FLOWENS CAT
猫種紹介2026-08-13 | 更新 2026-09-26

デボンレックスの性格・値段・かかりやすい病気【2026】

デボンレックスは値段31万〜60万円、寿命14年以上とされる希少猫種です。Flowens Catは取り扱いを見送っていますが、皮膚・心臓・筋肉に関わる遺伝的リスクを原因遺伝子レベルまで踏み込んで正直に解説。低アレルゲン説の真偽や健康リスクの少ない代替品種もご紹介します。

デボンレックスの性格・値段・かかりやすい病気【2026】

いまマンチカン・ラグドールなどの子猫75頭が家族募集中

¥70,000〜¥400,000(税込)| 写真と親猫の検査記録つき

取扱品種の子猫75頭を見る ›
目次ひらく(全16章)
  1. 01はじめに——Flowens Catがデボンレックスを取り扱わない理由から
  2. 02デボンレックスとはどんな猫?——特徴・性格・起源
  3. 03デボンレックスの値段相場——サイトによってバラバラな理由
  4. 04遺伝性ミオパチー——生後1か月ほどで分かる、あまり知られていない病気
  5. 05なぜカールした毛になるのか——毛を作る遺伝子の変異
  6. 06皮膚炎になりやすい理由——被毛の構造上の問題
  7. 07寒がりなのも被毛の構造が理由——低体温リスク
  8. 08心臓の病気について、正確に知っておきたいこと
  9. 09猫伝染性腹膜炎のリスクをめぐる数字と、その限界
  10. 10「デボンレックスは低アレルゲン」は本当か
  11. 11コーニッシュレックスとの違い
  12. 12なぜFlowens Catはデボンレックスを取り扱わないのか
  13. 13デボンレックスの魅力を、より健康な形で——代替品種4選
  14. 14よくある質問
  15. 15まとめ——デボンレックスの魅力とリスクを正直に
  16. 16参考文献・出典

ひとことで言うと: デボンレックスは値段31万〜60万円・寿命14年以上とされる希少種で、遺伝性ミオパチー(COLQ遺伝子)や皮膚炎になりやすい体質(被毛の構造)まで研究が進んでいます。Flowens Catは皮膚・心臓・筋肉のリスクが重なるため取り扱っていません。

はじめに——Flowens Catがデボンレックスを取り扱わない理由から

結論から先にお伝えします。Flowens Catはデボンレックスを取り扱っていません。皮膚・心臓・筋肉という、体の複数のシステムにまたがる遺伝的なリスクが重なっている品種だと考えているためです。

だからこそ、この記事は他のサイトとは少し違う内容になります。「大きな耳」「カールした毛」「犬みたいに人懐っこい」というかわいらしさの紹介だけでなく、その体を作っている遺伝子のレベルまで踏み込んで、正直にお伝えします。基本情報(特徴・性格・値段相場)から、筋肉・皮膚・心臓に関わる病気の仕組み、コーニッシュレックスとの違い、そして同じ魅力をより健康な形で実現できる4品種まで解説します。

なお、猫種選びで健康リスクを重視する方向けに、Flowens Catが実際に取り扱う品種一覧もあわせてご覧ください。


デボンレックスとはどんな猫?——特徴・性格・起源

結論から言うと、デボンレックスは大きな耳とカールした被毛が特徴的な、活発で人懐っこい中型の猫種です。

1960年、イギリス・デボン州で見つかった野良猫「Kirlee(キーリー)」が全個体の祖先とされています。当初は近隣で見つかっていたコーニッシュレックスと同じ系統だと考えられていましたが、交配試験の結果、原因となる遺伝子が異なることがわかり、別の品種として確立されました。TICA(The International Cat Association)のブリード基準では、体重はメス2.3〜3.2kg(5〜7lb)・オス3.2〜4.1kg(7〜9lb)、寿命は14〜17年以上とされています(TICA, Devon Rex Breed Standard)。

見た目の特徴は、卵型の顔・大きく低い位置についた耳・くっきりとした頬骨・細身でしなやかな体つきです。毛色・柄のバリエーションは非常に幅広く、ソリッド・タビー・ポイント・バイカラーなど、ほぼすべてのカラーパターンが認められています。

大きな耳とゆるくウェーブした被毛が特徴的なデボンレックス。ガードヘアがほとんどない独特の毛質を持つ

性格については「猫なのに犬みたい」と表現されることが多く、飼い主の後をついて歩く・肩に乗りたがる・遊び好きで学習能力が高いといった傾向がよく紹介されています。ここから先は、この品種を検討する上で本当に知っておくべき「なぜそうなるのか」の部分に紙幅を割きます。


