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【2026年版】ハチワレ猫の性格|1,274匹調査でわかった実態と柄の仕組みをブリーダーが解説

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【2026年版】ハチワレ猫の性格|1,274匹調査でわかった実態と柄の仕組みをブリーダーが解説

ハチワレ猫の性格まとめ:ハチワレは品種ではなく、顔が左右対称に白黒に分かれる「柄」の通称です。1,274匹調査ではバイカラーが攻撃的行動を報告されやすいグループに分類されていますが、警戒心を誤認している可能性が高く断定はできません。白の量の個体差は遺伝子の仕組みで説明できます。
「うちの子はハチワレなんですが、性格に何か特徴はありますか?」「ハチワレって縁起がいいと聞いたけど本当ですか?」——Flowens Cat にはこうしたご質問がよく届きます。

ネット上の多くの記事は「ハチワレは生命力がたくましくフレンドリー」といった俗説を並べるだけで、科学的な根拠を示した記事はほとんど見当たりません。実はハチワレ(白黒のバイカラー)は、複数の研究データが存在する数少ない毛柄のひとつです。ただしその内容は、世間に流布しているイメージとはかなり異なります。

当キャッテリーは関東・中部8拠点で常時140頭前後(2026年7月時点)の子猫をご案内する中で、マンチカンやアメリカンショートヘアなどバイカラー個体を数多く見てきました。この記事では、査読研究のデータ、遺伝子の仕組み、そしてブリーダーとしての実感を組み合わせて、ハチワレの性格の「本当のところ」を正直に整理します。

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ハチワレとは? 猫の毛色・柄の名前であって品種ではない

ハチワレは柄の名前と伝えるサーモン帯バナーと白いブレイズのある白黒の子猫
ハチワレは柄の名前と伝えるサーモン帯バナーと白いブレイズのある白黒の子猫

ハチワレとは、額から鼻筋にかけて色が左右対称に分かれ、白い部分が顔の下半分・胸・お腹・足先などに広がる柄の通称です。頭部の色が数字の「8」のように見えることから「八割れ」、あるいは頭(鉢)が割れたように見えることから「鉢割れ」とも呼ばれます。

遺伝学的には「バイカラー(白斑)」と呼ばれる毛色パターンの一種で、特定の猫種を指す言葉ではありません。日本猫(雑種)はもちろん、マンチカンやアメリカンショートヘアなど純血種でも見られる、いわば「柄の名前」です。

「ハチワレ」は黒以外のベースカラーでも使われることがありますが、最もイメージされやすいのは黒地に白が入った「白黒」のタイプです。この記事でも特に断りがない限り、白黒のハチワレを中心に扱います。

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ハチワレ猫の性格まとめ【早見表】

結論から先にお伝えします。「ハチワレだから必ずこの性格になる」と断定できる根拠は、実はそれほど強くありません。ネット上でよく見る「柄別性格あるある」を早見表にまとめると、以下のようになります。

よく言われる性格根拠の強さ
生命力がたくましい弱い(出典不明の俗説)
人懐っこい・フレンドリー弱い(出典不明の俗説)
甘えん坊弱い(個体差が大きい)
やや警戒心が強い中程度(後述する研究データに近い)
これらの多くは、どのサイトでもほぼ同じ言い回しで繰り返されている一方、出典を示している記事はほとんどありません。Flowens Cat が確認できた唯一の信頼できるデータは、次章で紹介する1,274匹規模の調査です。そしてその結果は、世間のイメージとは正反対に近いものでした。

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「ハチワレは性格が悪い」は本当?——1,274匹調査が示す本当の分類

性格悪いは誤解と伝えるサーモン帯バナーと前足を揃えてくつろぐハチワレの子猫
性格悪いは誤解と伝えるサーモン帯バナーと前足を揃えてくつろぐハチワレの子猫

「ハチワレ 性格 悪い」と検索する方が一定数いるように、白黒の猫に対して「気が強い」「攻撃的」というイメージを持つ方もいます。一方で、多くのサイトは逆に「ハチワレは生命力がたくましくフレンドリー」と説明しており、情報が矛盾しています。結論から言うと、科学的なデータは「フレンドリー」説を積極的には支持していません。

