
目次ひらく(全11章)
この記事の要点:マンチカンは足が短いだけで、見た目はふつうの猫です。違いは足の長さと、品種ごとの頭や体の「型」。アメショ柄や青灰色の子もいます。ほかの品種との掛け合わせは、どちらの基準にも入らないミックスです。Flowens Cat は、マンチカンとアメリカンショートヘア、ブリティッシュショートヘアを扱うブリーダーです。この記事では、次の3つに答えます。
- 5品種とマンチカンは、見た目・体の形・大きさがどう違うか
- 「アメショ柄のマンチカン」「ブルーのマンチカン」は、ほかの品種なのか
- アメショなどとマンチカンを掛け合わせた子(ミックス)は、どうなるのか
当キャッテリーは、ミックスの子がごくまれにいることはありますが、基本は扱っていません。この記事は、ミックスを勧めるためではなく、純血の猫を選ぶ前の整理として書きました。ロシアンブルー・ベンガル・アメリカンカールは当キャッテリーで扱っていないので、近い雰囲気の品種は後の章で案内します。スコティッシュフォールドとの違いはマンチカンとスコティッシュフォールドの記事、ミヌエットとの違いはマンチカンとミヌエットの記事にあります。
マンチカンと5品種を比べる|違いは足と「見た目の型」

マンチカンは、足が短いこと以外は、ふつうの猫の見た目をしています。ほかの5品種は、頭の形・体つき・色まで、その品種らしい「型」が決まっています。違いの中心は、足の長さと、この型があるかどうかです。
次の表は、アメリカの猫の団体TICAがまとめた、品種の基準をもとにしました。品種の基準は、猫のショーで品種らしさを審査する決まりで、ペットとしての良し悪しを決めるものではありません。
| 品種 | 足 | 頭 | 色・毛 | 当キャッテリー |
|---|---|---|---|---|
| マンチカン | 短い | 丸みのある三角 | 色・柄は自由。短毛と長毛 | 扱っている |
| アメリカンショートヘア(アメショ) | 体に合う中くらい | 幅があり丸い。口もとは四角っぽい | 色・柄は自由(縞が多い)。短毛 | 扱っている |
| ブリティッシュショートヘア | 中くらいから短め | まん丸 | 色・柄は自由(青灰色が代表的)。短毛で密 | 扱っている |
| ロシアンブルー | 長くて細い | 平らな面が7つある三角 | 青(灰色)の1色だけ。短毛 | 扱っていない |
| ベンガル | 中くらい | 幅のある三角で、体に対して少し小さめ | 豹柄(スポット)か大理石柄(マーブル)の柄だけ。短毛と長毛 | 扱っていない |
| アメリカンカール | 中くらい | なめらかな三角。耳が後ろに反り返る | 色・柄は自由。短毛と長毛 | 扱っていない |
- 足が短いのは、マンチカンだけです。 ブリティッシュの足も、基準は「中くらいから短め」ですが、体に釣り合う長さです
- 色と柄が自由なのは、マンチカン・アメショ・ブリティッシュ・アメリカンカールです。 ロシアンブルーは青の1色、ベンガルは豹柄などの柄のものだけです
ブリティッシュ・ロシアンブルー・ベンガル・アメリカンカールは、基準が「この形」と決めているので、見た目で見分けやすい猫です。マンチカンは、足の短さのほかに決まった型が少ないので、ほかの品種に似た子がいます。次の章で、その理由を説明します。
「アメショ柄のマンチカン」「ブルーのマンチカン」はいる?

