ぶち猫の性格まとめ:ぶち猫(バイカラー)そのものが性格を決めるという強い根拠はありません。2022年の調査ではバイカラー猫の寛容性指数が7毛色中最高でしたが統計的な有意差はなく、2016年の別の調査ではむしろ攻撃的行動を報告されやすいグループに分類されています。同じ「バイカラー」というくくりでも、研究によって結果が真逆に近いのが実態です。「うちの子はぶち猫なんですが、性格に何か特徴はありますか?」「白が多いほど人懐こいって聞いたけど本当ですか?」——Flowens Catにはこうしたご質問がよく届きます。
柄の種類・分類については姉妹記事「ぶち猫の種類」で6色×4段階の分類表を使って詳しく整理しています。この記事では分類には触れず、性格に絞ってお伝えします。
ネット上の「ぶち猫 性格」の記事の多くは、「黒の割合が多いと甘えん坊、白の割合が多いとクールでマイペース」という説明を出典なしで紹介して終わっています。今回、査読論文まで遡って調べたところ、この俗説を直接裏付けるデータは見つかりませんでした。一方で、バイカラー猫を対象にした査読研究は実際に複数存在し、しかもその結果は研究によって驚くほど食い違っています。 この「食い違い」そのものを両論併記した記事は、今回確認した競合サイトにも、当キャッテリーの過去記事にも存在しませんでした。
当キャッテリーは関東・中部8拠点で常時140頭前後(2026年7月時点)の子猫をご案内しており、バイカラー柄が出やすい品種を日常的に繁殖しています。国内の飼い主アンケート「猫の国勢調査2019」(n=1,702)でも黒白は僅差の2位(187匹)にランクインしており、決して珍しい柄ではありません。この記事では、2つの査読研究のデータ、「白が多いと人懐こい」俗説の意外な起源、そしてブリーダーとしての実感を組み合わせて、ぶち猫の性格の「本当のところ」を正直に整理します。
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ぶち猫の性格まとめ【早見表】

結論から言うと、ぶち猫の性格を一つの言葉で言い切ることはできません。研究によって評価が分かれているというのが、現時点で最も正確な言い方です。
| 特徴 | 傾向 | 根拠の強さ |
|---|---|---|
| 寛容性 | 高いという報告あり(指数71.4、7毛色中最高) | 弱〜中(統計的有意差なし・加重データでのみ有意) |
| 友好性 | 高いという報告あり(指数77.1、7毛色中2位) | 弱〜中(同上) |
| 攻撃的行動の報告されやすさ | 高いという報告もある(黒白・グレー×白が該当) | 中(飼い主の自己申告アンケートの限界あり) |
| 白の量と人懐こさの相関 | よく語られるが、直接の学術的検証は限定的 | 弱 |
| 個体差 | 柄より親猫の気質・幼少期の社会化の影響の方が大きい | ブリーダーとしての実感は強い |
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バイカラー猫は「寛容性」が最も高い?——211人調査の数値を検証

結論:2022年、メキシコの飼い主211名を対象にした調査で、バイカラー猫(n=50)は寛容性指数が調査対象7毛色の中で最高値(71.4)、友好性指数も77.1で2位という結果が報告されています。ただし正直にお伝えすると、この差は通常の統計処理では有意ではありません。
González-RamírezとLandero-Hernándezが2022年に学術誌*Animals*で発表した研究は、飼い主211名とその飼い猫211匹を対象に、毛色を白・オレンジ・グレー・黒・バイカラー・三毛・タビーの7カテゴリーに分け、性格特性を測定したものです(González-Ramírez & Landero-Hernández, 2022)。
このうちバイカラー猫(n=50)は、次のような結果でした。
- 寛容性:指数71.4で7毛色中最高
- 友好性:指数77.1で7毛色中2位(1位はオレンジ)
- このほか大胆さ・穏やかさでも比較的高めの数値
一見すると「バイカラー猫は寛容で友好的」と断言したくなる数字です。しかし著者ら自身が明記している通り、通常のクラスカル・ウォリス検定(グループ間に差があるかを確かめる統計的な検定)では、毛色間のこの差は統計的に有意ではありません(p > 0.05)。有意差が確認できたのは、サンプル数を人為的に5倍に仮想拡大した「加重データ」で再計算した場合のみです。つまり、実際に集めた211匹分のデータだけを見る限り、「バイカラー猫は寛容性が高い」と統計的に言い切ることはできません。