1,274匹の飼い主調査が特定した「攻撃的行動を報告されやすいグループ」

2015年、UC Davis(カリフォルニア大学デービス校)のStelow・Bain・Kassらが飼い猫1,274匹の飼い主にアンケート調査を行い、毛色と攻撃的行動の関係を分析しました(Journal of Applied Animal Welfare Science)。

この研究が「日常生活・ハンドリング・獣医受診」の3つの場面で、飼い主から攻撃的行動を報告されやすいと分類したのは次のグループです。

  • 黒白(バイカラー)
  • グレー×白
  • 三毛・べっ甲(キャリコ・トーティ)系のメス

つまり、ハチワレの代表色である「黒白」は、この研究では攻撃的行動を報告されやすいグループに含まれています。当キャッテリーの姉妹記事(黒猫の性格猫の毛色と遺伝のしくみ)でも同じ研究を引用していますが、ネット上の多くの記事が語る「黒白=生命力たくましくフレンドリー」というイメージとは、正反対に近い結果です。

「攻撃的」という結果をどう受け止めるべきか

ここで大切なのは、この結果をそのまま鵜呑みにしないことです。理由は3つあります。

  1. この調査は飼い主の自己申告(アンケート)データであり、猫の行動を第三者が客観的に観察したものではありません。「白黒の猫は気が強いはず」という先入観が回答に影響している可能性を排除できません。
  2. 「攻撃的」と報告された行動の実態には、警戒心からくる防衛的な行動(唸る・逃げる・引っかく)が含まれている可能性があります。慣れない相手への警戒と、本来の意味での攻撃性は別のものです。
  3. 毛色の影響は品種・個体・育て方の影響に比べると相対的に小さいというのが、当キャッテリーが複数品種の繁殖を通じて実感していることです。

当キャッテリーでバイカラー柄のマンチカンやブリティッシュショートヘアを見てきた印象では、「白黒だから気が強い」と感じたことはほとんどありません。むしろ、社会化がしっかりできている個体は、他の柄と変わらず穏やかに人へ慣れていきます。「攻撃的行動を報告されやすい」というデータと、「実際に攻撃的な性格である」ことは、必ずしもイコールではないと当キャッテリーは考えています。

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白黒の柄はどうやって決まる?——遺伝子とレトロウイルスの仕組み

白黒は遺伝で決まると伝えるサーモン帯バナーとハチワレの子猫のクローズアップ
白黒は遺伝で決まると伝えるサーモン帯バナーとハチワレの子猫のクローズアップ

ハチワレの白い部分の広さは、兄弟猫同士でも大きく異なります。顔の半分がきれいに白黒に分かれる子もいれば、白がわずかに鼻先や胸元だけの子もいます。この個体差はどこから来るのでしょうか。

「白斑遺伝子」の正体が特定されたのは2006年

遺伝学では、白斑ができる働きを長年「S遺伝子(白斑遺伝子)」と呼んできましたが、その実体(具体的にどの遺伝子なのか)は長らく不明でした。2006年、Cooper MPらの研究チームが、白斑が猫の第B1染色体上にあるKIT遺伝子の近くにマップされることを特定しました(*Animal Genetics*)。

さらに2014年、David VA・Menotti-Raymondらの研究チームが、より詳しい仕組みを解明しました(*G3: Genes, Genomes, Genetics*)。KIT遺伝子の内部にネコの内在性レトロウイルス(FERV1)が入り込むことで、白い部分ができることがわかったのです。ポイントは、その入り込み方の違いによって、真っ白(ドミナントホワイト)になるか、部分的な白斑(ハチワレを含むバイカラー)になるかが分かれるということです。

挿入の種類結果
LTR配列のみが挿入全身が真っ白になる(ドミナントホワイト)
7,125塩基対の完全長FERV1が挿入部分的な白斑になる(ハチワレ・バイカラーなど)
同じ遺伝子の同じ場所に、どのくらいの長さのウイルス配列が入り込むかによって、真っ白の猫になるか、部分的に白いハチワレになるかが決まります。当キャッテリーの猫の毛色と遺伝のしくみで紹介している、足先・顎など小面積のミテッド、白40〜60%のバイカラー、白75%程度のハーレクイン、白90%程度のヴァンという白の量の違いも、この仕組みの延長線上にあると考えられます。

