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この記事の要点:ミヌエットは甘えん坊でおだやかと言われますが、オスかメスかで性格が決まるとは言い切れません。確かめられた差は体の大きさ(12週でオス1,080g・メス959g)。性格は見学で1頭ずつ見るのが確実です。「ミヌエットの性格は、オスとメスでどう違うの?」と迷う方は多いと思います。ネットでは「オスは甘えん坊、メスはマイペース」という言い方をよく見かけます。ただ、この言い方は、数字で確かめられた話として出ているわけではありません。
この記事は、ブリーダーとして子猫を毎日見ている立場から、「よく言われていること」と「当社の記録で確かめられたこと」を分けて書きました。迎える子を選ぶ前に、オスかメスかで悩んでいる方のための記事です。
ミヌエットの性格は?|甘えん坊でおだやかと言われる理由

ミヌエットの性格は、「人のそばにいたがる甘えん坊」と「おだやかで遊び好き」の2つで言われることがほとんどです。
ミヌエットは、足の短いマンチカンと、おっとりした長毛のペルシャをかけ合わせて生まれた猫です。そのため、ペルシャ側の「ひざの上でゆっくりする」ところと、マンチカン側の「遊ぶのが好き」なところを合わせた猫、と説明されます。よく言われる特徴を並べると、次のとおりです。
- 人のそばが好き。 飼い主さんの動きについて回り、ひざの上でうとうとする子がいます
- おだやか。 突然かんだり、強くひっかいたりすることは少ない、と言われます
- 遊び好き。 子猫のころは特に、短い足で家の中を探検します
- 新しいことに慣れやすい子もいる。 来客や新しい環境への慣れ方は、1頭ずつ違います
これはどれも「そう言われる」という話で、全部の子に当てはまるわけではありません。鳴き声も同じで、静かと言われるのはペルシャ系の見立てが元になっています。実際は1頭ずつ違うので、ミヌエットは鳴く?の記事にまとめました。
当社は、子猫が生まれたときから毎日のお世話で触れ合っています。一方で、「当社の子はこういう性格が多い」と数字で言えるほどの記録は取っていません。そのため、この記事では性格の傾向を言い切らず、「言われていること」として書いています。
オスとメスで性格は違う?|言われていることと、確かめられたこと
オスとメスで性格がはっきり違う、とは言い切れません。当社で確かめられた違いは、性格ではなく体の大きさでした。
よく言われること
よく言われるのは、「オスは甘えん坊で活発、メスはおっとりしてマイペース」という言い方です。これを本当だと思って選ぶ方もいますが、当社には、ミヌエットのオスとメスで性格に差があるという記録がありません。ですから、この言い方を決まりごとのように受け取らないほうが安全です。
確かめられたこと|体の大きさ
当社が確かめられたのは、子猫の体重の差です。ミヌエットの子猫を、その週ごとに測った体重の「真ん中の子」(軽い順に並べたまん中の子)で比べました。
| 生後 | オス 真ん中 | オス 頭数 | メス 真ん中 | メス 頭数 | オスがメスより重い割合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 生まれた日 | 99g | 437 | 95g | 429 | 約4% |
| 56日(8週) | 652g | 454 | 618g | 424 | 約6% |
| 84日(12週) | 1,080g | 142 | 959g | 135 | 約13% |
| 112日(16週) | 1,455g | 91 | 1,315g | 69 | 約11% |
| 140日(20週)※ | 1,942g | 38 | 1,636g | 38 | 約19% |
オスとメスの体重の差は、生まれた日はわずかで、3ヶ月ごろから開いていきます。「オスのほうが大きい」は、性格と違って数字で確かめられました。
「性格の違い」に見えるものは、手術のあるなしでも変わる
猫の福祉団体は、猫の去勢・避妊の手術は生後4か月ごろが目安で、早めに受けても成長や行動、健康の問題にならないと説明しています。そして、手術をしていないオスとメスは、次のように行動が変わります。
| 手術をしていない場合 | |
|---|---|
| オス | 広い範囲を歩き回る/においの強いおしっこで縄張りを示す(家の中でも)/けんかをしやすい |
| メス | 妊娠しないと約3週間ごとに、とても大きな声で鳴く時期がある |
選び方|性別より1頭ずつを見る
迎える子を選ぶときは、次のように考えると迷いにくくなります。
- 大きさを重視するなら、オス。 同じ週齢で、オスのほうが重い子が多い、という記録があります
- 性格は、性別より1頭ずつの違いが大きい。 同じ性別でも、よく動く子もいれば、じっと人のそばにいる子もいます
- 決め手は、見学で見たその子の様子。 次の節の見方で確かめられます
性格は親から受け継ぐ?|親猫の様子を聞く意味
猫の行動の違いのうち、4〜5割ほどは遺伝で説明できる、という調査があります。フィンランドの研究チームが猫5,726頭(40品種)の飼い主にアンケートをとり、ラグドール・メインクーン・トルコのヴァンの3品種で調べた結果です。
ここで大事なのは、この調査にミヌエットは入っていないことです。「ミヌエットも同じ割合」とは言えません。それでも、行動の個体差に親からの影響が大きく関わる、という見方があることから、親猫の様子を聞いておく意味はあります。
当社は、親猫の性格を記録に残していません。ただ、分かる範囲でブリーダーが口頭でお伝えしています。気になる点は、見学のときに聞いてください。
見学で性格を確かめる5つの見方