デボンレックスの値段相場——サイトによってバラバラな理由

デボンレックスの値段相場は情報源によって31万円〜60万円台までばらつきがあり、これ自体が「流通量の少ない希少種である」ことを示すデータだと捉えています。

情報源提示されている値段相場
ねこのきもち(cat.benesse.ne.jp)31万円〜
withpety.com35万円〜50万円
petko.jp40万円〜60万円
同じ品種でここまで幅が出るのは、マンチカンやラグドールのように国内で流通頭数が多い品種と違い、デボンレックスは日本国内での繁殖・流通そのものが少なく、相場が定まっていないためだと考えられます。「相場」として一つの数字を鵜呑みにせず、実際に問い合わせる際は個体ごとの見積もりを確認することをおすすめします。

なお、Flowens Cat には「デボンレックスを探しているのですが、どこかにいませんか」といったお問い合わせをいただくことがあります。国内での取り扱いブリーダー自体が限られているため、入手性の面でもハードルが高い品種だと感じています。


遺伝性ミオパチー——生後1か月ほどで分かる、あまり知られていない病気

デボンレックスには、COLQという遺伝子の変異によって起こる先天性の筋肉の病気があることが、遺伝学的に特定されています。この事実まで解説しているサイトは、Flowens Catが確認した範囲ではほとんど見当たりませんでした。

spasticity(痙性)と呼ばれてきた病気の正体

デボンレックスには古くから「spasticity(痙性)」と呼ばれる、原因不明の脱力発作が報告されていました。2015年、Gandolfiらの研究チームがこの病気の原因を突き止めています(Gandolfi B et al., 2015, *Animal Genetics*)。原因はCOLQという遺伝子の変異で、神経と筋肉のつなぎ目(神経筋接合部)に必要なタンパク質を正しく作れなくなることで発症します。この仕組みは、UC Davis獣医遺伝学研究所(VGL)が提供するDNA検査でも「先天性筋無力症候群(Congenital Myasthenic Syndrome, CMS)」として扱われています。

どんな症状が出るのか

報告されている症状は次のようなものです。

  • 生後およそ3週齢から症状が現れ始める
  • 興奮したり運動したりした後に、後ろ脚や前脚に力が入らなくなる
  • 前脚を物に乗せかけて体を支える、「dog-begging」「chipmunk」と呼ばれる独特の姿勢を取る
  • 発作的な脱力を繰り返しながらも、日常のほとんどの時間は普通に過ごせる個体が多い

保因率と遺伝のしくみ

この病気は常染色体劣性遺伝で、両親がともに変異遺伝子の保因者だった場合に、その子猫が発症する可能性があります。Gandolfiらの研究では、調査対象となったデボンレックスのうち8頭が保因者と判定され、保因率は約2.0%(およそ50頭に1頭)と推定されています(スフィンクスでも1頭が保因者と判定)。一方、デボンレックス・スフィンクス以外の350頭以上の猫では、この変異は一頭も検出されませんでした。つまり、この変異は品種特異的なものだと考えられています。

UC Davis VGLでは、この変異を調べるDNA検査(Sphynx and Devon Rex CMS)が実際に提供されています。繁殖を検討する場合、この検査結果を確認できるかどうかは重要な判断材料になります。

飼い主に寄り添う細かい巻き毛のデボンレックス


なぜカールした毛になるのか——毛を作る遺伝子の変異

デボンレックスの特徴的なカールした被毛は、KRT71という毛を作るケラチンの遺伝子に起きた変異が原因だと特定されています。

通常の猫の被毛は、まっすぐで硬い「ガードヘア(上毛)」と、柔らかい「アンダーコート(下毛)」の二層構造でできています。2010年に発表されたGandolfiらの研究(*Mammalian Genome*)によると、デボンレックスはKRT71遺伝子に複雑な変異(re対立遺伝子)を持っており、ガードヘアがほとんど欠損し、アンダーコートも短く細くなります。この構造の違いが、あの独特のカールした被毛を生んでいます。

UC Davis VGLはこの変異を調べるDNA検査(Sphynx and Devon Rex Coats)も提供しています。同じKRT71遺伝子の変異が、スフィンクスの無毛にも関わっていることがわかっている点は興味深いところです。

