰色の地に黒い縦縞 | サバトラの性格 |
| トラ柄 | 茶トラ | オレンジ〜茶。オスが約8割 | 茶トラの性格 |
| 単色 | 黒猫 | 黒一色。国勢調査で4位(164匹) | 黒猫の性格 |
| 単色 | 白猫 | 白一色。難聴リスクの遺伝子を保有 | 白猫の性格 |
| 単色 | グレー猫 | 黒の希釈色、通称ブルー | グレーの猫の種類 |
| バイカラー | ハチワレ | 顔が左右対称に割れる黒白。国勢調査で2位(187匹) | ハチワレ猫の性格 |
| バイカラー | 白黒猫(全般) | ハチワレを含む黒白の総称、白の量で4段階 | 白黒猫の柄の種類 |
| バイカラー | キジシロ | キジトラ×白 | キジシロの性格 |
| バイカラー | ぶち猫(全般) | 6色×白の入り方4段階の総称 | ぶち猫の種類 |
| 三毛・サビ | 三毛(キャリコ) | 黒・オレンジ・白の3色。国勢調査で6位(117匹) | 三毛猫の性格 |
| 三毛・サビ | サビ猫(トーティ) | 黒とオレンジが混在、白なし | サビ猫の性格 |
| ポイント | ポイント柄 | 体温が低い部分だけ色が出る | 本記事で解説(後述) |
トラ柄(タビー)3種|キジトラ・サバトラ・茶トラ
結論:トラ柄はキジトラ・サバトラ・茶トラの3種の総称で、いずれも「マッカレルタビー」と呼ばれる縦縞模様が基本形です。地色を決める遺伝子が違うだけで、模様そのものの仕組みは共通しています。縞模様を作るTaqpep遺伝子は2012年に*Science*誌で特定されました(Kaelin et al., 2012)。
3柄の詳しい違い・オスメス比率・性格傾向まで比較したい方は、トラ猫の種類に1本でまとめてあります。ここでは概要だけお伝えします。
- キジトラ:茶色の地に黒い縦縞。猫の国勢調査2019で1位(197匹)。→キジトラの性格
- サバトラ:銀灰色の地に黒い縦縞。キジトラとの違いは縞の間の地色です。→サバトラの性格
- 茶トラ:オレンジ〜茶。オレンジ色を決める遺伝子がX染色体上にあるため、オスが約8割を占めます。→茶トラの性格
Flowens Catが取り扱う9品種のうち、アメリカンショートヘア・ノルウェージャンフォレストキャット・マンチカン・ブリティッシュショートヘアの4品種でタビー柄が公式カラーに含まれています。
単色(ソリッド)3種|黒猫・白猫・グレー猫
結論:単色(ソリッド)は縞や斑点のない一色構成の柄です。タビー(縞)遺伝子は優性のため、単色にするには縞を消す遺伝子を劣性ホモで揃える必要があり、「作るのが難しい毛色」とも言われます(猫の毛色と遺伝のしくみ)。
- 黒猫:黒一色。国勢調査2019で4位(164匹)。「賢い・甘えん坊」説を検証した記事は黒猫の性格。
- 白猫:白一色。全身を白くするW遺伝子は内耳のメラノサイトの発達も阻害するため、両目ともブルーの個体で約65〜85%という高い難聴リスクが報告されています(Strain, 2015, *Frontiers in Veterinary Science*)。詳しくは白猫の性格。
- グレー猫:黒が薄まった「ブルー」と呼ばれる希釈色。詳しくはグレーの猫の種類。
Flowens Catが取り扱う9品種のうち、ラグドールを除く8品種でソリッドカラーが公式カラーに含まれています。
バイカラー(二色柄)4パターン|ハチワレ・白黒・キジシロ・ぶち猫
結論:バイカラー(有色×白の2色構成)は、白斑を作るKIT遺伝子の働き方によって白の量・位置が変わります。2014年の査読論文では、白斑は「段階」ではなく「連続的なグラデーション」として現れることが示されています(David et al., 2014)。
- ハチワレ:顔が左右対称の八の字に白黒分かれる、黒白の代表格。国勢調査2019で2位(187匹、キジトラとわずか10匹差)。→ハチワレ猫の性格
