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【2026年版】毛の長い猫の種類と生まれる理由|長毛5品種の違いをブリーダーが解説

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【2026年版】毛の長い猫の種類と生まれる理由|長毛5品種の違いをブリーダーが解説

この記事の要点 — 猫の毛が長い・短いは、FGF5(線維芽細胞増殖因子5)という遺伝子の変異と「常染色体劣性遺伝」という仕組みで決まります(Kehler et al., 2007年、*Journal of Heredity*)。Flowens Catが実際にお迎えいただける長毛5品種——ノルウェージャンフォレストキャット・ラグドール・ラガマフィン・サイベリアン・ミヌエット(長毛タイプ)——は、同じ「長毛」でも毛質も値段(15万〜35万円)も大きく異なります。
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毛の長い猫を調べているあなたに、最初にお伝えしたいこと

「毛の長い猫」で検索すると、ペルシャ・メインクーン・ノルウェージャンフォレストキャットなど10品種以上をずらりと並べたカタログ記事に行き当たることがほとんどです。原産国や体重、毛色バリエーションが一覧になっていて、確かに「長毛種にはこんなに種類があるのか」ということはわかります。

ただ、そうした記事を読み終えたあとに残る疑問は変わりません。「結局、自分は実際にどの子を、どこで、いくらでお迎えできるのか」。多くのカタログ記事は、読者が実際に迎えられるかどうかを考慮せず、国内での流通がごくわずかな品種まで横並びで紹介しています。

Flowens Catは関東・中部の全国8拠点で常時140頭前後をお預かりしながら、長毛種を含む9品種を直接繁殖・販売しているブリーダーです。この記事ではまず、「なぜ猫には長毛と短毛がいるのか」を遺伝子のレベルまで踏み込んで解説します。この一次情報を紹介している国内記事は、今回調べた範囲では見当たりませんでした。そのうえで、当キャッテリーが実際にお迎えいただける長毛5品種——ノルウェージャンフォレストキャット・ラグドール・ラガマフィン・サイベリアン・ミヌエット(長毛タイプ)——に絞り込み、毛質の違いをブリーダーとして日々触れてきた実感で比較していきます。

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猫の毛が長い・短いは何で決まる? 遺伝子で読み解く「長毛」のしくみ

長い毛は遺伝子からと伝えるサーモン帯バナーとふわふわの長毛の子猫
長い毛は遺伝子からと伝えるサーモン帯バナーとふわふわの長毛の子猫

結論から言うと、猫の毛の長さは「FGF5」という1つの遺伝子の変異と、その伝わり方(劣性遺伝)によって決まります。「長毛種は寒い地域に適応して進化した」という説明はよく見かけますが、それは種としての大きな流れの話であり、目の前の1匹の子猫がなぜ長毛に生まれたのかを説明するものではありません。

毛の伸びを止める「ブレーキ」が壊れると長毛になる

猫の被毛は、成長期・退行期・休止期というサイクル(毛周期)を繰り返しながら生え変わっています。FGF5(線維芽細胞増殖因子5)という遺伝子は、この毛周期のうち「毛がどれくらい伸びたら成長を止めるか」を調整するブレーキのような役割を持っています。

このブレーキが正常に働いていれば、一定の長さで毛の成長は止まり、短毛になります。ところが、FGF5遺伝子に変異が起きてこのブレーキが利かなくなると、毛は成長を止めるタイミングを失い、伸び続けて長毛になります。

2007年に発表された学術研究(Kehler et al., *Journal of Heredity*, 2007年)では、26品種・380頭を超える猫の遺伝子解析が行われ、FGF5遺伝子に4つの独立した変異が存在することが確認されました。同じ「長毛」という見た目でも、原因となる変異のパターンは品種によって異なる場合がある、というのがこの研究の重要な発見です。

そして、もう一つ重要なのが遺伝の伝わり方です。この研究では、長毛の形質は常染色体劣性遺伝という形で受け継がれることが示されています。かみ砕いて言うと、父親と母親の両方から変異したFGF5遺伝子を1つずつ、合計2つ受け継いだ猫だけが長毛になります。片方の親からしか変異遺伝子を受け継がなかった猫は、遺伝子上は変異を「保因」していても、見た目は短毛のまま育ちます。