なぜ「顔の真ん中で」割れるのかは、まだ正確にはわかっていない

白の「量」がなぜ個体ごとに違うのかは、上記の遺伝子の仕組みに加えて、胎児期に色素細胞(メラノブラスト)が皮膚のどこまで広がるかという偶然性にも左右されると考えられています。

ただし、正直にお伝えすると、「なぜ顔の真ん中で左右対称に八の字に割れるのか」という配置そのものを直接特定した査読論文は、今回の調査では見つけられませんでした。白の量についてはメカニズムの説明がある一方、正確な配置には個体差・偶然性の要素が大きいというのが、現時点で誠実に言えることです。

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白猫と同じ難聴リスクはある?——バイカラーと全身白の違い

白い毛色の猫といえば、先天性の難聴リスクが知られています。当キャッテリーの白猫の性格の記事でも、両目がブルーの白猫は難聴リスクが高いというデータを詳しく紹介しています。ハチワレも白い部分を持つ柄なので、「同じリスクがあるのでは」と心配になる方もいらっしゃると思います。

全身白とバイカラーは「同じ遺伝子・違う変異」

前章で説明した通り、全身が真っ白になる「ドミナントホワイト」と、部分的に白いハチワレなどの「バイカラー(白斑)」は、同じKIT遺伝子の異なる挿入パターンから生まれます。内耳の聴覚に関わる色素細胞(メラノサイト)が育たないことで難聴が起こるメカニズムは共通していますが(Strain, 2015, *The Veterinary Journal*)、色素細胞が失われる範囲の広さが根本的に違います

全身が真っ白な猫は、体のほぼ全域で色素細胞の発達が妨げられるため、内耳にも影響が及びやすいと考えられています。一方、ハチワレのように体の一部(顔・背中など)に色が残っている猫は、その部分では色素細胞が正常に機能しているとみられ、一般的に全身白の猫より難聴リスクは低い傾向にあるとされています(UC Davis 獣医遺伝学研究所)。

ここは正直にお伝えします

ただし、ハチワレ(バイカラー)の難聴リスクを個体別・白の割合別に定量化した論文を、今回当キャッテリーは特定できませんでした。「全身白より低い傾向にある」という方向性は複数の情報源で一致していますが、「何%」という具体的な数字を自信を持ってお伝えできる状態ではありません。

Flowens Catでは獣医師による視診・触診・聴診を含む健康診断を全個体に実施していますが、聴力の専門検査(BAER検査等)までは行っておりません。この点は白猫の性格の記事と同様、正直にお伝えしておきます。ブルーアイの白猫ほど神経質になる必要はないというのが当キャッテリーの理解ですが、断定は避けたいところです。

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実は「日本で2番目に多い柄」——猫の国勢調査2019の実数

日本で2番目に多い柄と伝えるサーモン帯バナーと白の入り方が違う2匹のハチワレの子猫
日本で2番目に多い柄と伝えるサーモン帯バナーと白の入り方が違う2匹のハチワレの子猫

「ハチワレって珍しいの?よく見かける柄なの?」という疑問もよくいただきます。複数のサイトが「2番目に多い柄」と紹介していますが、具体的な数字を示している記事はほとんどありません。

会員1,702匹を対象にした調査の実数

アイリスペットどっとコムが実施した「猫の国勢調査2019」(同社サイト会員が飼育する猫1,702匹が対象)によると、柄の人気順位は次の通りでした(Cat Press経由で確認)。

順位頭数
1位キジトラ197匹
2位黒白(ハチワレを含むバイカラー)187匹
3位茶トラ176匹
4位164匹
1位のキジトラ(詳しくはキジトラ猫の性格で解説しています)との差はわずか10匹(前年2018年調査では6匹差)で、ハチワレ(黒白)はキジトラに次ぐ僅差の2位という結果でした。「2番目に多い」とだけ紹介する記事が多い中、この実数はハチワレの人気を裏付ける具体的なデータです。

なお、これは民間企業サイトの会員アンケートであり、学術的な統計調査ではありません。全国の猫の正確な柄別頭数を示すものではない点はご留意ください。

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「ハチワレ」は世界でどう呼ばれる?——タキシード・Bicolorとの対応