- 白黒猫(全般):ハチワレを含む黒白バイカラー全体。白の量で「ミテッド/バイカラー/ハーレクイン/ヴァン」の4段階に分かれます。→白黒猫の柄の種類
- キジシロ:キジトラ×白。競合サイトでも体系的に扱われることが少ない柄です。→キジシロの性格
- ぶち猫(全般):黒白だけでなく、キジ白・サバ白(銀灰色の地に黒い縞のサバトラ×白。シルバータビー&ホワイト)・茶白まで含む、有色×白の総称。サバ白の詳しい見分け方はサバ白の猫で整理しています。ベースカラー6色×白の入り方4段階の分類表はぶち猫の種類で、性格の傾向はぶち猫の性格で整理しています。
なお「茶白(チャシロ)」は茶トラ×白の柄で、上の分類にも含まれます。柄自体はキジ白・サバ白と同じ仕組みで生まれる、決して珍しいものではありません。オス比率の遺伝学的な検証やチャシロ固有の性格傾向は茶白の性格で詳しく解説しています。
Flowens Catが取り扱う9品種のうち、マンチカン・ノルウェージャンフォレストキャット・ラグドール・ブリティッシュショートヘア・ラガマフィン・アメリカンショートヘアの6品種でバイカラーが出やすいことを確認しています。
三毛・サビ|X染色体が生み出す柄
結論:三毛(キャリコ)とサビ猫(トーティ)は、どちらも黒とオレンジを切り替える遺伝子がX染色体に乗っていることで生まれる柄です。メス猫はX染色体を2本持つため黒とオレンジを混在させられますが、オス猫は通常X染色体が1本しかなく、どちらか一色にしかなれません。
- 三毛(キャリコ):黒・オレンジ・白の3色構成。国勢調査2019で6位(117匹)。オスはごく稀です(「約30,000匹に1匹」とよく言われますが、裏付けとなる公表データは確認できていません)。→三毛猫の性格
- サビ猫(トーティ):黒とオレンジが混在し、白がほぼない柄。国勢調査2019では上位10柄に入らない、三毛よりさらに希少な柄です。→サビ猫の性格
2025年5月、九州大学とスタンフォード大学の研究チームが独立して、この「オレンジ色を作る遺伝子」の正体を60年ぶりに解明しました。詳しくは後の章でお伝えします。
Flowens Catが取り扱う9品種のうち、エキゾチックショートヘア・アメリカンショートヘア・ノルウェージャンフォレストキャット・サイベリアン・ブリティッシュショートヘア・ラガマフィンの6品種でCFA公式基準にトーティ系カラーの記載を確認しています(ラグドールもトーティポイントとしてまれに出現するため、合わせて7品種)。
ポイント柄(カラーポイント)|体温で色が変わるしくみ

結論:ポイント柄は、体幹がほぼ白〜クリームで、耳・鼻先・四肢・尻尾など体温の低い末端部分だけに色が出る柄です。競合サイトの多くは「ポインテッド」という名前だけを紹介して終わりますが、この柄には体温感受性のチロシナーゼ(メラニン色素を作る酵素)が関わるという、はっきりした仕組みがあります。
体の中心部は体温が高いので、この酵素が働きにくく、メラニンがほとんど作られません。一方、耳・鼻先・足先・尻尾など体温の低い部分では酵素が働き、色が出ます。体の各部が何℃なのかを猫で測った公表データは、私たちが調べた範囲では見当たりませんでした。生まれたばかりの子猫は体温の高い胎内にいたため色がほとんどなく、成長とともに末端に色が出てきます。
Flowens Catの取扱品種の中では、ラグドールがポイント柄の代表品種です。ほかの品種でもポイント柄の子が生まれることはありますが、数は多くありません。ポイント柄の仕組みと、シャム猫に似た品種・雑種の見分け方はシャム猫に似た猫の種類で詳しく整理しています。
なお、ポイント柄で特に知られるシャムやバーマンは、Flowens Catでは取り扱っておりません。ポイント柄そのものが目当てであれば、取扱品種の中ではラグドールが最も出会いやすい選択肢です。
猫の国勢調査2019|柄別頭数ランキングの実数

