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ひとことで言うと: 猫の種類は「毛の長さ・体格・性格傾向・価格帯・入手のしやすさ」の5軸で見ると迷いにくくなります。この記事では日本で目にする機会が多い46品種を、この5軸で横断的に整理しました。
この図鑑の使い方 — 「今すぐ会える猫」と「知っておきたい猫」を分けて読む

「猫の種類を知りたい」と検索すると、100種類を超える猫種を五十音順にひたすら並べただけのページによく出会います。網羅性は高いのですが、正直なところ「自分に合う猫がどれか」はほとんどわかりません。
Flowens Catは関東7・中部3の全国10拠点で、9品種を繁殖・販売しているブリーダーです。この図鑑では、日本で名前を見聞きする機会が多い46品種を「毛の長さ・体格・性格傾向・価格帯」の4軸で整理したうえで、他の図鑑にはほぼない「入手のしやすさ」という5つ目の軸を加えました。品種数の多さを競うだけでなく、「実際に日本で今お迎えできる品種」と「知識として知っておきたい希少品種」を正直に切り分けるのがこの記事の役目です。
似た趣旨の記事との違いも先にお伝えしておきます。厳選5基準で数品種まで絞り込みたい方は飼いやすい猫の種類ランキング、日本と世界の人気データを比較したい方は猫の人気ランキングをご覧ください。この記事はその手前、「そもそもどんな猫種があるのか」を一望するための地図です。気になる品種が見つかったら、各品種の詳しい記事や品種一覧ページへ進んでください。
毛の長さ×体格×性格傾向×価格帯|4軸で見る猫種マトリクス
まず結論です。猫種選びで後悔しやすいのは「見た目」だけで決めてしまうケースです。「思ったより毛が抜ける」「思ったより活発だった」と、お迎えしてから気づく方は少なくありません。以下の表は、日本で流通する主要品種を「毛の長さ・体格・性格傾向・価格帯・入手のしやすさ」という同じ5つの軸で並べたものです。

表A:Flowens Cat 取扱9品種(2026年・実成約データ)
価格帯は自社の繁殖・販売実績にもとづく一次データです。「〜と言われている」ではなく、実際に成約した価格帯を掲載しています。体格の列は自社のデータではなく、品種団体の記述です。
| 品種 | 毛の長さ | 体格(品種団体の基準) | 性格傾向 | 2026年 実成約価格帯 | 入手のしやすさ |
|---|---|---|---|---|---|
| マンチカン | 短毛・長毛 | 小型(TICA:オス約3.2〜4.5kg、メス約2.3〜3.2kg) | 甘えん坊・活発・社交的 | 20万〜45万円 | 高(取扱品種。在庫は品種ページで確認) |
| ノルウェージャンフォレストキャット | 長毛(ダブルコート) | 大型(CFA:オス約5.4〜7.3kg、メス約4.1〜5.4kg) | 穏やか・温厚・我慢強い | 平均21〜22万円(7万〜37万円超の幅) | 高(取扱品種。在庫は品種ページで確認) |
| ラグドール | セミロング | 大型(CFA:オスは約9.1kg以上も珍しくない) | おっとり・従順・抱っこ好き | 20万〜45万円(平均22万円) | 高(取扱品種。在庫は品種ページで確認) |
| サイベリアン | 長毛(トリプルコート) | 大型(CFA:オス約5.4〜8.2kg、メス約3.6〜5.4kg) | 活発・忠実 | 25万〜55万円(平均28万円) | 高(取扱品種。在庫は品種ページで確認) |
| ブリティッシュショートヘア | 短毛(密生) | 大型(CFA:オスは最大約7.7kg) | 落ち着き・独立心・マイペース | 18万〜40万円 | 高(取扱品種。在庫は品種ページで確認) |