当キャッテリーの黒猫の性格の記事でも同じ論文の黒猫(n=32)のデータを紹介していますが、黒猫の人懐こさスコアも「最高クラスの観察値だが統計的有意差なし」という同じ構造でした。この論文は毛色ごとに面白い数値を示しつつも、そのほとんどが「傾向は見えるが確定はできない」という段階にとどまっている点を、誠実にお伝えする必要があります。
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同じ「バイカラー」なのに真逆の結果——Stelow研究との矛盾をどう受け止めるか

結論:2016年に発表された別の調査では、バイカラー(黒白・グレー×白)は「攻撃的行動を報告されやすいグループ」に分類されています。同じ「バイカラー」という括りについて、研究によって印象が真逆に近いという事実そのものが、この記事で一番お伝えしたいことです。
UC Davis(カリフォルニア大学デービス校)のStelow・Bain・Hartらが2016年に発表した研究は、アメリカの飼い猫1,274匹の飼い主にアンケート調査を行い、毛色と攻撃的行動の関係を分析したものです(Stelow, Bain, & Hart, 2016)。この研究が「日常生活・ハンドリング・獣医受診」の場面で飼い主から攻撃的行動を報告されやすいと分類したグループは次の通りです。
- 黒白(バイカラー)・グレー×白
- 三毛・べっ甲(キャリコ・トーティ)系のメス
先ほど紹介したGonzález-Ramírez et al.(2022)の「バイカラー猫は寛容性・友好性が最高クラス」という結果と、このStelow et al.(2016)の「バイカラーは攻撃的行動を報告されやすい」という結果は、同じ「バイカラー」という毛色カテゴリーについて、かなり異なる方向を示しています。
なぜこれほど違う結果になるのか、当キャッテリーが考える主な理由は3つです。
- 調査対象の国・文化が違う:Stelow et al.はアメリカ、González-Ramírez et al.はメキシコの飼い主を対象にしています。飼い主の文化的背景によって「攻撃的」「友好的」という言葉の受け止め方自体が変わる可能性があります。
- 測定している指標が違う:Stelow et al.は「攻撃的行動の報告されやすさ」という限定的な行動指標、González-Ramírez et al.は「寛容性」「友好性」というより広い性格特性を測っています。同じ猫でも、見ている物差しが違えば結果は変わり得ます。
- どちらも飼い主の自己申告アンケート:客観的な行動観察ではなく、飼い主の主観的な評価に基づくデータです。「バイカラーは気が強いはず」「バイカラーは人懐こいはず」といった先入観が、双方の回答に影響している可能性を排除できません。
当キャッテリーのハチワレ猫の性格の記事でも、Stelow研究の「攻撃的行動」という結果について、警戒心からくる防衛的な行動を「攻撃的」と誤認している可能性を指摘しています。今回、真逆の結果を示す別の研究を照らし合わせてみると、研究によっても評価が割れるほど、「柄」という単一の要素だけで猫の性格を断定するのは無理があるという当キャッテリーの立場が、より説得力を持って裏付けられたと感じています。
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「白が多いほど人懐こい」の正体——キツネの家畜化実験から検証する

結論:「白が多いほど人懐こい」という俗説の背景には、実在するキツネの家畜化実験があるようです。ただしこれは猫の個体差の話ではなく、種を家畜化する選抜交配のプロセスについての研究です。この違いを理解しないまま俗説の裏付けとして扱うのは不正確です。
一部の競合サイトが、出典を示さないまま「ロシアのキツネの実験で、人懐こいキツネに白い模様(ぶち)が出た」という話を紹介しています。当キャッテリーが正しい一次資料まで遡って確認したところ、これはおそらく旧ソ連の遺伝学者Dmitri Belyaevが始め、Lyudmila Trutらが引き継いだ、有名な「キツネ家畜化実験」を指していると考えられます。
実際の実験で起きたこと
Trut・Oskina・Kharlamovaが2009年に学術誌*BioEssays*で発表した論文によると、この実験では人懐こさだけを基準に、世代を重ねてギンギツネを選抜交配しました(Trut, Oskina, & Kharlamova, 2009)。すると、見た目については一切選抜していないにもかかわらず、白斑(ぶち模様)や垂れ耳といった特徴が、副産物的に出現し始めたことが報告されています。
