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この記事の要点:ラガマフィンは「猫界のテディベア」と称されるほど温厚で、抱っこを好む子が多い大型長毛猫。ラグドールから独立した品種で、穏やかさと甘えん坊度は高めです。ただし抱っこ好きは、全頭に当てはまる約束ではありません。マンションでも多頭飼いでも飼いやすい品種として、Flowens Cat ブリーダーはおすすめしています。
ラガマフィンの性格は? — 5つのキーワードで解説

ラガマフィンの性格を一言で表すなら「全力で甘えてくる、おおらかな大型猫」です。体は大きくてもその気質は驚くほど穏やかで、抱っこされることを喜ぶ子が多い——これがラガマフィンを「猫界のテディベア」と呼ぶ理由です。ただし、どの子も抱っこ好きとは限りません。
ラガマフィンの基本データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 原産国 | アメリカ(1990年代にラグドールから独立) |
| 性格 | 温厚・甘えん坊・おおらか・人懐っこい |
| 体重(CFAの記述) | 成熟したオスは最大20ポンド(約9.1kg)、メスは15ポンド(約6.8kg)前後まで(kgは換算) |
| 被毛 | セミロング〜ロング(やわらかく、密で、絹のよう) |
| 寿命 | 平均14.2歳(保険会社の集計・2023年度。寿命の記事) |
| 鳴き声 | 穏やか・無駄鳴きが少ない |
1. 抱っこされるのを好む子が多い「テディベア気質」
ラガマフィンは、抱っこや膝の上でくつろぐのが好きな子が多い品種です。米国の血統登録団体CFAの品種紹介でも、「多くのラガマフィンは膝の上の猫でいることをいちばん喜び、お気に入りの人に何時間も寄り添う」とされています(原文:most RagaMuffins are happiest living up to their 'lap cat' role. They will snuggle up with their favorite person for hours.[CFA「RagaMuffin」])。「多くの」であって、全頭ではありません。すぐ降りたがる子や、抱き上げるまでの手順を嫌がる子もいるので、抱っこを迎える条件にしないでください。くわしくはラガマフィンは飼いにくい?の記事にまとめました。
2. おとなしく、攻撃性は低め
同じ団体の品種紹介は、ラガマフィンを、おとなしく、人が大好きで愛情深い猫とし、小さなお子さんのいる家庭にも、ひとり暮らしの人にも向くと書いています(原文:docile, people loving and affectionate/wonderful pets for families with small children)。興奮して爪を出したり噛んだりする行動は少なめな品種ですが、子どもが触るときは、大人が見守ってあげてください。
3. 飼い主の後をついてまわる「犬のような猫」
ラガマフィンは飼い主が部屋を移動するとついてきます。台所・洗面所・寝室——どこに行っても「一緒にいたい」という気持ちが行動に表れます。呼ぶと振り向いて近づいてくる子も多く、猫らしい一定の距離感よりも、常にそばにいることを好むのが特徴です。
4. 環境変化に動じない安定感
同じ団体の品種紹介は、ラガマフィンを「人をとても信頼する」猫としています。そのため、来客や引越しなどの環境の変化にも、落ち着いて過ごせる子が多いとされます。ただ、新しい家に慣れるまでの時間は一頭ずつ違います。最初の数日は部屋を限って静かに過ごさせ、様子を見ながら行動範囲を広げてあげてください。
5. 鳴き声が穏やかで無駄鳴きが少ない
鳴き声は柔らかく控えめです。空腹や遊びたいときに静かに鳴くのみで、長時間鳴き続けることはほぼありません。マンションや集合住宅での飼育にも向いている品種です。
ラガマフィンの性格早見表

| 特性 | 評価(5段階) | 補足 |
|---|---|---|
| 甘えん坊度 | ★★★★★ | 抱っこ・膝乗りを好む子が多い(個体差あり) |
| おとなしさ | ★★★★★ | おとなしく、攻撃性は低め |
| 活発さ | ★★☆☆☆ | のんびり屋・激しい運動は好まない |
| 鳴き声の少なさ | ★★★★☆ | 要求時のみ穏やかに鳴く |
| 留守番適性 | ★★★☆☆ | 1匹より2匹でお迎えが理想 |
| 多頭飼い適性 | ★★★★★ | 犬やほかの猫と過ごすのを楽しむとされる(個体差あり) |
| 子どもとの相性 | ★★★★★ | 子どものいる家庭にも向くとされる(触るときは大人が見守る) |
| 初心者向き度 | ★★★★☆ | 飼いやすい品種。ただし毛玉の手入れの見積もりは先に |
ラグドールとの性格・特徴の違いは? — 比較表で解説