| ラガマフィン | セミロング〜ロング | 大型(CFA:オスは最大約9.1kg、メスは約6.8kg前後まで) | 甘えん坊・穏やか・人懐っこい | 15万〜30万円 | 高(取扱品種。在庫は品種ページで確認) |
| エキゾチックショートヘア | 短毛(密生) | 中型(品種団体に体重の数字なし) | 穏やか・甘えん坊・のんびり | 平均約20万円(検索サイトの直近3か月) | 高(取扱品種。在庫は品種ページで確認) |
| アメリカンショートヘア | 短毛 | 中型(品種団体に体重の数字なし) | 人懐っこい・活発・適応力が高い | 7万〜38万円 | 高(取扱品種。在庫は品種ページで確認) |
| ミヌエット | 短毛・長毛 | 小型(TICA:成猫の平均約3.2〜3.6kg) | 穏やか・甘えん坊・遊び好き | 15万〜35万円(平均17万円) | 高(取扱品種。在庫は品種ページで確認) |
性格傾向の列に「賢い」を入れていないのは、アメリカの猫の団体の品種紹介45品種のうち41品種に「賢い」の語があり、品種を分ける目印にならないためです(賢い猫の種類の記事)。
表B:人気が高い、取扱9品種以外の8品種
日本での人気は高いものの、Flowens Catの取扱9品種には入っていない品種です。このうちペルシャは、数は少ないですが取り扱っています(ご案内できる子がいるときは品種ページに載せます)。価格帯は各品種の値段相場記事から引用しています。
| 品種 | 毛の長さ | 体格(品種団体の基準) | 性格傾向 | 値段相場(他ブリーダー基準) | 入手のしやすさ |
|---|---|---|---|---|---|
| スコティッシュフォールド | 短毛・長毛 | 小〜中型(TICA:約3.2〜4.5kg) | 温和・おっとり・従順 | 平均15〜17万円 | 高(他社では流通多数) |
| ペルシャ | 長毛 | 中型(品種団体に体重の数字なし) | 温厚・穏やか・気品 | 平均約15万円 | 高(他社では流通多数) |
| ベンガル | 短毛(スポット柄) | 中〜大型(TICA:オス約4.1〜6.8kg、メス約2.7〜5.4kg) | 活発・野性味 | 22万〜25万円 | 中(世代規制あり) |
| アビシニアン | 短毛(ティックドタビー) | 中型(TICA:オス約3.2〜5.4kg、メス約2.7〜4.1kg) | 活発・好奇心旺盛 | 15万〜35万円 | 中 |
| ロシアンブルー | 短毛 | 中型(CFA:オスは約4.5kgを超えることはまれ、メス約2.3〜3.6kg) | 内向的・静か・繊細 | 18万〜28万円 | 中 |
| シャム | 短毛(ポイント柄) | 小〜中型(TICA:オス約3.6〜5.4kg、メス約2.3〜3.6kg) | 社交的・おしゃべり・活発 | 10万〜25万円 | 中 |
| バーマン | 長毛(ポイント柄) | 中型(品種団体に体重の数字なし) | 穏やか・甘えん坊 | 20万〜40万円 | 中 |
| メインクーン | 長毛(ダブルコート) | 大型(CFA:オスは約9.1kg以上も珍しくない) | 温厚・社交的 | 15万〜35万円(平均21万円) | 中〜高(世界的には最人気) |
表C:名前は知っているけれど詳しくは知らない9品種
国内でも流通していますが、価格情報が出典によってばらつく品種群です。断定できない場合は幅を持たせて記載しています。
| 品種 | 毛の長さ | 体格目安 | 性格傾向 | 値段相場の目安 | 入手のしやすさ |
|---|---|---|---|---|---|
| ボンベイ | 短毛(黒・筋肉質) | 中型 | 人懐っこい・筋肉質 | 22万〜60万円(出典があいまいな数字も多い) | 低 |