います。マンチカンの基準は、色も柄もすべて認めているので、アメショに似た柄の子も、青灰色の子もいます。見た目の柄や色では、品種は決まりません。
マンチカンの品種紹介は、足が短いことを除けば、ほかの猫と同じ、と書いています。基準も、毛は短毛も長毛もよく、色はすべてよいとしています。
「アメショ柄」は、銀がかった地に黒い縞やうず巻き状の模様が入る柄の呼び名で、品種名ではありません。アメショの基準も全色を認めていて、よくあるのが縞の柄というだけです。同じ柄は、マンチカンにも出ます。
「ブルーの猫」には、3種類います。
| 呼び名 | 意味 |
|---|---|
| ロシアンブルー | 青(灰色)の1色と短毛だけが基準の品種。足が長く、細身 |
| ブリティッシュの「ブルー」 | ブリティッシュの代表的な毛色。まん丸の顔で、がっしりした体 |
| ブルーのマンチカン | マンチカンの毛色のひとつ。足が短い |
| 見た目 | 実際に考えられること | 確かめる方法 |
|---|---|---|
| 銀がかった地に縞のある、足の短い猫 | 縞の柄のマンチカン。アメショとのミックスの可能性もある | 血統書の品種名、親猫の情報 |
| 青灰色の短毛の、足の短い猫 | ブルーのマンチカン、またはミックス。ロシアンブルーは足が長く、細身 | 血統書の品種名、親猫の情報 |
| マンチカンと言われたが、足が短くない猫 | 足の長いマンチカンもいる(足長マンチカンの記事) | 血統書の品種名 |
迎える前に、血統書の品種名がどう書かれているか、親猫の情報があるかを確かめてください。血統書の読み方は猫の血統書の記事にまとめています。
ブリティッシュとマンチカンの頭と体の形|同じ丸っこさでも基準は正反対

マンチカンもブリティッシュも丸っこく見えますが、基準が求める形は反対です。ブリティッシュはまん丸の顔とずんぐりした体が理想で、マンチカンはまん丸の頭と、ずんぐりした短い体を、基準で減点します。
| 項目 | マンチカン | ブリティッシュ | アメショ |
|---|---|---|---|
| 頭 | 丸みのある三角。まん丸の頭は減点 | まん丸。口もと・頭・ふくらんだ頬が「3つの円」 | 幅があり、頭は丸い。口もとは四角っぽい |
| 目 | クルミの形。丸い目は減点 | 大きくて丸い | 丸く、中くらいから大きめ。間が広い |
| 体 | ずんぐりでも細長くもない、中間の体つき。ずんぐりした短い体は賞が出ない | 首がほとんど見えない、ずんぐりした筋肉質の体 | 長さは中くらいで、長方形に近い。ずんぐりした体も、細長い体も減点 |
| 足 | 短い(前足も後ろ足も) | 中くらいから短め | 体に合う中くらい |
マンチカンの基準は、「公認された品種を小さくしたような見た目」の猫を失格にしています。マンチカンは、ほかの品種の足を短くした猫ではなく、ふつうの猫に足の短さが出た猫、という考え方です。
マンチカンの短い足は、足の長い骨が短く育つ遺伝子の変異で起きます。調べたブリティッシュは、この変異を持っていませんでした。ブリティッシュの「中くらいから短め」の足は、マンチカンの短い足とは関係のない足の長さです(変異の研究は、ミックスの章で詳しく書きます)。
大きさの違い|成猫の体重の目安と、子猫のころの重さ

マンチカンは小さめから中くらいの大きさで、ロシアンブルー・アメリカンカールとほぼ同じです。ブリティッシュとベンガルは、それより大きくなります。
体重の数字は、品種の基準の目安です。実際の猫は、個体差と、両親の体格で変わります。これらの数字は、去勢・避妊の有無や、太っているかどうかを分けて出したものではありません。数字の範囲に入っているかどうかで、健康は決まりません。
マンチカンとベンガルの数字は先に書いた団体の品種紹介から、ブリティッシュ・ロシアンブルー・アメリカンカールの数字は、アメリカの別の猫の団体CFAの品種紹介から取りました(1ポンドを0.4536kgとして換算)。
| 品種 | オス | メス |
|---|---|---|
| マンチカン | 約3.2〜4.5kg | 約2.3〜3.2kg |
| アメリカンショートヘア(アメショ) | 数字なし(中くらいから大型) | 数字なし(オスより小さめ) |
| ブリティッシュショートヘア | 最大で約7.7kg | オスよりやや小さい |
| ロシアンブルー | 約4.5kgを超えるのはまれ | 約2.3〜3.6kg |
| ベンガル | 約4.1〜6.8kg | 約2.7〜5.4kg |
| アメリカンカール | 約3.2〜4.5kg | 約2.3〜3.6kg |
- ブリティッシュのオスの最大(約7.7kg)は、マンチカンのオスの上限(約4.5kg)の約1.7倍です。 しかもブリティッシュは、成熟まで約3年かかります
- ロシアンブルー・アメリカンカールは、マンチカンとほぼ同じ体重の帯です。 ベンガルは、ブリティッシュに近い大きさまで育ちます
- アメショは、品種の基準に体重の数字がありません。 「約5kg」と書かれることもありますが、よく言われる目安として読んでください
子猫のころは、重さでほとんど見分けられません
当社の子猫の体重の記録では、生後8週(56日)の真ん中の子の体重(中央値)は、マンチカン638g、ブリティッシュ650gでした。差は約2%です。
| 品種 | 生後8週(56日)の中央値 | 生後12週(84日)の中央値 |
|---|---|---|
| マンチカン | 638g(1,526頭) | 1,002g(467頭) |
| ブリティッシュショートヘア | 650g(142頭) | 1,048g(60頭) |
| アメリカンショートヘア | 592g(32頭・参考の数字) | 頭数が少なく載せていません |
アメショ・ブリティッシュ・ロシアンブルー・ベンガル・アメリカンカールとの違い