同じきょうだいで毛の長さが違うのはなぜ?ミヌエットに見る劣性遺伝

この仕組みを最も実感しやすいのが、当キャッテリーで扱っているミヌエットです。ミヌエットはペルシャの長毛遺伝子を受け継ぐ品種で、同じ一腹の中から長毛タイプと短毛タイプの子猫が混ざって生まれることがあります。

これは、両親猫がそれぞれ変異遺伝子を1つずつ持つ「保因者」だった場合、生まれてくる子猫にどちらの遺伝子が組み合わさるかによって長毛になる子と短毛のままの子に分かれる、劣性遺伝の典型的な現れ方だと考えられます。

正直にお伝えすると、当キャッテリーでは一腹あたり長毛タイプと短毛タイプがそれぞれ何割生まれるかという出現比率までは記録・集計しておらず、実測データとしてお示しできるものではありません。ただ、同じ両親から生まれたきょうだいなのに、成長するにつれて毛の長さがはっきり違ってくるという場面は、ブリーダーとして日々の繁殖の中で実際に目にしてきました。「なぜうちの子だけ毛が長いんだろう」という素朴な疑問の答えは、まさにこの劣性遺伝という一般的な仕組みにあります。

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Flowens Catで実際にお迎えできる長毛5品種|体格差のある構成

出会えるのは5品種と伝えるサーモン帯バナーと立派な襟毛の長毛の子猫
出会えるのは5品種と伝えるサーモン帯バナーと立派な襟毛の長毛の子猫

Flowens Catでは、実際にお迎えいただける長毛種を5品種に絞り込んでご紹介しています。一般的な「長毛種図鑑」はペルシャ・メインクーン・ソマリ・ターキッシュアンゴラ・バーマンなど10〜36品種を横並びで紹介しますが、これらの代表的な長毛種は、いずれも当キャッテリーでは取り扱っておりません。

Flowens Catが実際にお迎えいただける長毛種は、以下の5品種です。大型4品種と、小型〜中型の1品種という体格差のある構成になっているのが特徴です。

品種体格被毛タイプ原産国
ノルウェージャンフォレストキャット大型(オス5〜8kg)ダブルコートノルウェー
ラグドール大型(オス7〜10kg)セミロングアメリカ
ラガマフィン大型(オス7〜10kg)セミロング〜ロングアメリカ
サイベリアン大型(オス6〜9kg)トリプルコートロシア
ミヌエット(長毛タイプ)小型〜中型(オス3〜4kg)ダブルコートアメリカ
大型4品種はいずれも成猫で5kgを超え、長毛種特有のボリューム感が際立ちます。一方でミヌエットは体格こそ小柄ですが、ペルシャ譲りの豊かな被毛を持ち、「大型は難しいけれど長毛の魅力は諦めたくない」という方の選択肢になります。

親猫には全品種共通で多発性嚢胞腎・肥大型心筋症2種・ピルビン酸キナーゼ欠損症の4種の遺伝子検査を実施し、品種によって追加の検査を行っています。ミヌエットはペルシャ由来のため、多発性嚢胞腎の検査を特に重視しています。詳しくは健康管理のページをご覧ください。

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5品種の毛質・触感の違いをブリーダーが比較する

触りごこちもそれぞれと伝えるサーモン帯バナーとシルクのような被毛の子猫
触りごこちもそれぞれと伝えるサーモン帯バナーとシルクのような被毛の子猫

競合の長毛種紹介記事の多くは、どの品種も「ふわふわ」「もふもふ」とひとまとめに表現しがちです。しかし、実際に日々の世話で5品種すべてに触れているブリーダーの立場から言うと、毛質・触感は品種ごとにはっきり違います。

品種触感の特徴衣類への付着
ラグドール絹のようになめらか。指通りが滑らかで引っかかりが少ない高い(繊維に絡みやすい)
ラガマフィンうさぎの毛のようにふわふわ・もちもち。空気を含んだような柔らかさ高い(絡みやすい)
サイベリアン撥水性の油分を帯び、しっとりとまとまる質感低い(衣類につきにくい)
ノルウェージャンフォレストキャットダブルコートでボリューム満点。芯のある張りを感じる高い(絡みやすい)
ミヌエット(長毛)ペルシャ譲りのふんわりとした被毛。体の小ささに対して被毛量が多い中〜高い