| チンチラペルシャ | 長毛 | 中型 | 穏やか・気品 | 16万〜22万円(2026年5月実測) | 中 |
| デボンレックス | 波状の短毛 | 小〜中型 | 活発・遊び好き | 31万〜60万円(情報源で幅) | 低 |
| スフィンクス | 無毛 | 中型 | 甘えん坊・人懐っこい | 16万円台〜100万円超まで情報が割れる | 低 |
| サバンナキャット | 短毛(スポット柄) | 大型・運動能力高い | 活発・野性的 | 19.8万〜65万円(平均56万円、2026年8月実勢) | 低(特定動物規制の世代あり) |
| セルカークレックス | 巻き毛(短毛・長毛) | 中〜大型 | 温厚・忍耐強い | 流通量が非常に少なく相場データ自体が乏しい | 低 |
| ソマリ | 長毛(ティックドタビー) | 中型 | 活発・好奇心旺盛 | 15万〜40万円(集計平均は約21.8万円) | 低〜中 |
| トンキニーズ | 短毛(ミンク) | 中型 | 人懐っこい | 平均約24万円(2026年7月集計) | 低 |
| ヒマラヤン(ペルシャとの違い) | 長毛(ポイント柄) | 中型 | 穏やか・甘えん坊 | 成約平均 約17万円(ポータルの直近3か月の集計・2026年10月7日確認) | 低〜中 |
表D:情報として知っておきたい海外・希少品種18種
TICA(国際猫協会)の品種基準ページを出典に、体格・毛質・性格の傾向のみをまとめました。体重の数字は、TICAの品種ページに書かれている品種だけ、ポンドからの換算(約)で載せています。数字が書かれていない品種は、ページの「大型」「小型」といった記述にとどめました。国内での繁殖・流通実績がほぼ確認できないため、値段相場は掲載していません(不確かな数字を断定的に書くことは避けています)。
| 品種 | 毛の長さ | 体格(TICAの記述) | 性格傾向 |
|---|---|---|---|
| ターキッシュアンゴラ | セミロング(絹のような一重毛) | 中型 約2.3〜4.5kg | 活発・水を怖がらない |
| ターキッシュバン | セミロング(撥水性) | 大型 メス約3.2〜5.4kg、オス約4.5〜9.1kg | いたずら好き・水遊びの達人 |
| コーニッシュレックス | 波状の短毛(下毛のみ) | 小型 メス約2.3〜3.2kg、オス約3.6〜4.5kg | 非常に社交的・生涯やんちゃ |
| シンガプーラ | 短毛 | 世界最小級 メス約1.8〜2.7kg、オス約2.7〜3.6kg | 活発・人懐っこい |
| コラット | 短毛(シルバーブルー単色) | 中型 メス約2.7〜3.6kg、オスは約4.5kg以上 | 遊び好き・長寿とよく言われる |
| オシキャット | 短毛(スポット柄) | 中〜大型(見た目より重い筋肉質) | 犬のように従順・活発 |
| エジプシャンマウ | 短毛(自然発生の唯一のスポット柄) | 中型 | 家族に忠実・人見知り・家猫最速 |
| オリエンタルショートヘア | 短毛 | 中型(スレンダー) | 非常に社交的・おしゃべり |
| バリニーズ | 長毛(シャムの長毛版) | 中型 | 感情に敏感・おしゃべり |
| アメリカンボブテイル | 短毛・中長毛 | 中〜大型 メス約3.2〜5.0kg、オス約5.4〜7.3kg | 人懐っこい・適応力が高い |
| アメリカンカール | 短毛・長毛 | 中型 メス約2.3〜3.6kg、オス約3.2〜4.5kg | 愛情深い・好奇心旺盛 |
| ジャパニーズボブテイル | 短毛・長毛 | 中型 | 活発・おしゃべり |