なぜ「人懐こさ」を選んだだけで「見た目の白斑」まで変化するのか——この仕組みを説明する理論として、Wilkins・Wrangham・Fitchが2014年に学術誌*Genetics*で発表した「家畜化症候群」仮説があります(Wilkins, Wrangham, & Fitch, 2014)。この仮説では、温和な性質と白斑などの脱色素化は、胎児期の神経堤細胞(しんけいていさいぼう。皮膚の色素細胞や一部の神経系のもとになる細胞)の発生がわずかに抑えられるという、共通のメカニズムから同時に生まれる可能性があるとされています。
ここが重要な限界です
ただし、ここで正直にお伝えしなければならない、重要な限界があります。この実験と理論は、何世代にもわたる選抜交配によって「種」を家畜化していくプロセスについての研究です。 すでに数千年前から家畜化されているイエネコにおいて、「1匹の猫の白の面積が多いか少ないか」という個体差の話に、そのままスライドして当てはめられる証拠ではありません。
キツネの実験は「人懐こい個体だけを選んで交配し続けたら、世代を経て白斑が増えた」という集団・世代レベルの現象です。一方、「うちの子は白が多いから人懐こいはず」という俗説は、すでに家畜化された1匹の猫の中での話です。次元が違う話を混同してしまうと、科学的な理論を誤用することになります。
psnews.jpをはじめ、この実験に触れる競合サイトはこの区別をせず「白が多いと人懐こい」の傍証としてだけ紹介していました。当キャッテリーとしては、実在する興味深い理論として正確に紹介したうえで、個体レベルの俗説の証拠にはならないという限界まで併記することが、誠実な情報提供だと考えています。白斑ができる遺伝子そのものの仕組み(KIT遺伝子。猫の白斑がこの遺伝子座にマッピングされることはCooper et al., 2006で報告されています)はハチワレ猫の性格で詳しく解説しています。
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ベースカラー別・研究データマップ——どこにデータがあり、どこが空白か
結論:ぶち猫とひとくくりに言っても、ベースカラーによって研究データの有無は大きく異なります。当キャッテリーのキジシロの性格で示した「研究データの狭間」という考え方を、ぶち猫全体に広げて整理します。
| ベースカラー×白 | 直接の研究データ | 参考になる姉妹記事 |
|---|---|---|
| 黒白(ハチワレを含む)・グレー×白 | あり(攻撃的行動の枠組みで) | ハチワレ猫の性格 |
| バイカラー全体(色を区別せず一括り) | あり(性格特性の枠組みで) | 本記事(前述のGonzález-Ramírez et al., 2022) |
| キジ白 | 複合柄としての独立データなし。キジトラ単色のデータのみ | キジシロの性格 |
| サバ白 | 複合柄としての独立データなし。サバトラ単色のデータのみ | サバトラの性格 |
| 茶白(チャシロ) | 複合柄としての独立データなし。茶トラ単色のデータのみ | 茶白の性格 |
| クリーム白 | データなし | ー |
つまり、ぶち猫という大きなカテゴリーの中でも、「データがある柄」と「データが空白の柄」が混在しているのが実態です。ネット上の記事の多くが、この違いを区別せずに「ぶち猫は総じて〇〇」と一括りに語ってしまっている点も、正確さを欠く原因の一つだと当キャッテリーは考えています。
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ハチワレ・キジシロ・三毛猫と何が違う?——手短に整理
結論:ハチワレ・キジシロはどちらも「ぶち猫」に含まれる柄の一種、三毛猫はそもそも成り立つ仕組みが異なる別カテゴリーです。
- ハチワレ:黒地に白が入ったぶち猫の代表格。顔が左右対称に八の字に分かれるタイプを指す、より狭い呼び名です。詳しくはハチワレ猫の性格で1,274匹調査のデータとあわせて解説しています。
- キジシロ:キジトラ(縞模様)に白斑が加わった柄。タビー柄とバイカラー柄が組み合わさった複合柄で、キジシロの性格で詳しく解説しています。
- 三毛猫:ぶち猫との違いは色の数です。ぶち猫は「有色1色+白」の2色構成なのに対し、三毛猫は「黒(類縁色)・オレンジ・白」の3色構成で、X染色体上の遺伝子によって成り立つ仕組みそのものが異なります。詳しくは三毛猫の性格をご覧ください。