結論:「日本で一番多い柄」を実数で示すサイトは、今回確認した競合サイトの中には見当たりませんでした。当キャッテリーの柄シリーズ各記事がそれぞれ検証してきた実数を、ここで初めて横断的に一覧化します。
アイリスペットどっとコムが実施した「猫の国勢調査2019」(同社サイト会員が飼育する猫1,702匹対象)によると、柄の人気順位は次の通りです(Cat Press経由で確認)。
| 順位 | 柄 | 頭数 |
|---|---|---|
| 1位 | キジトラ | 197匹 |
| 2位 | 黒白(ハチワレ含むバイカラー) | 187匹 |
| 3位 | 茶トラ | 176匹 |
| 4位 | 黒 | 164匹 |
| 6位 | 三毛(キャリコ) | 117匹 |
| 圏外 | サビ・べっ甲 | 上位10柄にランクインなし |
なお、これは民間企業サイトの会員アンケートであり、全国の正確な統計調査ではありません。柄ごとの詳しい実数の解釈は、それぞれの姉妹記事(ハチワレ猫の性格、サビ猫の性格など)でも扱っています。
2025年の最新研究|茶トラのオレンジ色を作る遺伝子の正体

結論:「なぜ茶トラにオスが多いのか」「なぜ三毛猫はほぼメスなのか」——60年以上謎だったこの疑問に、2025年5月、初めて分子レベルの答えが出ました。今回調査した競合サイトのうち、この最新研究に触れているサイトはありませんでした。
2025年5月16日、九州大学の佐々木裕之特別主幹教授らの研究グループと、スタンフォード大学のグループが、それぞれ独立してオレンジ色を作る遺伝子の正体を特定したと発表しました(九州大学ほかのTohら, *Current Biology*, 2025、スタンフォード大学のKaelinら, *Current Biology*, 2025、九州大学 研究成果)。X染色体上にあるARHGAP36という遺伝子の内側に約5,000塩基対の「欠け」が生じており、その欠けがあると黒色メラニンの合成を邪魔するタンパクが過剰に作られ、結果としてオレンジ系の色素が優位になる、という仕組みです。
この発見は、茶トラだけでなく、三毛・サビ猫の「オレンジと黒が混在する」しくみそのものを分子レベルで説明する初めての研究でもあります。詳しい仕組みは茶トラの性格・猫の毛色と遺伝のしくみで解説しています。
柄×取扱9品種 早見表|純血種でその柄に出会うには

結論:柄は品種と切り離された現象として語られがちですが、Flowens Catの取扱9品種の中でも、柄によって出やすさは明確に異なります。
| 柄グループ | 出やすい品種(Flowens Cat取扱9品種中) |
|---|---|
| トラ柄(タビー) | アメリカンショートヘア・ノルウェージャンフォレストキャット・マンチカン・ブリティッシュショートヘア(4品種) |
| 単色(ソリッド) | ラグドールを除く8品種 |
| バイカラー | マンチカン・ノルウェージャンフォレストキャット・ラグドール・ブリティッシュショートヘア・ラガマフィン・アメリカンショートヘア(6品種) |
| 三毛・サビ | エキゾチックショートヘア・アメリカンショートヘア・ノルウェージャンフォレストキャット・サイベリアン・ブリティッシュショートヘア・ラガマフィン・ラグドール(7品種、うちラグドールは低頻度) |
| ポイント柄 | ラグドール・マンチカン・サイベリアン・ラガマフィン・ミヌエット・エキゾチックショートヘア(6品種) |
Flowens Catでは柄・毛色そのものを判定する遺伝子検査は行っていません