絹のようになめらかなラグドール

ラグドールの被毛は、セミロングでありながら手触りが非常になめらかです。毛の1本1本が細く、指の間をするすると通り抜けていく感覚があります。抱っこすると全身の力が抜ける「ラグドール特性」と合わせて、触れているだけで癒される質感です。詳しい性格はラグドールの性格解説でご紹介しています。

うさぎの毛のようなラガマフィン

ラガマフィンの被毛は、ラグドールと似た系統でありながら、より空気を含んだようなふわふわ感があります。当キャッテリーのスタッフの間でも「うさぎを撫でているみたい」という表現でよく話題になる質感です。毛量そのものも多く、抱き上げたときのボリューム感はひときわです。詳しくはラガマフィンの性格解説をご覧ください。

撥水油分で衣類につきにくいサイベリアン

サイベリアンの被毛は、他の長毛4品種と比べて明らかに手触りが異なります。撥水性の高い油分を帯びているため、しっとりとまとまりやすく、抜けた毛も衣類の繊維に絡みにくいのが特徴です。この特性は抜け毛が少ない猫ランキングでも触れていますが、長毛種の中では衣類への付着が目立ちにくい品種です。詳しい性格はサイベリアンの性格解説をご参照ください。

ボリューミーなノルウェージャンフォレストキャット

ノルウェージャンフォレストキャットの被毛は、5品種の中でも最もボリューム感が強いダブルコートです。アンダーコートが密に生えているため、触れると芯のある張りを感じます。北欧の厳しい気候に適応してきた品種だけあって、見た目にも触感にも「たくましさ」が表れています。詳しくはノルウェージャンフォレストキャットの性格解説をご覧ください。

ペルシャ譲りのミヌエット(長毛タイプ)

ミヌエットの長毛タイプは、ペルシャから受け継いだふんわりとした被毛が魅力です。体格は小柄ながら被毛のボリュームは豊かで、「小さな体に長毛種の魅力がぎゅっと詰まっている」という印象です。短毛タイプと比べると毛質はより柔らかく、抱き上げたときの密度感が違います。詳しくはミヌエットの性格解説でご紹介しています。

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長毛種は本当に抜け毛が多いのか? よくある誤解を整理する

長毛イコール抜け毛は誤解と伝えるサーモン帯バナーとトリプルコートの長毛の子猫
長毛イコール抜け毛は誤解と伝えるサーモン帯バナーとトリプルコートの長毛の子猫

「長毛種は抜け毛が多い」というイメージは半分正しく、半分は誤解です。毛の長さと、抜け毛が生活にどれだけ影響するかは、実は別の軸で決まります。

当キャッテリーが9品種を実際に比較した抜け毛が少ない猫ランキングでは、長毛種であるサイベリアンが9品種中4位にランクインし、抜け毛の生活影響は「少ない〜中」と評価しています。理由は、サイベリアンの被毛が撥水性の油分を帯びており、床に落ちた毛も塊になりやすく、掃除機で吸い取りやすいためです。同じ長毛でもノルウェージャンフォレストキャットやラグドールは毛が繊維に絡みやすく、衣類への付着という点では順位が下がります。

つまり「長毛だから抜け毛が多い」と一括りにするのではなく、どの長毛種を選ぶかによって暮らしへの影響は変わります。9品種すべての詳しい順位・早見表は抜け毛が少ない猫ランキングにまとめていますので、あわせてご覧ください。

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お手入れの頻度はどれくらい? 品種別の目安

長毛種のお手入れで最も気になるのがブラッシングの頻度ですが、5品種とも通常時は毎日が基本です。詳しい手順やブラシの選び方は猫のブラッシング頻度ガイドに譲り、ここでは長毛5品種の目安だけを簡潔にまとめます。

品種通常時換毛期
ノルウェージャンフォレストキャット毎日1日2回
ラグドール毎日1日1〜2回
サイベリアン毎日1日2回
ラガマフィン毎日1日1〜2回
ミヌエット(長毛タイプ)毎日毎日(丁寧に)
「長毛種は週に数回で足りるだろう」という認識でお迎えすると、毛玉ができやすくなるため注意してください。ブラシの選び方・嫌がる猫への対処法などは猫のブラッシング頻度ガイドで詳しく解説しています。