柄の分類・6色×4段階のグレード表について詳しく知りたい方は、姉妹記事のぶち猫の種類をご覧ください。柄全体の一覧は猫の柄・模様一覧にまとめています。
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純血種でぶち柄に出会える6品種

結論:当キャッテリーが取り扱う9品種のうち、バイカラー柄(ぶち柄)が出やすいのはマンチカン・ノルウェージャンフォレストキャット・ラグドール・ブリティッシュショートヘア・ラガマフィン・アメリカンショートヘアの6品種です。
| 品種 | 性格の傾向 |
|---|---|
| マンチカン | 甘えん坊・活発・好奇心旺盛・社交的 |
| ノルウェージャンフォレストキャット | 穏やか・温厚・我慢強い・甘えん坊 |
| ラグドール | おっとり・従順・抱っこ好き・静か |
| ブリティッシュショートヘア | 落ち着き・独立心・穏やか・マイペース |
| ラガマフィン | 甘えん坊・穏やか・人懐っこい・抱っこ好き |
| アメリカンショートヘア | 人懐っこい・活発・賢い・適応力が高い |
値段についても正直にお伝えすると、ぶち柄そのものに決まった相場はなく、価格を左右するのは柄ではなく品種・月齢・個体差です。Flowens Catでは掲載価格に1回目のワクチン接種費用が含まれており、価格以外の必須費用は発生しません(2回目のワクチン接種済みの子のみ+3,000円)。60日間の生体保証も含まれています。現在ご案内できる子猫は子猫一覧からご確認いただけます。
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Flowens Catが見てきたぶち柄個体の実感
結論:数字のデータだけでなく、当キャッテリーが実際にぶち柄の個体を見てきた中での印象もお伝えします。柄より個体差のほうが、性格形成にはるかに大きく影響しているというのが率直な実感です。
同じ両親から生まれた兄弟猫でも、白の面積・位置・ベースカラーとの組み合わせがまったく同じだったことは一度もありません。一方は足先だけの靴下タイプ、もう一方は顔の半分近くまで白が広がるタイプに育つこともあります。この観察は、黒白に限らずキジ白・サバ白・茶白を含むぶち柄全体に共通しており、ぶち猫の種類・ハチワレ猫の性格・キジシロの性格でも一貫してお伝えしている点です。
当キャッテリーがマンチカンやブリティッシュショートヘアなど複数品種のバイカラー個体を見てきた実感としても、「白が多いからこの性格」「この柄だからこの性格」と一貫して言えるほどの傾向は感じたことがありません。むしろ同じ親から生まれた兄弟猫であれば、柄が違っても性格は似る傾向のほうが強いというのが率直な印象です。柄と性格の関連はあくまで傾向であり、個体差のほうがはるかに大きいというのが、繁殖の現場から見た当キャッテリーの結論です。柄よりも、親猫の気質と子猫時代の社会化のほうが、その後の性格形成に大きく影響しています。
なお、当キャッテリーでは親猫に多発性嚢胞腎・肥大型心筋症2種・ピルビン酸キナーゼ欠損症という全品種共通の遺伝子検査(品種によっては追加検査あり)と、獣医師による視診・触診・聴診を伴う署名入りの健康診断書の発行を行っています。ただし、柄や毛色そのもの(白斑遺伝子の量など)を判定する遺伝子検査は実施していません。「将来どのくらい白が広がりますか」「この子は将来人懐こく育ちますか」という毛色・性格の予測についてのご質問には、現状お応えできない点を正直にお伝えします。
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よくある質問
Q. ぶち猫の性格は柄で決まりますか?
決まりません。2022年の調査ではバイカラー猫の寛容性・友好性指数が高いという結果が出た一方、2016年の別調査ではバイカラーは攻撃的行動を報告されやすいグループに分類されており、研究によって評価が割れています。柄と性格の関連は傾向であり個体差が大きいというのが、当キャッテリーの実感です。
Q. バイカラー猫は人懐こいというのは本当ですか?
一部本当かもしれませんが、断定はできません。2022年にメキシコで行われた調査(飼い主211名対象)では、バイカラー猫(n=50)の友好性指数が7毛色中2位(77.1)、寛容性指数が最高(71.4)でした。ただしこの差は通常の統計処理では有意ではなく、サンプル数を人為的に5倍にした場合にのみ有意になるという限界があります。