| マンクス | 短毛(尾なし) | 中型 | 温和・家族思い |
| バーミーズ | 短毛 | 中〜大型(見た目より重い) | 非常に人懐っこい |
| ハバナブラウン | 短毛(マホガニー色) | 中型 メス約2.7〜3.6kg、オス約3.6〜4.5kg | 愛情深い・好奇心旺盛 |
| シャルトリュー | 短毛(ウール状ダブルコート) | 中型 成猫約5.4〜7.3kg | 物静か・穏やか |
| ピクシーボブ | 短毛・長毛 | 大型(ボブキャットに似た外見) | 多指症を認める数少ない品種 |
| アメリカンワイヤーヘア | ワイヤー状の硬い被毛 | 中型 | 温厚・我慢強い |
Flowens Cat 取扱9品種を詳しく紹介 — 今すぐお迎えできる猫たち
表Aで紹介した9品種を、1品種ずつご紹介します。現在お迎え可能な子猫は子猫一覧からご確認いただけます。

マンチカン は短い脚が特徴ですが、ジャンプが得意な子もいる品種です。足の長さには短足・中足・足長のグラデーションがあり、同じ親から生まれても脚の長さが揃わないことがあります。値段相場の詳細はマンチカンの値段記事で解説しています。
ノルウェージャンフォレストキャット は北欧の森で育まれた体力自慢の大型猫です。CFAの記述では成猫(full growth)になるまで最長5年かかるため、生後1年で体格を判断するのは早計です。長毛のダブルコートは換毛期のブラッシングが欠かせません。詳しくは値段・相場記事をご覧ください。
ラグドール は抱き上げると脱力する独特の性質から「ぬいぐるみ猫」と呼ばれます。CFA2026年版でも世界2位にランクインする国際的な人気品種です。値段相場もあわせてご確認ください。
サイベリアン は、アレルギーのもと(Fel d 1)が少ないとよく言われる品種です。ただ、量をほかの品種と比べて確かめた研究は少なく、猫ごとの差が大きいので、実際に会って確認することを強くおすすめしています。サイベリアンと猫アレルギーの記事とアレルギーと猫種の関係も参考にしてください。
ブリティッシュショートヘア は鳴き声が小さく独立心があり、留守番も比較的得意な「静かな紳士」です。スコティッシュフォールドと外見が似ているため代替候補として選ばれることが多いですが、折れ耳の原因遺伝子は持たないため骨や軟骨への負担はありません。
ラガマフィン はラグドールの血統から生まれた品種で、穏やかで人なつこい性格で知られます。毛色のバリエーションがラグドールより豊富なのも特徴です。
エキゾチックショートヘア はペルシャの穏やかな性格を受け継ぎながら、短毛で毛の手入れが軽くなった品種です。短頭種特有のいびきや涙やけのケアは、ペルシャと同じように必要になります。
アメリカンショートヘア は人懐っこく、適応力が高いと言われる品種です。平均寿命は、保険会社の集計(2023年度)で13.9歳です。同じ集計の猫全体は14.5歳でした。アメリカンショートヘアの寿命の記事に、5年分の数字があります。
ミヌエット はマンチカンとペルシャを交配して生まれた比較的新しい品種です。マンチカンとの違いは比較記事で詳しく解説しています。
9品種すべてで、健康診断(獣医師による視診・触診・聴診、署名入りの診断書)と親猫の遺伝子検査(全品種共通でPKD・HCM2種・PK、品種別の追加項目)、ワクチン・マイクロチップ・駆虫を実施したうえでお渡ししています。検査体制の詳細は健康管理ページでご確認いただけます。
取扱9品種以外の人気8品種 — 特徴と代替品種
「この猫種の代わりに、どの品種を選べばいいのか」という疑問に、感情論ではなく、事実にもとづいてお答えします。