純血種の毛色は、猫種団体(CFA・TICAなど)が定める公式カテゴリで管理されています。ハチワレという柄も、実は国際的な位置づけを整理できます。

呼び方位置づけ特徴
ハチワレ(日本語俗称)通称白黒中心、顔が左右対称に分かれるイメージ
タキシードキャット(Tuxedo Cat)英語圏の俗称黒地に白の胸元・足先。フォーマルウェアに例えた呼び方
バイカラー(Bicolor)公式カテゴリ白の割合が約40〜60%の毛色区分
つまり、日本語の「ハチワレ」に最も近いのは、英語圏で言う「タキシードキャット」の黒白バージョンで、猫種団体の正式な柄区分としては「バイカラー」に分類されます。当キャッテリーが繁殖しているブリティッシュショートヘアやアメリカンショートヘアでも、バイカラーは品種標準の中で正式なカラーカテゴリの一つとして扱われています。

このほか、足先だけ白い「靴下(ソックス)」模様や、額に富士山のような白斑が入る「富士額」なども、白斑の入り方のバリエーションとして知られています。いずれも仕組みは同じで、白の量と位置の違いが個性的なバリエーションを生んでいます。

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オスとメスで性格に違いはある?

三毛猫や茶トラと違い、ハチワレ(バイカラー)を作る白斑遺伝子(KIT遺伝子)は性染色体ではなく常染色体(第B1染色体)上にあります。そのため、オス・メスでハチワレの出やすさに差はなく、ほぼ同じ確率で生まれます。三毛猫の性格茶トラの性格の記事で紹介しているX染色体連鎖の仕組みとは、ここが根本的に異なる点です。

性格の傾向としては、猫全般に見られる一般的な性別差がそのまま当てはまります。

性別傾向
オス(去勢後)甘えん坊・おおらかになりやすい。体格も大きめ
メス(避妊後)独立心が強く、甘えるタイミングを自分で選ぶ傾向
ただし、これは柄に関係なく猫全般に言える傾向です。ハチワレだから性別差が強く出るという根拠はなく、個体差・品種の気質のほうがはるかに大きいというのが当キャッテリーの実感です。

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「鉢割れ→八割れ」は本当に縁起がいいの?——由来を検証

ハチワレが「縁起がいい」と言われる理由として、よく紹介されるのが次のようなストーリーです。

もともとは頭(鉢)が割れたように見えることから「鉢割れ」と呼ばれていましたが、武士の時代には兜が割れることを連想させ、縁起が悪いとされていました。やがて商人たちの間で、「鉢割れ」ではなく末広がりの漢字「八」を当てた「八割れ」という呼び方が広まり、商売繁盛の縁起物として親しまれるようになった——という説です。

これは複数のサイトでほぼ同じ内容が紹介されている、よく語られる説です。ただし正直にお伝えすると、今回の調査でこの由来を裏付ける歴史書・辞典などの一次資料は見つけられませんでした。おそらく各サイトが互いの説明を参考にし合う中で広まったものと考えられます。

事実として確認できるのは、「八」という漢字が末広がりの形から日本で古くから縁起の良い数字とされてきたことです。「ハチワレ」という呼び方自体に、この文化的な連想が重ねられていることは間違いなさそうです。断定的な由来としてではなく、「よく語られる説」として楽しんでいただくのがよいと当キャッテリーは考えています。

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ハチワレに出会える品種と値段の考え方——Flowens Catの6品種

出会えるのはこの品種と伝えるサーモン帯バナーと短足のハチワレ柄マンチカンの子猫
出会えるのはこの品種と伝えるサーモン帯バナーと短足のハチワレ柄マンチカンの子猫

「純血種でハチワレの子猫が欲しい」というお問い合わせもよくいただきます。多くのサイトでは「ハチワレが出る品種は5つ」として、スコティッシュフォールド・マンチカン・ノルウェージャンフォレストキャット・ラグドール・ブリティッシュショートヘアを定番のように紹介しています。

しかし、当キャッテリーではこのリストをそのまま踏襲していません。理由は、スコティッシュフォールドを取り扱っていないためです。折れ耳には骨や軟骨に負担がかかりやすい遺伝的な特徴が伴うことが知られており、Flowens Catでは動物福祉と健康リスクの観点から取り扱いを見合わせています。気になる方には、性格や体型が近いマンチカンやブリティッシュショートヘアをご案内しています。