性格は、見学で子猫の様子を見て確かめるのがいちばん確実です。次の5つの場面を見ると、その子のくせが分かりやすくなります。
- 抱っこしたとき。 おとなしく身をあずけるか、すぐに降りたがるか。どちらが良い悪いではなく、ご家庭の好みで選びます
- おもちゃを見せたとき。 すぐ飛びつくか、少し見てから動くか。遊びの好みと、体を動かすのが好きな度合いが分かります
- 知らない人が近づいたとき。 近づいてくるか、様子を見るか、離れるか。来客の多いご家庭では参考になります
- 触ったあと。 もっと触ってほしそうにするか、すっと離れるか。さわられ方の好みが見えます
- ごはんの前後。 落ち着いて食べるか、そわそわするか。毎日の暮らしの様子が想像できます
見学は予約制です。スタッフがお待ちしてご案内できるよう、事前にご予約のうえご来店ください。見学は無料で、その場で決めなくても大丈夫です。遠い方は、オンライン見学もできます。
子猫は、環境が変わるとトイレを失敗することもあります。お迎えしたあとの数日は、うまくいかなくても慣れの途中と考えてあげてください。当社では、いま使っている猫砂をお渡しします。においのついた砂は、新しい環境に慣れる助けになります。
ミヌエットが向いている人・向かない人

人のそばにいたがる子が多いと言われるので、家にいる時間が長い方には合いやすいです。長時間の留守番が続く暮らしでは、寂しがる子もいます。
- 合いやすい暮らし。 在宅の時間が長い/家族で順番に遊べる/ひざの上で過ごす時間を楽しめる
- 工夫が要る暮らし。 毎日、長時間の留守番が続く/猫に無理に触ろうとする小さなお子さんがいる
留守番が長いご家庭は、猫の留守番の記事も参考にしてください。ほかの猫や犬、小さなお子さんとの相性は、1頭ずつ違います。ミヌエットだから合う、合わない、と決めつけず、同居する相手の性格も合わせて見てください。
甘えん坊な猫を選びたい方は甘えん坊な猫の記事、品種を比べて選びたい方は飼いやすい猫の記事もあわせてどうぞ。
迎える前に知っておきたいお世話の手間

ミヌエットを迎える前に知っておくとよい手間は、次の3つです。
- 遊ぶ時間。 毎日少しずつ、遊ぶ時間が要ります
- 毛の手入れ。 長毛タイプは、ブラッシングの手間がかかります(色と毛の関係は毛色の記事)
- 足の短い子への配慮。 高いところからの飛び降りは、関節の負担になります。低めのキャットタワーやステップが役に立ちます(病気は病気の記事)
当社は、子猫をお渡しするときに、ごはんの銘柄と量を伝え、飼育説明書も一緒にお渡ししています。迎えたあとに困ったときは、LINEでブリーダーにいつでも相談できます。
マンチカンとの性格の違いは?