スコティッシュフォールド(アニコム2026年版シェア13.7%で日本1位)は、折れ耳を生み出すFd遺伝子が全身の軟骨形成に影響し、折れ耳個体では骨軟骨異形成症がほぼ必発とされています(詳しくはマンチカンとの違いで解説)。代替品種はブリティッシュショートヘア・マンチカン・ラグドールです。
ペルシャ は多発性嚢胞腎(PKD)の罹患率が高いとされる品種です。Flowens Cat では、数は少ないですが取り扱っています。ご案内できる子がいないときの代替品種はエキゾチックショートヘア・ラガマフィン・ラグドール。短毛でお手入れしやすいエキゾチックショートヘアは「ペルシャの短毛版」とも呼ばれます。
ベンガル は野生種を祖先に持ち、必要な運動量が非常に多い品種です。また世代(F1〜F4)によって愛護法上の取扱制限があります。代替品種はアメリカンショートヘア・サイベリアン。
アビシニアン はピルビン酸キナーゼ欠乏症などの遺伝性疾患リスクがあります。代替品種はアメリカンショートヘア・ノルウェージャンフォレストキャット・サイベリアン。
ロシアンブルー は内向的で繊細、静かな環境を好む性格特性で知られる品種です。代替品種はブリティッシュショートヘア・ノルウェージャンフォレストキャット。
シャム は社交的でおしゃべり、活発な性格で知られる品種です。代替品種はラグドール・ラガマフィン。
バーマン はHCM(肥大型心筋症)や先天性貧毛症など遺伝性疾患のリスクがあります。代替品種はラグドール・ラガマフィン。
メインクーン は世界最大級の穏やかな品種として世界的に人気ですが(CFA2026年版世界1位)、HCMの罹患率が高いとされる品種でもあります。代替品種はノルウェージャンフォレストキャット・サイベリアン。大きさそのものに興味がある方は大きい猫の種類もご覧ください。
その他の流通品種9種 — 名前は知っているけど詳しくは知らない猫たち
表Cで紹介した9品種は、国内でも見かける機会がありながら、値段や健康情報が正確に整理されていないことが多い品種群です。それぞれ詳しい記事をご用意しています。
- ボンベイ:黒猫のような外見で、アメリカンショートヘアの血統的つながりを持つ品種です。
- チンチラペルシャ:ペルシャの毛色区分のひとつで、独立した品種ではありません。「ドールフェイスだから安全」という通説をCFA基準で検証しています。
- デボンレックス:波状の被毛が特徴で、皮膚・心臓・筋肉に関わる遺伝的リスクが研究されています。
- スフィンクス・毛のない猫全般:無毛の理由は品種によって異なり、劣性遺伝・優性遺伝・別の遺伝子という3系統に分かれます。「無毛だから低アレルゲン」は誤解であることも解説しています。
- サバンナキャット:サーバルとの交雑種で、世代により飼育規制と値段が大きく変わります。
- セルカークレックス:巻き毛が完成するのは生後8〜10か月頃です。
- ソマリ:アビシニアンから生まれた長毛版で、性格はほぼ同じですが遺伝的リスクには差があります。
- トンキニーズ:シャムとバーミーズの交配種で、ミンク毛色が生まれる遺伝の仕組みを解説しています。
- ヒマラヤン:ペルシャとシャムの交配種で、ペルシャとの違いで、毛色・目の色・品種団体での扱いの違いを比べています。
情報として知っておきたい海外・希少品種18種
表Dで紹介した18品種は、TICA(国際猫協会)の公式基準には掲載されているものの、Flowens Catが確認した範囲では日本国内での繁殖・流通実績がほとんど見当たりません。それぞれの特徴を、体型や由来でゆるくグループ分けしてご紹介します。
尾が短い・ない猫たち:マンクスは突然変異で尾がない品種として古くから知られ、ジャパニーズボブテイルは日本原産でポンポンのような尾を持ちます。アメリカンボブテイルとピクシーボブはいずれもアメリカ生まれで、後者は多指症(趾の本数が多い個体)を公式に認める数少ない品種のひとつです。