Q. 白が多いぶち猫ほど人懐こいというのは本当ですか?
学術的な裏付けは確認できていません。この俗説の背景には、キツネを人懐こさだけで選抜交配した実験で白斑が副産物的に出現したという実在の研究がありますが、これは何世代にもわたる家畜化選抜のプロセスについての研究であり、すでに家畜化された1匹の猫の「白の面積」と性格の相関を直接証明するものではありません。
Q. ぶち猫とハチワレ・キジシロは性格が違いますか?
ハチワレは黒白のぶち猫の代表格、キジシロはキジトラに白斑が加わった複合柄で、どちらも「ぶち猫」というカテゴリーに含まれます。黒白(ハチワレを含む)には研究データがある一方、キジ白のような複合柄を独立して調査したデータは今回確認できませんでした。詳しくはハチワレ猫の性格・キジシロの性格をご覧ください。
Q. ぶち猫と三毛猫は性格に違いがありますか?
柄の成り立ちが異なるため単純比較は難しいですが、どちらも「柄そのものが性格を決める」と断定できる強い根拠はない点は共通しています。色の数の違い(ぶち猫は2色、三毛猫は3色)については三毛猫の性格で詳しく解説しています。
Q. 純血種でぶち柄(バイカラー)の子猫は迎えられますか?
はい。Flowens Catが取り扱う9品種のうち、マンチカン・ノルウェージャンフォレストキャット・ラグドール・ブリティッシュショートヘア・ラガマフィン・アメリカンショートヘアの6品種でバイカラー柄が出やすいことを確認しています。価格は柄ではなく品種・月齢・個体差で決まります。現在ご案内できる子猫は子猫一覧からご確認いただけます。
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まとめ——ぶち猫の性格は「研究でも意見が割れる」が正直な結論
ぶち猫の性格についてお伝えしてきたことを整理します。
- 寛容性・友好性データ:2022年の調査(n=50)でバイカラー猫の寛容性指数が7毛色中最高、友好性指数が2位。ただし統計的有意差はなし
- 矛盾する結果:2016年の別調査ではバイカラーは攻撃的行動を報告されやすいグループに分類。同じ「バイカラー」でも研究によって評価が真逆に近い
- 「白が多いと人懐こい」俗説:キツネの家畜化実験という実在の研究に由来する可能性が高いが、種の選抜交配の話であり個体の白の量の話ではない
- 研究データの空白:黒白・バイカラー全体にはデータがある一方、キジ白・サバ白・茶白のような複合柄の独立データは確認できていない
- 柄と性格の関連は傾向であり個体差が大きい:柄よりも親猫の気質・幼少期の社会化のほうが性格形成への影響ははるかに大きい
ぶち猫の性格を一言で言い切れないのは、情報不足ではなく、研究そのものがまだ発展途上だからです。当キャッテリーは関東・中部8拠点で常時140頭前後の子猫をご案内し、遺伝子検査・健康診断・60日生体保証を実施済みです。ぶち柄の子猫との出会いをお探しの方は、ぜひ子猫一覧をご覧ください。
柄の分類について詳しく知りたい方はぶち猫の種類、他の柄の性格傾向は猫の柄・模様一覧から探せます。
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出典
- González-Ramírez, M. T., & Landero-Hernández, R. (2022). Cat Coat Color, Personality Traits and the Cat-Owner Relationship Scale: A Study with Cat Owners in Mexico. *Animals, 12*(8), 1030. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9024431/
- Stelow, E. A., Bain, M. J., & Hart, B. L. (2016). The Relationship Between Coat Color and Aggressive Behaviors in the Domestic Cat. *Journal of Applied Animal Welfare Science, 19*(3), 223–240. https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/10888705.2015.1081820
- Trut, L., Oskina, I., & Kharlamova, A. (2009). Animal evolution during domestication: the domesticated fox as a model. *BioEssays, 31*(3), 349–360. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19260016/
- Wilkins, A. S., Wrangham, R. W., & Fitch, W. T. (2014). The "domestication syndrome" in mammals: a unified explanation based on neural crest cell behavior and genetics. *Genetics, 197*(3), 795–808. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25024034/
- Cooper, M. P., et al. (2006). White spotting in the domestic cat (Felis catus) maps near KIT on feline chromosome B1. *Animal Genetics, 37*(2), 163–165. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16573531/
- アイリスペットどっとコム「猫の国勢調査2019」(Cat Press経由で確認). https://cat-press.com/survey/cat-census-2019
参考文献・出典6件
- pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9024431/
- www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/10888705.2015.1081820
- pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19260016/
- pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25024034/
- pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16573531/
- cat-press.com/survey/cat-census-2019