この「ガードヘアがほとんどない」という被毛の構造は、単に見た目の特徴にとどまらず、次に説明する2つの体調面の課題ともつながっています。

デボンレックスの被毛のアップ。ガードヘアが少なくアンダーコートが目立つカール毛の質感


皮膚炎になりやすい理由——被毛の構造上の問題

デボンレックスが脂漏性皮膚炎になりやすいと言われる背景には、「毛質が特殊だから」という漠然とした説明ではなく、被毛が皮脂を全体に行き渡らせる機能(ワイキング)を担えていないという構造的な理由があります。

健康な猫の被毛は、皮脂腺から分泌された皮脂を毛全体に行き渡らせ、皮膚表面に過剰にたまらないようにする役割も持っています。ガードヘアがほとんど欠損しているデボンレックスは、この皮脂の分配機能がうまく働かず、皮膚表面や耳の中に皮脂が溜まりやすくなると考えられています。皮脂が溜まった環境は、マラセチアという常在酵母菌が増殖しやすい条件でもあります。

2009年に発表されたÅhmanらの研究(*Journal of Feline Medicine and Surgery*)では、近縁種であるスフィンクス32頭を調べたところ26頭(81%)からマラセチアが検出された一方、一般家庭猫の対照群10頭では0頭でした。同じ論文の中で、デボンレックスについても同程度の高い保菌率が報告されています。

さらに2007年、Åhmanらは脂漏性皮膚炎の症状があるデボンレックス6頭を対象に、抗真菌薬イトラコナゾールを投与するパイロット試験を行いました(*Veterinary Dermatology*)。投与前後で臨床スコアが有意に改善したことが報告されており、実際に治療手段が確立されつつあることを示しています。

もしデボンレックスを飼育する場合は、耳や皮膚のべたつき・においを定期的にチェックし、異常があれば早めに動物病院に相談することが、他の品種以上に重要になると考えます。

毛布に包まれて暖を取るデボンレックス。ガードヘアの少なさが寒さに弱い体質と関係していると考えられる


寒がりなのも被毛の構造が理由——低体温リスク

毛布にくるまって暖をとっているデボンレックス。大きな耳が目立つ

「デボンレックスは布団に潜り込みたがる甘えん坊」とよく紹介されますが、これは単なる性格の問題ではなく、被毛の構造による体温調節の弱さが関係している可能性があります。

ガードヘアは体温を保持する断熱材のような役割も担っています。このガードヘアがほとんど欠損しているデボンレックスは、一般的な猫に比べて体温を保持しにくいと考えられます。日向ぼっこを好む・毛布や布団に潜り込みたがるといった行動は、被毛の構造上の理由から生じている可能性がある、という視点を持っておくとよいでしょう。冬場の室温管理や暖かい寝床の用意は、他の被毛が豊かな品種以上に必要になります。


心臓の病気について、正確に知っておきたいこと

デボンレックスは肥大型心筋症になりやすい品種の一つとして紹介されることが多いですが、2026年時点でこの品種に特化した原因遺伝子やDNA検査は確立されていません。この点を正確に説明しているサイトは、Flowens Catが確認した範囲ではほとんどありませんでした。

猫の心臓病の中でもっとも多いとされる肥大型心筋症は、品種によって研究の進み具合が大きく異なります。たとえばメインクーンやラグドールにはMYBPC3という遺伝子、スフィンクスにはALMS1という遺伝子が原因の一つとして特定されており、それぞれ専用のDNA検査が確立されています。一方でデボンレックスについては、そうした品種特異的な原因遺伝子・DNA検査は、今回の調査時点では確認できませんでした。つまり「心筋症になりやすい」という表現は臨床現場での注意喚起としては意味がありますが、遺伝子検査で保因の有無を確認できる段階にはまだ至っていない、というのが正確な立ち位置です。

Flowens Catでは、実際に取り扱う9品種すべての親猫に、健康診断(視診・触診・聴診、獣医師署名の診断書)と遺伝子検査(全品種共通でPKD・肥大型心筋症2種・PK、品種によって追加項目)を実施しています。ラグドールのように原因遺伝子が特定されている品種ではこの検査で高い精度でリスクを把握できますが、デボンレックスは土台となる検査法自体がまだ確立されていないため、「注意が必要な品種」という漠然とした表現にとどまっているのが実情です。


猫伝染性腹膜炎のリスクをめぐる数字と、その限界

デボンレックスを含むレックス系の猫は、猫伝染性腹膜炎(FIP)の発症リスクが高いというデータがありますが、この数字を紹介するときは、サンプル数の少なさという限界も同時に伝えるべきだと考えています。