ラガマフィンはラグドールから独立した品種のため、両者の性格は非常に似ています。しかし血統の分化により異なる点も明確に存在します。「どちらにしようか迷っている」という方に向けて、ブリーダーの視点で違いを整理します。
ラグドール vs ラガマフィン 違い比較表
| 比較項目 | ラグドール | ラガマフィン |
|---|---|---|
| 血統の成り立ち | 1960年代にアメリカで確立 | ラグドールから1990年代に分化 |
| 体格(CFAの記述) | オスは20ポンド(約9.1kg)に達する・超えることも珍しくない・セミロング毛 | オスは最大20ポンド(約9.1kg)・毛がより豊かでふっくら |
| 被毛の質感 | 絹のようにさらさら | やわらかく、密で、絹のよう(綿のような下毛は減点) |
| 毛色バリエーション | ポイント系が中心(カラーポイント・バイカラー等) | ポイント以外のほぼすべての毛色・柄が認められ、豊富(CFA) |
| 抱っこ | 名前の由来は「抱かれると脱力した」最初の猫ですが、いまの多くのラグドールの特徴ではありません | 抱っこや膝の上でくつろぐのが好きな子が多い。個体差あり |
| 遺伝性疾患 | HCM(肥大型心筋症)に要注意 | HCMリスクあり(同系統のため類似) |
| 入手しやすさ | 比較的流通が多い | 国内流通数が少なく専門ブリーダー限定 |
| 値段 | ラグドールの値段記事 | ラガマフィンの値段記事 |
オスとメスで性格に違いはある?

性格は、オスかメスかより、一頭ずつの違いのほうが大きいです。 迷ったら、性別より個体の気質を優先するのがおすすめです。
はっきり違うのは体の大きさです。CFAの記述では、成熟したオスは最大20ポンド(約9.1kg)、メスは15ポンド(約6.8kg)前後までとされています。大きさのくわしい目安は猫の大きさの記事にあります。
性格の方向性で迷ったら、性別よりも個体の気質と親猫の性格を重視することをおすすめします。当社では、親猫の性格を、分かる範囲で口頭でお伝えしています。
毛色によって性格は変わる?
毛色で性格が決まるわけではありません。 「ホワイトはのんびり」「レッドは活発」のように、毛色と性格を結びつけて言われることがありますが、性格は一頭ずつ違い、毛色で決まるものではありません。
性格は、ある程度、親から子へ受け継がれると言われます。子猫選びの参考として、当社では、親猫の性格を、分かる範囲で口頭でお伝えしています。どんな色に出会えるかと色の名前の読み方はラガマフィンの毛色の記事にまとめました。
多頭飼いへの適性は? — ラガマフィンは多頭飼いに向く子が多い

ラガマフィンは多頭飼いに向いている品種とされています。 CFAの品種紹介でも、「人をとても信頼し、犬やほかの猫と一緒にいるのを楽しむ」とされています(原文:RagaMuffins are very trusting and enjoy the company of dogs and other cats.[CFA「RagaMuffin」])。
ただし、相性には個体差があります。新しい猫を迎えるときは、同じラガマフィン同士やラグドールのような穏やかとされる品種どうしでも、時間をかけて少しずつ慣らしてください。
また1匹での長時間の留守番が続くと、甘えん坊な分だけ寂しさを感じやすい面があります。生活スタイルとして日中の外出が長い場合は、2匹でお迎えすることを強くおすすめします。2匹でいることでお互いが刺激になり、精神的な安定につながります。
多頭飼いをスムーズに始めるためのポイント
- 最初の1〜2週間は先住猫と新入り猫の部屋を分ける
- 互いのタオルやブランケットを交換して臭いを慣らす
- 最初の対面はガラス越しや短時間から段階的に行う
- フード皿・トイレは頭数+1個を基本に用意する
ラガマフィンは飼いやすい? — 初心者・マンション・子どもがいる家庭への適性