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夏の暑さ対策 長毛種の部屋は1〜2℃低めが基本

夏は涼しく整えると伝えるサーモン帯バナーと床でくつろぐ長毛の子猫
夏は涼しく整えると伝えるサーモン帯バナーと床でくつろぐ長毛の子猫

長毛種は被毛の断熱性が高いため、部屋の設定温度を標準より1〜2℃低めにするのが当キャッテリーの基本ルールです。「長毛だと夏はかわいそうなのでは」という心配の声もよくいただきますが、室温管理さえ整えれば過度に心配する必要はありません。

詳しい室温・湿度の管理は猫の夏のエアコン管理に譲りますが、当キャッテリーの複数施設ではノルウェージャンフォレストキャットやサイベリアンの部屋を、他の品種の部屋よりやや低めの室温に保つようにしています。サマーカットについては「必須ではないが、放熱を助ける目的で行われることがある」という程度に留め、検討する場合は必ずトリマーや獣医師に相談してから判断することをおすすめします。夏場の詳しい注意点は猫の夏のエアコン管理をご確認ください。

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長毛5品種の値段相場|月齢で下がる仕組みも解説

長毛種の値段は品種によって15万円〜35万円と幅があり、同じ品種の中でも月齢によって大きく変動します。

品種別の実勢価格帯

品種Flowens Cat 実勢価格帯
ラグドール20万〜35万円
サイベリアン20万〜35万円
ラガマフィン18万〜35万円
ノルウェージャンフォレストキャット15万〜30万円
ミヌエット15万〜35万円
この価格には1回目のワクチン接種が含まれており、表示価格以外に発生する必須費用は基本的にありません(2回目接種済みの子のみ+3,000円)。品種ごとの詳しい価格変動要因は猫の値段相場にまとめています。

ラガマフィンについては、国内のブリーダーが他品種と比べて少なく、業界全体の集計データそのものが存在しません。「ラガマフィンの相場を知りたい」というお問い合わせを多くいただくのは、まさにこのデータの空白が理由です。当キャッテリーの実勢価格が、実質的に参考にできる数少ない情報のひとつになっています。詳しくはラガマフィンの値段・費用解説をご覧ください。

ミヌエットは短足タイプが25万〜35万円、足長タイプが15万〜25万円ですが、長毛タイプはペルシャの雰囲気が増すことから人気が高く、価格が上振れしやすい傾向があります。詳しくはミヌエットの値段解説をご覧ください。

月齢が進むと値段は下がる(Flowens Cat 直近12ヶ月・実成約データ)

品種を問わず、子猫の値段を最も強く左右するのは月齢です。当キャッテリーの直近12ヶ月の実成約データでは、月齢と価格の相関係数はr=−0.59と、統計上「強い相関」とされる水準です。

お迎え時の月齢生体価格の中央値(全品種)
生後70日前後(お迎え適齢期)約22万円
生後150〜220日約10万円
生後220日以降約8万円
長毛種も例外ではありません。人気の生後2〜3ヶ月台は早くご縁が決まりやすく、月齢が進んだ子は価格を調整して新しいご家族を探すことになります。「値段が安い」のは品質ではなく月齢が主な理由である点は、猫ブリーダーが安いのはなぜ?でも詳しく解説しています。

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どの長毛種が自分に合う? タイプ別セレクトガイド

ここまでの内容を踏まえて、目的別に取扱5品種を整理します。気になる特徴があれば、該当する品種の詳細ページ・子猫一覧からご確認ください。

  • アレルギーが気になるが長毛は諦めたくない方サイベリアン。撥水性の被毛で衣類への付着が少なく、アレルギー物質Fel d 1の産生量が個体によって少ない傾向があります(個体差あり、事前の触れ合いを推奨)
  • 抱っこ好きな甘えん坊の大型猫が欲しい方ラグドールまたはラガマフィン。どちらも抱っこすると力が抜ける甘えん坊気質です
  • 「これぞ長毛種」というボリューム感を求める方ノルウェージャンフォレストキャット。ダブルコートの豊かな被毛が魅力です
  • 大型猫はスペース的に難しいが、長毛の魅力は諦めたくない方ミヌエット(長毛タイプ)。小柄な体格にペルシャ譲りの被毛を持ちます
  • 毛色の選択肢を広く見たい方ラガマフィン。あらゆる毛色・柄が認められており、取扱品種の中でも選択肢が豊富です