水を怖がらない猫たち:ターキッシュバンは「泳ぐ猫」の異名を持ち、ターキッシュアンゴラも水遊びを好む個体が多いとされます。トルコのアンカラ動物園で保護繁殖された歴史を持つ品種です。
おしゃべりでスレンダーな猫たち:オリエンタルショートヘアとバリニーズはいずれもシャムに近い体型と気質を持ち、飼い主の感情の変化に敏感だとされています。ハバナブラウンはマホガニー色の被毛が特徴的で、こちらも人懐っこく好奇心旺盛です。
独自のスポット柄を持つ猫たち:エジプシャンマウは自然発生のスポット柄を持つ唯一の品種とされ、家猫の中で最速との記録もあります。オシキャットは野生種の血を引かないにもかかわらず豹のような柄を持ち、性格は犬に近いと評されます。
小柄・大柄それぞれの個性派:世界最小級とされるシンガプーラ、タイの「幸運を呼ぶ猫」とされるコラット、じゃがいもに爪楊枝の脚と形容される体型のシャルトリューなど、体格の振れ幅も大きいのがこのグループの特徴です。
変わった被毛を持つ猫たち:波状の被毛を持つコーニッシュレックス、硬いワイヤー状の被毛を持つアメリカンワイヤーヘア、耳が外側にカールするアメリカンカール、豊かな被毛と人懐っこさを併せ持つバーミーズも、いずれも国内での流通は限られています。
これらの品種にご興味がある場合は、専門的に扱う海外のブリーダーや正規輸入団体への相談が現実的な選択肢になります。Flowens Catでは取り扱っておりませんが、性格の方向性が近い取扱品種をご提案することは可能です。
雑種・MIXの猫も忘れてはいけない — 新しく迎えられる猫の2位

血統種の図鑑は「純血種だけの世界」として語られがちですが、実際には日本の飼い猫の多くが雑種(MIX)です。アニコム損保の2026年版「猫の名前&猫種ランキング」(2026年2月発表・0歳猫54,764頭調査)でも、混血猫は13.7%のスコティッシュフォールドに次ぐ2位・11.2%を占めています。詳しい人気データの比較は猫の人気ランキングにまとめています。
雑種の魅力は「見た目や性格が読みにくい分、出会いのサプライズがある」ことです。キジトラ・茶トラ・サビ猫・三毛猫など、和猫として親しまれる柄のバリエーションも豊富です。「雑種は遺伝的に混ざっているので病気になりにくい(雑種強勢・ヘテロシス)」という説明もよく見かけますが、猫で当てはまるかどうかは、はっきり分かっていません(詳しくは雑種の猫の記事にまとめています)。Flowens Catは純血種専門のキャッテリーですが、「純血種が雑種より優れている」とは考えていません。純血種を選ぶ最大の理由は「性格・体格・毛質の予測可能性」にあり、どちらを選ぶかは飼い主さんの価値観次第です。
その他、追って紹介予定の品種について
マンチカンとアメリカンカールの交配から生まれたキンカローについては、すでに取扱いの有無とTICAでの認定状況を解説した記事を公開しました。当サイトでは今後もこのように個別の品種記事を順次追加していく予定です。現時点で内部記事がまだない品種については、TICAなど公的な基準団体のページを参照先としてご案内しています。今後の記事公開にあわせて、本記事のリンクも随時更新していきます。
よくある質問(FAQ)
Q. 猫の種類は全部で何種類ありますか?
TICA(国際猫協会)の公式サイトには、毛の長さ違いの型(ロングヘア/ショートヘア等)を含めて85品種相当が掲載されています(2026年8月時点でFlowens Cat確認)。ただしこれは同じ品種の毛長バリエーションや希少種まで細かく分けた数字です。日本国内で実際にブリーダーやペットショップから流通している品種は、40〜50種程度と考えられます。この記事では46品種を目安に整理しました。