バイカラー柄が出やすい6品種

当キャッテリーが取り扱う9品種のうち、バイカラー柄(ハチワレを含む)が出やすいと確認できるのは次の6品種です。

品種性格の傾向
マンチカン甘えん坊・活発・好奇心旺盛・社交的
ノルウェージャンフォレストキャット穏やか・温厚・我慢強い・甘えん坊
ラグドールおっとり・従順・抱っこ好き・静か
ブリティッシュショートヘア落ち着き・独立心・穏やか・マイペース
ラガマフィン甘えん坊・穏やか・人懐っこい・抱っこ好き
アメリカンショートヘア人懐っこい・活発・賢い・適応力が高い
残りの品種でバイカラーが絶対に出ないというわけではありませんが、明確な「出やすさ」までは当キャッテリーの資料で確認できていないため、ここでは6品種に絞ってご紹介しています。

値段は「柄」ではなく品種・月齢・個体差で決まる

ハチワレという柄そのものに、決まった相場があるわけではありません。値段を左右するのは、柄ではなく品種・月齢・血統・個体差です。「白黒だから高い・安い」という単純な話ではないことは、正直にお伝えしておきたいポイントです。

Flowens Catでは掲載価格に1回目のワクチン接種費用が含まれており、価格以外の必須費用は発生しません(2回目のワクチンを接種済みの子のみ+3,000円)。60日間の生体保証も含まれています。実際の価格は品種・個体によって異なるため、現在ご案内できる子猫は子猫一覧、マンチカンの詳しい相場はマンチカンの品種ページからご確認いただけます。

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Flowens Catが見てきたバイカラー個体の印象

数字のデータだけでなく、当キャッテリーが実際にバイカラー個体を見てきた中での印象もお伝えします。

同じ両親から生まれた子猫でも、白の面積や位置は毎回異なります。顔の八の字ラインがきれいに左右対称に近い子もいれば、白が片側に寄っている子、鼻先にだけ白い模様が入る子もいます。前述の通り遺伝子の仕組み上、これは想定の範囲内の個体差です。

性格面では、マンチカンのバイカラー個体もブリティッシュショートヘアのバイカラー個体も、柄によって性格に一貫した傾向があるとは感じていません。むしろ同じ親から生まれた兄弟猫であれば、柄が違っても性格は似る傾向のほうが強いというのが率直な実感です。「この柄だからこの性格」という決めつけよりも、親猫の気質と子猫時代の社会化のほうが、その後の性格形成にはるかに大きく影響しています。

なお、柄や毛色にかかわらず、当キャッテリーでは親猫に多発性嚢胞腎・肥大型心筋症(2種)・ピルビン酸キナーゼ欠損症の遺伝子検査(品種によっては追加検査あり)と、獣医師による視診・触診・聴診を伴う署名入りの健康診断書の発行を行っています。ハチワレという柄そのものが健康リスクを高めるという事実は確認されていないため、他の柄と同じ基準で健康管理を行っています。

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よくある質問

Q. ハチワレ猫に共通する性格はありますか?

ハチワレ(バイカラー)という柄だけで断定できる共通の性格はありません。「生命力がたくましい」「フレンドリー」といったイメージは出典不明の俗説で、科学的に裏付けられたものではありません。性格に影響するのは柄よりも品種・個体差・幼少期の社会化のほうがはるかに大きいというのが、当キャッテリーの実感です。

Q. ハチワレは性格が悪い・攻撃的というのは本当ですか?

1,274匹を対象にした2015年の調査では、黒白(バイカラー)は攻撃的行動を報告されやすいグループに分類されています。ただしこれは飼い主の自己申告データであり、警戒心からくる防衛的な行動を「攻撃的」と誤認している可能性も考えられます。当キャッテリーでバイカラー個体を見てきた実感としても、柄だけを理由に「気が強い」と感じたことはほとんどありません。

Q. ハチワレはオスとメスで性格が違いますか?

ハチワレを作る白斑遺伝子は常染色体上にあり、性別による出現確率の差はありません。性格についても、一般的な猫の性別差(去勢後のオスは甘えん坊になりやすい、メスは独立心が強い傾向など)が当てはまる程度で、柄自体が性別による性格差を生むという根拠はありません。