2006年にPesteanu-Somogyiらが発表した研究(*Journal of Feline Medicine and Surgery*)は、米ノースカロライナ州立大学附属動物病院の16年間・11,535頭分のカルテデータを分析したものです。この中で、レックス系(コーニッシュレックスとデボンレックスを合算したカテゴリー)は17頭中2頭(11.7%)が猫伝染性腹膜炎(FIP、Feline Infectious Peritonitis)を発症しており、混血猫の発症率0.35%と比較したオッズ比は38.29(95%信頼区間8.42〜174.15、P=0.002)という高い値でした。

ただし、この数字を見る際に見落としてはいけない点があります。この「17頭中2頭」という母数はコーニッシュレックスとデボンレックスを合算した、非常に少数のサンプルです。統計的に有意な差ではあるものの、この規模のデータだけで「デボンレックスはFIPになりやすい」と断定するのは、Flowens Catとしては誠実ではないと考えています。数字自体は一次資料に基づく信頼できるものですが、その限界まで含めて理解しておくことが大切です。


「デボンレックスは低アレルゲン」は本当か

「デボンレックスは低アレルゲン」という説明を見かけることがありますが、これは正確ではありません。

猫アレルギーの主な原因物質はFel d1というタンパク質で、猫の唾液腺・皮脂腺から分泌されます。これは毛の量とは独立した話で、被毛が少ない・カールしているからといってFel d1の分泌量そのものが減るわけではありません。

デボンレックスは抜け毛が少ないため、アレルゲンを含んだ毛が室内に舞いにくい可能性はあります。ただしこれは「アレルギー反応が起きにくくなる可能性がある」という話であって、「アレルギーが出ない」ことを保証するものではありません。猫アレルギーをお持ちの方がデボンレックスを検討する場合は、事前に短時間触れ合ってみる、かかりつけ医に相談するといった慎重な確認をおすすめします。


コーニッシュレックスとの違い

デボンレックスとコーニッシュレックスは、どちらもカールした被毛を持つ「レックス種」として並べて語られがちですが、由来も見た目の特徴も異なります。

もともとイギリスの近い地域で発見された経緯から、発見当初は同じ系統だと考えられていましたが、交配試験によって別々の変異による品種であることが確認され、それぞれ独立した品種として確立されました。

比較項目デボンレックスコーニッシュレックス
顔立ち卵型で頬骨がくっきり、耳が大きく低めほっそりとした卵型、耳がやや高い位置
被毛ガードヘアがほとんどなく、ゆるくウェーブする3層とも短く、より均一な波状のカール
体つき中型でしなやかよりほっそりとした体型
被毛のカールを生む原因遺伝子は、それぞれの品種で個別に特定されています。本記事はデボンレックスに関する一次資料の検証に絞っているため、コーニッシュレックス側の遺伝学的な詳細には立ち入りませんが、少なくともデボンレックスについては、カールの原因・遺伝性ミオパチーの原因がいずれも学術論文で特定されている、比較的研究の進んだ品種だと言えます。


なぜFlowens Catはデボンレックスを取り扱わないのか

皮膚・心臓・筋肉という、体の異なる3つのシステムにまたがるリスクが重なっている——これがFlowens Catがデボンレックスの取り扱いを見送っている理由です。

Flowens Catは関東を中心に複数拠点で、健康リスクの低さを重視して選んだ9品種の猫を扱っています。デボンレックスはここまで見てきた通り、皮膚・心臓・筋肉という複数系統のリスクが他の品種にはあまり見られない形で重なっているため、当キャッテリーとしては現時点で取り扱いを見送っています。

「デボンレックスを探しているのですが」というお問い合わせをいただいた際、当キャッテリーがまず伺うのは「デボンレックスのどんな魅力に惹かれていますか」ということです。求めている魅力によって、より健康リスクの低い品種でご期待に応えられることが多いためです。


デボンレックスの魅力を、より健康な形で——代替品種4選

デボンレックスに惹かれる理由は人によって異なります。「どの魅力」に惹かれているかによって、最適な代替品種は変わってきます。

マンチカン・ラガマフィン・ラグドール・サイベリアンなど、Flowens Catが取り扱う健康リスクの低い品種たち

「猫なのに犬みたい」な活発さが好きな方 → マンチカン

飼い主の後をついて歩く・遊び好き・学習能力が高いという「犬っぽさ」は、マンチカンにも共通して見られる特徴です。短い足がチャームポイントですが、脚の長さによる健康リスクは、股関節・脊椎の状態を確認しながら繁殖されている個体であれば大きな心配は少ないと当キャッテリーでは考えています。