Flowens Catでは、いずれの品種も遺伝子検査・獣医師による健康診断を経た子猫のみをご紹介しており、60日間の生体保証も付いています。現在お迎えいただける長毛種の子猫は子猫一覧から品種別にご確認いただけます。

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よくある質問

Q. 毛の長い猫の種類はどれくらいありますか?

国際的な猫種登録団体で公認されている長毛種だけでも、ペルシャ・メインクーン・ノルウェージャンフォレストキャット・ラグドール・サイベリアン・ラガマフィン・ソマリ・バーマン・ターキッシュアンゴラなど20種類以上が知られています。Flowens Catでは、このうちノルウェージャンフォレストキャット・ラグドール・ラガマフィン・サイベリアン・ミヌエット(長毛タイプ)の5品種を実際にお迎えいただけます。

Q. なぜ猫には長毛と短毛がいるのですか?

FGF5という遺伝子の変異が原因です。2007年の学術研究(Kehler et al., *Journal of Heredity*)により、FGF5遺伝子の4つの独立した変異が「常染色体劣性遺伝」という形で長毛の形質を決定していることが、26品種・380頭を超える猫の解析から確認されています。両親それぞれから変異遺伝子を1つずつ受け継いだ猫だけが長毛になります。

Q. 長毛種は初心者でも飼えますか?

飼えます。ただし、短毛種と比べてブラッシングの頻度が高くなる点は事前に理解しておく必要があります。Flowens Cat取扱の長毛5品種はいずれも通常時は毎日のブラッシングが基本です。習慣化してしまえば、それ自体が猫とのコミュニケーションの時間になります。

Q. 長毛種は抜け毛が多いですか?

品種によります。長毛=抜け毛が多い、とは限りません。サイベリアンは長毛種の中では抜け毛の生活影響が比較的少なく、抜け毛が少ない猫ランキングでは9品種中4位です。一方、ノルウェージャンフォレストキャットやラグドールは毛が繊維に絡みやすく、衣類への付着は目立ちやすい傾向があります。

Q. 長毛種と短毛種、値段は違いますか?

品種によって傾向が異なります。ミヌエットの場合、長毛タイプはペルシャの雰囲気が増すことから人気が高く、価格が上振れしやすい傾向があります。一方でラグドール・ラガマフィン・サイベリアン・ノルウェージャンフォレストキャットはもともと長毛が標準の品種のため、毛の長さそのものによる価格差はほとんどありません。

Q. ミヌエットの子猫が長毛になるか短毛になるかは事前にわかりますか?

生まれたばかりの時点で確実に判別するのは難しく、成長とともに毛の長さがはっきりしてくるのが一般的です。ペルシャ由来の長毛遺伝子を両親からどう受け継ぐかによって決まるため、同じ一腹の中に長毛タイプと短毛タイプが混ざることがあります。お迎えのタイミングでご希望のタイプが決まっている場合は、事前にブリーダーへご相談ください。

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まとめ|「なぜ長毛なのか」を知ると、お迎えの視点が変わる

猫の毛が長いか短いかは、FGF5遺伝子の変異と常染色体劣性遺伝という仕組みで決まります。「寒い地域に適応して進化した」という説明の一歩先には、こうした遺伝子レベルのメカニズムがあります。

Flowens Catが実際にお迎えいただける長毛5品種は、同じ「長毛」でも毛質・体格・値段が大きく異なります。絹のようになめらかなラグドール、うさぎの毛のようなラガマフィン、撥水性で衣類につきにくいサイベリアン、ボリューム満点のノルウェージャンフォレストキャット、そして小柄な体にペルシャ譲りの被毛を持つミヌエット。どの子も、ブラッシングを習慣化すれば決して手に負えないケアではありません。

値段は15万円〜35万円が目安ですが、月齢によっても大きく変わります(生後70日前後で約22万円、生後220日以降で約8万円が中央値)。気になる品種が見つかったら、子猫一覧で現在お迎えいただける長毛種をご確認ください。品種選びに迷ったら、お迎えの流れよくある質問もあわせてご覧いただき、お気軽にお問い合わせください。

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出典

  1. Kehler, J.S. et al. (2007) "Four independent mutations in the feline fibroblast growth factor 5 gene determine the long-haired phenotype in domestic cats." *Journal of Heredity*, 98(6): 555-566. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17767004/ (全文: https://academic.oup.com/jhered/article/98/6/555/2188095

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