Q. マンチカンなど純血種でもハチワレは生まれますか?

はい、生まれます。当キャッテリーで取り扱う9品種のうち、マンチカン・ノルウェージャンフォレストキャット・ラグドール・ブリティッシュショートヘア・ラガマフィン・アメリカンショートヘアの6品種でバイカラー(ハチワレを含む)が出やすいことを確認しています。純血種のハチワレは、体型や毛質など品種特有の特徴も併せ持ちます。

Q. ハチワレも白猫と同じように耳が聞こえにくいことがありますか?

全身が真っ白な猫(ドミナントホワイト)と比べると、ハチワレのように体の一部に色が残っている猫は、難聴リスクが低い傾向にあるとされています。ただし具体的な数値を示せるほどの一次データは確認できておらず、断定はできません。Flowens Catでも聴力の専門検査までは実施していないため、正直にお伝えしています。

Q. ハチワレ猫はどこで、いくらくらいで迎えられますか?

ハチワレという柄自体に決まった相場はなく、価格は品種・月齢・個体差で決まります。純血種のハチワレをお探しの場合はブリーダーからのお迎えがおすすめで、親猫の遺伝子検査歴や健康診断の実施状況を確認できる点が安心材料になります。Flowens Catでは関東・中部8拠点で、遺伝子検査・健康診断済みの子猫をご案内しています。現在の在舎状況は子猫一覧からご確認いただけます。

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まとめ——ハチワレは「柄」であって、性格を決めるものではない

ハチワレ(白黒のバイカラー)についてお伝えしてきたことを整理します。

  • 品種ではなく柄:バイカラー(白斑)遺伝子によって生まれる毛色パターンの一つ
  • 性格データ:1,274匹調査でバイカラーは攻撃的行動を報告されやすいグループに分類されるが、自己申告バイアスを考慮する必要がある
  • 仕組み:遺伝子へのレトロウイルス挿入の長さの違いが、全身白かバイカラーかを分ける
  • 難聴リスク:全身白より低い傾向にあるとされるが、具体的な数値は未確定
  • 人気:猫の国勢調査2019(n=1,702)で2位(187匹)、キジトラとわずか10匹差
  • 出会える品種:当キャッテリーではマンチカン・ノルウェージャンフォレストキャット・ラグドール・ブリティッシュショートヘア・ラガマフィン・アメリカンショートヘアの6品種でバイカラーが出やすい

ハチワレという柄そのものが性格を決めるわけではありません。大切なのは、柄よりも親猫の気質と幼少期の社会化です。当キャッテリーでは関東・中部8拠点で常時140頭前後の子猫をご案内しており、遺伝子検査・健康診断・60日生体保証をすべて実施済みです。お迎えの流れも事前にご確認いただけますので、ハチワレを含むバイカラー柄の子猫との出会いをお探しの方は、ぜひ子猫一覧をご覧ください。

毛色シリーズの関連記事もあわせてご覧ください。

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出典

  1. Stelow, E. A., Bain, M. J., & Kass, P. H. (2015). The Relationship Between Coat Color and Aggressive Behaviors in the Domestic Cat. *Journal of Applied Animal Welfare Science, 19*(1), 1–15. https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/10888705.2015.1081820
  2. David, V. A., Menotti-Raymond, M., et al. (2014). Endogenous Retrovirus Insertion in the KIT Oncogene Determines White and White spotting in Domestic Cats. *G3: Genes, Genomes, Genetics, 4*(10), 1881–1891. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4199695/
  3. Cooper, M. P., et al. (2006). White spotting in the domestic cat (Felis catus) maps near KIT on feline chromosome B1. *Animal Genetics, 37*(2), 163–165. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16573531/
  4. アイリスペットどっとコム「猫の国勢調査2019」(Cat Press経由で確認). https://cat-press.com/survey/cat-census-2019
  5. UC Davis Veterinary Genetics Laboratory. Dominant White (W) and White Spotting Coat Color Testing. https://vgl.ucdavis.edu/test/dominant-white-cat
  6. Strain, G. M. (2015). Deafness prevalence and pigmentation and gender associations in dog and cat breeds at risk. *The Veterinary Journal*. https://doi.org/10.1016/j.tvjl.2015.03.030

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