Q. 猫の種類を選ぶとき、最初に何で絞り込めばいいですか?
まずは「毛の長さ(お手入れの手間)」と「体格(住環境に合うか)」で大枠を絞り、次に「性格傾向」と「価格帯」で候補を数種類まで絞り込む流れがおすすめです。加えて「その品種が実際に日本で入手できるか」も忘れずに確認してください。厳選5基準でさらに絞り込みたい方は飼いやすい猫の種類ランキングもあわせてご覧ください。
Q. 初心者にはどの猫種がおすすめですか?
性格が安定しており健康管理もしやすい品種として、当キャッテリーではラガマフィン・アメリカンショートヘア・マンチカンを特におすすめしています。詳しい基準は飼いやすい猫の種類ランキングで解説しています。
Q. 日本で一番人気の猫種はどれですか?
アニコム損保の2026年版「猫の名前&猫種ランキング」(ペット保険に新規契約した0歳の猫54,764頭)ではスコティッシュフォールドが13.7%で1位です。ただしFlowens Catでは現在取り扱っていません。人気と健康リスクを両面から比較したデータは猫の人気ランキングにまとめています。
Q. 純血種と雑種、どちらを選べばいいですか?
どちらが優れているというものではありません。純血種は性格・体格・毛質の予測がしやすく、雑種は出会いの偶然性が魅力です。「雑種のほうが丈夫」とよく言われますが、猫で当てはまるかどうかは、はっきり分かっていません。ライフスタイルと価値観に合わせて選ぶのが一番です。
Q. 珍しい猫種を実際にお迎えすることはできますか?
品種によります。表Dで紹介した18品種のように、日本国内での繁殖・流通実績がほとんど確認できない品種は、専門的に扱う海外ブリーダーや正規輸入団体への相談が必要になる場合があります。Flowens Catでは取扱9品種の中から、性格の方向性が近い品種をご提案することは可能です。
まとめ
猫の種類は「毛の長さ・体格・性格傾向・価格帯」の4軸に「入手のしやすさ」を加えた5軸で見ると、驚くほど整理しやすくなります。品種数の多さに圧倒される前に、まずはこの5軸で自分の暮らしに合う候補を数種類まで絞り込んでみてください。
Flowens Catでは、取扱9品種すべてで健康診断・親猫の遺伝子検査・ワクチン・マイクロチップ・駆虫を実施したうえで子猫をお届けしています。気になる品種が見つかったら品種一覧ページや子猫一覧からご確認ください。お迎えの流れやよくある質問、施設一覧、お客様の声もあわせてご覧いただけます。品種選びに迷ったら猫種診断ゲームで気軽に試してみるのもおすすめです。
ご質問・ご相談はいつでもどうぞ。ブリーダーとして、あなたに最もフィットする一頭と出会えるよう丁寧にサポートいたします。
出典・参考資料
- アニコム損保「2026年最新版『猫の名前&猫種ランキング』」(2026年2月発表・0歳猫54,764頭調査)
- CFA「Popularity that Purrs: Top Cat Breeds of 2026」(2026年3月25日発表)
- TICA「Discover Top Five Breeds」
- アニコム損害保険「家庭どうぶつ白書2025」猫種別の平均寿命(2023年度)(0歳時点の平均余命。猫は契約頭数の上位20品種。2026年10月にPDFを開いて確認)
- TICA 品種一覧ページ(表D掲載品種の一次出典)
- CFA「Ocicat Breed Standard」
- 品種ごとの体重:CFAとTICAの各品種ページ(表A・表B・表Dの本文中のリンク。ポンドからkgへの換算は小数1桁に四捨五入、2026年10月2日確認)
- 各品種の詳しい値段相場・性格・病気については、本文中でリンクしている品種別記事(マンチカン・ラグドール等の`-nedan`記事、ボンベイ・デボンレックス等の単独記事)を参照しています。
※ 記事内の画像はイメージです。実際にお迎えいただける子猫の写真は子猫一覧でご覧いただけます。