「ぐったり甘えてくる」感じが好きな方 → ラガマフィン / ラグドール

抱き上げると体をゆだねてくる甘えん坊な性格は、ラガマフィンやラグドールの持ち味です。デボンレックスの「肩に乗りたがる」「そばを離れたがらない」という愛着の深さを求めている方には、この2品種が近いイメージを実現できます。なお、ラグドールは肥大型心筋症の原因遺伝子(MYBPC3)が特定されている品種で、Flowens Catでは親猫にこの遺伝子検査を実施しています。

カールした毛・大きな耳の見た目が好きな方 → サイベリアン

見た目の系統は異なりますが、サイベリアンは低アレルゲン性の観点で言及されることがある品種です。ただし、こちらも「低アレルゲン」を保証するものではなく、猫アレルギーの原因(Fel d1)は毛量と独立した話である点は、デボンレックスと同様の注意が必要です。実際に触れ合った上での判断をおすすめします。

品種ごとの詳しい特徴・健康管理の考え方は各品種ページでご確認いただけます。お迎えを具体的に検討される際は、お迎えの流れもご参照ください。


よくある質問

Q. デボンレックスは犬みたいってどういうことですか?

飼い主の後をついて歩く・肩に乗りたがる・遊び好きで学習能力が高いといった行動が「犬に近い」と表現される理由です。人懐っこさは魅力の一つですが、この記事で解説した通り、被毛や心臓・筋肉に関わる遺伝的な特徴も併せ持つ品種です。

Q. デボンレックスは猫アレルギーでも飼えますか?

猫アレルギーの主な原因物質(Fel d1)は唾液腺・皮脂腺から分泌されるため、毛の量が少ないことと直接は関係ありません。抜け毛が少ない分アレルゲンが室内に舞いにくい可能性はありますが、アレルギー反応が出ないことを保証するものではないため、事前に触れ合って確認することをおすすめします。

Q. コーニッシュレックスとの違いは何ですか?

どちらもカールした被毛を持ちますが、発見当初は同系統と考えられたのち、交配試験で別々の変異による独立した品種と確認されました。顔立ちや耳の位置、被毛のカールの質感が異なります。デボンレックスはカールの原因遺伝子(KRT71)や遺伝性ミオパチーの原因遺伝子(COLQ)が学術論文で特定されている品種です。

Q. 日本でデボンレックスは手に入りますか?ブリーダーはいますか?

国内での繁殖・流通頭数は他の人気品種に比べて少なく、値段相場も情報源によって31万円〜60万円台までばらつきがあります。Flowens Catには入手性についてのお問い合わせをいただくことがありますが、当キャッテリーでは取り扱っておりません。専門で扱うブリーダーを探す際は、遺伝子検査の実施状況を確認することをおすすめします。

Q. デボンレックスの値段はいくらくらいですか?

情報源によって31万円〜60万円台までばらつきがあります。これは流通頭数の少ない希少種であることを反映していると考えられます。実際に検討する際は、個体ごとの見積もりと、両親の遺伝子検査の実施状況を必ず確認することをおすすめします。


まとめ——デボンレックスの魅力とリスクを正直に

デボンレックスは、大きな耳とカールした被毛、そして「犬っぽい」と評される人懐っこさが魅力の品種です。同時に、そのカールした被毛は皮脂の分配機能の弱さや体温調節の苦手さと表裏一体であり、品種特異的な遺伝性ミオパチー(保因率約2.0%)、そして心筋症に関しては原因遺伝子・DNA検査がまだ確立されていないという事実まで含めて知っておくことが、後悔のない選択につながると考えています。Flowens Catはこうしたリスクを踏まえて取り扱いを見送り、代わりに同じ魅力をより健康な形で実現できる4品種をご紹介しました。

猫を迎える決断は、その子の一生に関わります。見た目の可愛らしさと同じくらい、遺伝子レベルでどこまで研究・検査が進んでいるかという視点を持っていただければ幸いです。代替品種の詳細は品種一覧から、Flowens Catの健康管理の考え方、よくある質問もあわせてご参考ください。