結論:ラガマフィンは、初めて猫を飼う方にも向きやすい品種です。 攻撃性の低さ・鳴き声の穏やかさ・環境への適応力の高さが、この品種の持ち味です。ただし、毛玉の手入れの見積もりと、抱っこの好みに個体差があることは、先に知っておいてください。
飼いやすい理由
- 攻撃性が低めで、子どものいる家庭にも向くとされる(触るときは大人が見守る)
- 鳴き声が穏やかで集合住宅でも近隣への配慮が少なくて済む
- 環境変化に強くストレスを溜めにくい
- 知らない人や来客にも比較的フレンドリー
注意が必要な点
- 被毛ケア: セミロング〜ロングの柔らかい毛ですが、品種の団体は「毛がもつれにくく、毎日の手入れは要らない。長い歯のくしで週1〜2回」と書いています。週1〜2回のブラッシングを土台に、毛玉のできやすい場所を毎日さっと触って確かめるのが続けやすい方法です。場所は、脇の下と後ろ足のあいだ(猫の福祉団体 International Cat Care が、こすれて毛玉ができやすい場所として挙げています)、そして長毛の猫でよく言われる耳のうしろ・お尻まわりです。迎える子の毛の絡み方は、ブリーダーに具体的に聞いてください。ブラッシングの頻度と方法は猫のブラッシング頻度ガイドで詳しく解説しています
- 体重管理: 大型猫のため太りやすく、肥満から関節に負荷がかかる。食事管理が大切
- HCM(肥大型心筋症): ラグドール系の品種と同様、遺伝性心臓疾患のリスクがある。信頼できるブリーダーから遺伝子検査済みの子猫を迎えることが重要。かかりやすい病気の詳細はラガマフィンの病気・健康管理もあわせてご覧ください
Flowens Cat では、親猫の遺伝子検査として HCM 関連の検査を全頭に実施し、子猫は提携の獣医師による健康診断を受けています。詳しくは健康管理のページをご覧ください。
ブリーダー視点 — ラガマフィンの「意外な一面」
「おとなしくて甘えん坊」というイメージが先行しますが、意外な一面もあります。
意外と遊び好き
おもちゃを見せると目を輝かせる子は多いです。激しく走り回るわけではありませんが、じゃらし棒・ボール・フェザーに反応して一定時間夢中になります。毎日少しずつ遊ぶ時間をつくると、気持ちの面でも満たされます。
「静かな要求」が上手
鳴いてアピールするより、飼い主の前にちょこんと座って見つめるスタイルで要求を伝えます。慣れてくると「目で語りかけてくる」感覚が育ち、飼い主とラガマフィンの間に独特の信頼関係が生まれます。
被毛のふわふわは触るたびに癒しになる
やわらかく、密で、絹のような手ざわりは、触るたびに癒しになります。もつれにくい毛ですが、脇の下や後ろ足のあいだには毛玉ができることもあるので、スキンシップを兼ねたグルーミングの習慣が飼い主側にも求められます。
よくある質問 — ラガマフィンの性格について
Q. ラガマフィンとラグドール、性格はどちらが甘えん坊ですか?
どちらも甘えん坊の気質で知られ、性格は非常に近い品種です。ラグドールは、抱き上げると脱力する「ラグドール特性」が名前の由来として有名ですが、いまの多くのラグドールの特徴ではありません。ラガマフィンも、膝の上でくつろぐのが好きな子が多いとされ、甘え方は一頭ずつ違います。
Q. ラガマフィンは1匹でお留守番できますか?
短時間(4〜6時間程度)は問題ありません。ただし甘えん坊な性格ゆえ、長時間の留守番が続くとストレスを感じやすい傾向があります。日中の外出が多い生活スタイルであれば、2匹でお迎えすることをおすすめします。お迎えの流れでも相談を受け付けています。
Q. ラガマフィンはどんな家庭に向いていますか?
甘えん坊な猫と密着して過ごしたい方・お子さんのいるご家庭・多頭飼いを検討している方・初めて猫を飼う方に向いています。逆に、猫が常にそばに来ることを苦手とする方や、こまめなブラッシングが難しい環境の方は事前に検討が必要です。
Q. ラガマフィンはペットショップで買えますか?
国内での流通数が非常に少なく、ペットショップではほぼ見かけません。専門のブリーダーから直接お迎えするのが一般的です。費用感はラガマフィンの値段記事をご参照ください。現在の子猫情報は子猫一覧でご確認いただけます。
Q. ラガマフィンの性格は毛色によって変わりますか?
いいえ、毛色で性格が決まるわけではありません。性格は一頭ずつ違い、親猫の気質と育ち方が関わると言われます。「こんな性格の子が欲しい」というご要望があれば、親猫の性格を分かる範囲でお伝えしますので、お気軽にご相談ください。どんな色に出会えるかと色の名前の読み方はラガマフィンの毛色の記事にまとめました。
Q. ラグドールの記事も読みたいのですが?
ラグドールの性格・特徴についてはラグドールの性格解説記事で詳しく解説しています。ラガマフィンと比較しながら読むと、自分に合った品種選びに役立ちます。
まとめ — ラガマフィンの性格とお迎えのポイント
ラガマフィンの性格は「温厚・甘えん坊・おおらか」の三拍子が揃った、大型長毛猫の魅力を余すところなく備えた品種です。ラグドールと非常に近い気質を持ちながら、毛色の豊富さと被毛のふわふわ感で独自の魅力を放っています。
お迎えにあたって最も重要な点を2つ挙げます。
- HCM遺伝子検査を実施したブリーダーから迎えること — ラグドール系の血統ゆえ同様のリスクがあります。詳細はラガマフィンの寿命と健康管理もご参照ください
- 週1〜2回のブラッシングと、毛玉のできやすい場所を毎日さっと触る習慣をつくること — もつれにくい被毛でも、毛玉の早めの発見が長い美しさにつながります
Flowens Cat では親猫の遺伝子検査と、獣医師による子猫の健康診断を経たラガマフィンの子猫をご紹介しています。ラガマフィンの子猫一覧では血統や繁殖方針の詳細をご確認いただけます。現在販売中の子猫は子猫一覧でご覧ください。ご見学・ご相談はいつでもお気軽にどうぞ。
※ 記事内の画像はイメージです。実際にお迎えいただける子猫の写真は子猫一覧でご覧いただけます。