当キャッテリーでは、親猫に多発性嚢胞腎・肥大型心筋症2種・ピルビン酸キナーゼ欠損症という全品種共通の遺伝子検査(品種によっては追加検査あり)と、獣医師による視診・触診・聴診を伴う署名入りの健康診断書の発行を行っています。ただし、柄や毛色そのもの(白斑遺伝子の量やポイント柄の濃淡など)を判定する遺伝子検査は実施していません。「将来どんな柄になりますか」というご質問には、成長を見守っていただくしかない、というのが正直なお答えです。品種選びや検査体制の詳細は健康管理ページでご確認いただけます。子猫一覧は毛色で絞り込めます。キジトラの子は「ブラウン」、茶トラの子は「レッド・クリーム」、サバトラの子は「シルバー」、三毛やサビの子は「キャリコ・トーティ」、ポイント柄の子は「ポイント」で探せます(白が入っている子も、元の色に入ります)。
柄で性格は決まる?——俗説の検証
結論:「柄によって性格が違う」という紹介文は、ネット上のほぼすべての柄記事に登場しますが、一次出典を示すサイトは今回確認した範囲ではゼロでした。当キャッテリーの柄シリーズ各記事では、この俗説を1柄ずつ検証してきました。
学術的な調査そのものは存在します。2016年、UC Davis(カリフォルニア大学デービス校)のStelow・Bain・Kassらが飼い主1,274人のアンケートを分析した調査では、トーティ・キャリコなど茶色が入る柄のメス猫と、黒白・グレー白の猫は、日常のふれあいで人への攻撃的な行動を報告されることが多いという結果でした。一方で、抱っこのときは、全体と比べて攻撃的な行動が多い・少ない柄はありませんでした。動物病院では、キャリコ(三毛)で報告が多めでした(Stelow et al., 2016)。ただしこれは飼い主のアンケートによる自己申告データであり、「柄だから気が強いはず」という先入観が報告に影響している可能性を排除できません。
同じ両親から生まれた兄弟猫であれば、柄が違っても性格は似る傾向のほうが強いと考えられます。白の面積や位置は、同じ両親から生まれた兄弟猫でも同じになるとは限りません——一方は足先だけの靴下タイプ、もう一方は顔の半分近くまで白が広がるタイプに育つこともあります。柄よりも、親猫の気質と子猫時代の社会化のほうが、その後の性格形成に大きく影響すると考えられます。
よくある質問
Q. 猫の柄は全部で何種類ありますか?
代表的なものに絞ると、トラ柄3種・単色3種・バイカラー4パターン・三毛/サビ2種・ポイント柄の合計13柄に整理できます。遺伝子の組み合わせまで含めると理論上は100種類を超えるとも言われますが(猫の毛色と遺伝のしくみ)、日常的に呼び分けられている名前はこの13柄が中心です。
Q. 猫で一番多い柄は何ですか?
猫の国勢調査2019(会員飼育猫1,702匹対象)ではキジトラが1位(197匹)でした。2位の黒白(187匹)とはわずか10匹差の僅差です。ただしこれは民間企業サイトの会員アンケートであり、全国の正確な統計ではない点にご留意ください。
Q. ポイント柄の猫はどんな遺伝の仕組みですか?
体温感受性のチロシナーゼ(メラニンを作る酵素)が関わっています。体温の高い体幹部では酵素の働きが弱まり色が出ず、体温の低い耳・鼻先・四肢・尻尾など末端部分だけで酵素が活性化し色が出ます。生後3〜4週間から色が出始め、3〜6ヶ月ほどかけて完成します。
Q. 柄によって性格は違いますか?
「柄が性格を決める」と断定できる一次出典は確認できていません。2016年の調査(飼い猫1,274匹)ではトーティ・キャリコ・黒白系に攻撃的行動が報告されやすい傾向がありますが、飼い主のアンケートによる自己申告データであり、先入観の影響を排除できません。柄よりも品種・親猫の気質・幼少期の社会化のほうが性格への影響ははるかに大きいと考えられます。
Q. 純血種で好きな柄の子猫に迎えられますか?
はい。Flowens Catの取扱9品種の中でも、柄によって出やすい品種は異なります(本記事の早見表を参照)。ただし柄・毛色そのものを判定する遺伝子検査は行っていないため、「必ずこの柄が生まれる」という確約はできません。現在ご案内できる子猫は子猫一覧からご確認いただけます。