参考文献・出典

  1. Gandolfi B et al. (2015) "COLQ variant associated with Devon Rex and Sphynx feline hereditary myopathy" *Animal Genetics* 46(6):711–715. — https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26374066/ (全文: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4637250/)
  2. Gandolfi B et al. (2010) "The naked truth: Sphynx and Devon Rex cat breed mutations in KRT71" *Mammalian Genome* 21(9–10):509–515. — https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20953787/
  3. Åhman SE, Bergström K (2007) "Treatment of Malassezia pachydermatis-associated seborrhoeic dermatitis in Devon Rex cats with itraconazole – a pilot study" *Veterinary Dermatology* 18(3):171–174. — https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17470232/
  4. Åhman SE, Bergström K (2009) "Cutaneous carriage of Malassezia species in healthy and seborrhoeic Sphynx cats and a comparison to carriage in Devon Rex cats" *Journal of Feline Medicine and Surgery* 11(12):970–976. — https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19559635/
  5. Pesteanu-Somogyi LD, Radzai C, Pressler BM (2006) "Prevalence of feline infectious peritonitis in specific cat breeds" *Journal of Feline Medicine and Surgery* 8(1):1–5. — https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15994104/
  6. UC Davis School of Veterinary Medicine, Veterinary Genetics Laboratory「Sphynx and Devon Rex Congenital Myasthenic Syndrome (CMS)」検査ページ — https://vgl.ucdavis.edu/test/sphynx-and-devon-rex-cms
  7. UC Davis School of Veterinary Medicine, Veterinary Genetics Laboratory「Sphynx and Devon Rex Coats(KRT71)」検査ページ — https://vgl.ucdavis.edu/test/sphynx-and-devon-rex-coats
  8. UC Davis School of Veterinary Medicine, Veterinary Genetics Laboratory「Devon Rex」品種ページ — https://vgl.ucdavis.edu/breed/devon-rex
  9. TICA (The International Cat Association)「Devon Rex Breed Standard」— https://tica.org/breed/devon-rex/

※ 記事内の画像はイメージです。実際にお迎えいただける子猫の写真は子猫一覧でご覧いただけます。

#デボンレックス#デボンレックス 性格#デボンレックス 値段#デボンレックス 病気#デボンレックス 寿命#コーニッシュレックス 違い#低アレルゲン 猫#代替品種

うちで会える、近い雰囲気の子たちです

RECOMMENDED
サイベリアンの女の子 ブラウンタビー&ホワイトバン♀ 女の子

サイベリアンの女の子

#50004005 | ブラウンタビー&ホワイトバン

2026年01月12日生まれ(生後258日)

親猫検査✓健診書つき
¥80,000(税込)

HP限定1万円引き+キャリー

見学場所:埼玉県春日部市

この子の詳細を見る ›

マンチカンの男の子 レッドタビー♂ 男の子

マンチカンの男の子

#50004098 | レッドタビー

2026年02月16日生まれ(生後223日)

親猫検査✓健診書つき
¥80,000(税込)

HP限定1万円引き+キャリー

見学場所:埼玉県春日部市

この子の詳細を見る ›

マンチカンの女の子 シルバーパッチドタビー♀ 女の子

マンチカンの女の子

#50004150 | シルバーパッチドタビー

2026年03月08日生まれ(生後203日)

親猫検査✓健診書つき
¥70,000(税込)

HP限定1万円引き+キャリー

見学場所:静岡県沼津市

この子の詳細を見る ›

マンチカンの男の子 シルバータビー♂ 男の子

マンチカンの男の子

#50004198 | シルバータビー

2026年03月31日生まれ(生後180日)

親猫検査✓健診書つき
¥80,000(税込)

HP限定1万円引き+キャリー

見学場所:静岡県沼津市

この子の詳細を見る ›

マンチカンの女の子 ブルーパッチドタビー♀ 女の子

マンチカンの女の子

#50004224 | ブルーパッチドタビー

2026年04月13日生まれ(生後167日)

親猫検査✓健診書つき
¥90,000(税込)

HP限定1万円引き+キャリー

見学場所:千葉県茂原市

この子の詳細を見る ›

マンチカンの女の子 シルバーパッチドタビー♀ 女の子

マンチカンの女の子

#50004319 | シルバーパッチドタビー

2026年05月24日生まれ(生後126日)

親猫検査✓健診書つき
¥100,000(税込)

HP限定1万円引き+キャリー

見学場所:埼玉県春日部市

この子の詳細を見る ›

NEXT STEP

わからないことは見学で直接聞いてください!

答えるのは育てている本人です。見学は無料・事前予約制・その場で決めなくてOKです。

あわせて読む

コラム一覧へ →
募集中の子猫75頭FAQLINE相談