「活発なマンチカン」と「おだやかなミヌエット」とよく言われますが、活発さの違いは1頭ずつ大きく違います。この記事ではこれ以上は比べません。起源、顔、毛、お世話、値段まで含めた2品種の違いは、マンチカンとミヌエットの違いの記事にまとめています。
当社のミヌエットの子猫について
当社は、ミヌエットの親猫に遺伝子検査を行っています。全品種共通で、多発性嚢胞腎(PKD)、肥大型心筋症(HCM)の2種類、ピルビン酸キナーゼ欠損症です。検査をするのは親猫で、子猫個体の検査はしていません。ミヌエットは、足の短い子どうしの組み合わせでは繁殖していません。
お渡しの前には、提携の獣医師が視診、触診、聴診をして、署名入りの健康診断書を1頭ずつ発行します。60日の生体保障も付いています。
いま会える子はミヌエットの品種ページから見られます。このサイトからお問い合わせのうえご成約の方は、お迎え価格から1万円引きとペットキャリーの特典があります(直販だからできるご案内です)。
よくある質問
Q1. ミヌエットは、オス(男の子)とメス(女の子)で性格が違いますか?
はっきり違うとは言い切れません。「オスは甘えん坊、メスはマイペース」という言い方はよく見ますが、当社にはその差を示す記録がありません。当社で確かめられた違いは体の大きさで、12週の真ん中の子はオス1,080g(142頭)、メス959g(135頭)でした。
Q2. ミヌエットは甘えん坊ですか?
甘えん坊でおだやかな子が多いと言われます。ただ、全部の子ではありません。抱っこが好きな子もいれば、そばにいるだけで満足する子もいます。見学で、抱っこやおもちゃへの様子を見て確かめるのがおすすめです。
Q3. おだやかな子は、どう見分けますか?
見学のときに、抱っこ、おもちゃ、知らない人が近づいたとき、触ったあと、ごはんの前後の5つの場面を見てください。何を良いと感じるかは、ご家庭の好みで変わります。
Q4. 留守番は大丈夫ですか?
短時間なら問題ない子が多いです。ただ、人のそばを好む子は、長時間の留守番が毎日続くと寂しがることがあります。お仕事で家を空ける時間が長いご家庭は、帰宅後に遊ぶ時間を取れるかも考えてみてください。
Q5. 子どもや先住の猫・犬と一緒に暮らせますか?
1頭ずつ違うので、ミヌエットなら大丈夫とは言えません。小さなお子さんには、猫を無理に抱き上げないことを教えてあげてください。先住の猫や犬がいる場合は、見学のときにその子の性格も合わせて相談できます。
Q6. 親猫の性格は教えてもらえますか?
当社は親猫の性格を記録していませんが、分かる範囲でブリーダーが口頭でお伝えします。気になることは、見学のときにお聞きください。
Q7. マンチカンとミヌエットは、性格がどう違いますか?
マンチカンは活発、ミヌエットはおだやかと言われますが、1頭ずつ違います。2品種の違い全体は、違いの記事にまとめました。
まとめ|性別より、見学で1頭ずつ確かめる
ミヌエットの性格は、甘えん坊でおだやかな子が多いと言われますが、オスかメスかで決まるとは言い切れません。当社の記録で確かめられた差は、体の大きさでした。性格は、見学の5つの場面で1頭ずつ確かめると、迎えたあとの「思っていたのと違う」を減らせます。
いま会えるミヌエットの子はミヌエットの子猫一覧からご覧ください。お迎えまでの流れはお迎えの流れ、気になることはよくある質問にまとめています。値段はミヌエットの値段の記事も参考にしてください。
出典
- Flowens Cat の子猫の体重の記録(ミヌエットのオス・メス別・週ごとの真ん中の子の体重)。数字はミヌエットの成猫は何kg?の記事の表と同じ。測った日は記録しておらず、その週に測った体重を集計。頭数が50頭未満の行は参考
- Salonen M, Vapalahti K, Tiira K, Mäki-Tanila A, Lohi H. Breed differences of heritable behaviour traits in cats. *Scientific Reports.* 2019;9:7949. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6538663/ (2026年10月21日に本文を確認。猫5,726頭・40品種のアンケート。遺伝の割合の推定は0.40〜0.53で、ラグドール・メインクーン・トルコのヴァンの3品種で算出。ミヌエットは含まれない。性別による行動の差は、この研究の結果としては報告されていない)
- International Cat Care「Neutering your cat」 https://icatcare.org/advice/neutering-your-cat/ (2026年10月21日に原文を確認。去勢・避妊の目安は生後4か月ごろ、手術をしていないオスの行動、手術をしていないメスが約3週ごとに大きな声で鳴くこと、早い手術が成長・行動・健康の問題にならないこと、手術後は太りやすいこと)
※ 記事内の画像はイメージです。実際にお迎えいただける子猫の写真は子猫一覧でご覧いただけます。