Q. 茶白(チャシロ)とはどんな柄ですか?
茶トラに白斑が入った柄で、キジ白・サバ白と同じ仕組みで生まれます。決して珍しい組み合わせではありません。オス比率が茶トラと同じ約8割になる遺伝的な理由や、「活発」「でかい」といった俗説の検証は茶白の性格で詳しく解説しています。
まとめ——猫の柄は13の代表柄から、姉妹記事で深掘りできる
猫の柄は理論上100通りを超えますが、代表的なものに絞ると8グループ・13柄に整理できます。柄ごとの遺伝の仕組み、国勢調査の実数、2025年の最新研究まで、一次資料に基づいて整理しているサイトは今回調査した範囲では見当たりませんでした。
- 一番多い柄:猫の国勢調査2019でキジトラが1位(197匹)、僅差の2位が黒白(187匹)
- 最新研究:2025年5月、九州大学とスタンフォード大学がオレンジ色を作る遺伝子(ARHGAP36)の正体を60年ぶりに解明
- 性格との関係:「柄で性格が決まる」と断定できる一次出典はなく、品種・個体差のほうが影響は大きい
- 純血種での出会い方:Flowens Cat取扱9品種のうち、柄によって出やすい品種は異なる(本記事の早見表を参照)
気になる柄が見つかったら、それぞれの姉妹記事で深掘りしてみてください。
- トラ猫の種類
- キジトラの性格・サバトラの性格・茶トラの性格
- 黒猫の性格・白猫の性格・グレーの猫の種類
- ハチワレ猫の性格・白黒猫の柄の種類・キジシロの性格・ぶち猫の種類・ぶち猫の性格・茶白の性格
- 三毛猫の性格・サビ猫の性格
- 猫の毛色と遺伝のしくみ
猫の種類そのものから知りたい方は猫の種類図鑑、飼いやすさで厳選したい方は飼いやすい猫の種類ランキングもあわせてご覧ください。柄・品種を問わず、Flowens Catでは繁殖に使う親猫の遺伝子検査を行い、子猫には健康診断・ワクチン・マイクロチップ・駆虫を済ませたうえでお届けしています。気になる品種は品種一覧ページ、現在ご案内できる子猫は子猫一覧、お迎えの流れはお迎えの流れからご確認いただけます。
出典
- アイリスペットどっとコム「猫の国勢調査2019」(Cat Press経由で確認). https://cat-press.com/survey/cat-census-2019
- Kaelin CB, Xu X, Hong LZ, et al. (2012). Specifying and Sustaining Pigmentation Patterns in Domestic and Wild Cats. *Science*, 337(6101), 1536-1541. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22997338/
- David, V. A., Menotti-Raymond, M., et al. (2014). Endogenous Retrovirus Insertion in the KIT Oncogene Determines White and White spotting in Domestic Cats. *G3: Genes, Genomes, Genetics*, 4(10), 1881-1891. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4199695/
- Toh H, Au Yeung WK, Unoki M, et al. (2025). A deletion at the X-linked ARHGAP36 gene locus is associated with the orange coloration of tortoiseshell and calico cats. *Current Biology*, 35(12), 2816–2825.e3. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40378840/(九州大学ほか)
- Kaelin CB, McGowan KA, Trotman JC, et al. (2025). Molecular and genetic characterization of sex-linked orange coat color in the domestic cat. *Current Biology*, 35(12), 2826–2836.e5. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40378841/(スタンフォード大学ほか)
- 九州大学 研究成果 2025年5月16日「三毛猫の毛色を決める遺伝子をついに発見」. https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/1261/
- Stelow EA, Bain MJ, Kass PH (2016). The Relationship Between Coat Color and Aggressive Behaviors in the Domestic Cat. *Journal of Applied Animal Welfare Science*, 19(1), 1-15. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26467020/
- Strain, G. M. (2015). The Genetics of Deafness in Domestic Animals. *Frontiers in Veterinary Science*, 2, 29. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26664958/
※ 記事内の画像はイメージです。実際にお迎えいただける子猫の写真は子猫一覧でご覧いただけます。