5品種とマンチカンの違いは、足の長さ・頭と体の型・大きさの3つです。掛け合わせた子は、どの品種の基準にも入りません。品種ごとに、「どこが違うか」「掛け合わせるとどうなるか」「一緒に飼うとき」「当キャッテリーでは」の順に書きます。性格は一頭ずつ違うので、一緒に飼うときは、品種の紹介に書かれた方向を短く添えただけです。
アメリカンショートヘア(アメショ)とマンチカン
どこが違うか。 足の長さと、体の大きさです。アメショは中くらいから大型で、がっしりした長方形の体、足は体に合う長さです。見た目が似て見えるのは、縞の柄の子です。
掛け合わせるとどうなるか。 アメショの基準は、ほかの品種との掛け合わせを認めていません。アメショ×マンチカンは、どちらの基準にも入らないミックスです。
一緒に飼うとき。 どちらも、子どもやほかのペットのいる家庭に合う猫です。
当キャッテリーでは。 両方扱っています。純血の子猫を、アメリカンショートヘアとマンチカンの品種ページでご案内しています。アメショの性格はアメリカンショートヘアの性格の記事にあります。
ブリティッシュショートヘアとマンチカン
どこが違うか。 前の章のとおり、ブリティッシュはまん丸の顔とずんぐりした体、マンチカンは丸みのある三角の頭と足の短さです。大きさも、ブリティッシュのオスは最大で約7.7kgまで育ちます。
掛け合わせるとどうなるか。 ブリティッシュの基準も、ほかの品種との掛け合わせを認めていません。ブリティッシュ×マンチカンは、ミックスです。「健康上の大きな問題は出にくい」と書く記事もありますが、そう言い切ることはできません(理由は後の章で書きます)。
一緒に飼うとき。 ブリティッシュは、子どもや犬には寛容ですが、抱っこして連れ回されるのは好みません。マンチカンは、さわられたり抱かれたりに応じやすい猫です。抱っこの好みは、一頭ずつ違います。
当キャッテリーでは。 両方扱っています。ブリティッシュショートヘアとマンチカンの品種ページがあります。ブリティッシュの性格はブリティッシュショートヘアの性格の記事にあります。
ロシアンブルーとマンチカン
どこが違うか。 ロシアンブルーは、青(灰色)の1色と短毛だけが基準の品種で、足が長く細身です。穏やかで内気で、やさしい声の猫です。マンチカンは、人なつこく活発な猫です。青灰色の短毛だけで、ロシアンブルーとは決められません(前の「ブルーの猫」の表)。
掛け合わせるとどうなるか。 ロシアンブルーの基準も、ほかの品種との掛け合わせを認めていません。ロシアンブルー×マンチカンは、ミックスです。
一緒に飼うとき。 どちらも、子どもやほかのペットと暮らせる猫です。引き合わせの注意は、このあとの「よくある質問」と猫の多頭飼いの相性の記事にあります。
当キャッテリーでは。 ロシアンブルーは扱っていません。青灰色の短毛で穏やかな猫が目当てなら、ブリティッシュショートヘアが近い選択肢です。足の短さにも惹かれているなら、マンチカンは毛色が自由なので、青灰色の子もいます(いまの在庫は子猫一覧で確かめてください)。ロシアンブルー自体の性格はロシアンブルーの性格の記事にあります。
ベンガルとマンチカン|「ジェネッタ」とは
どこが違うか。 ベンガルは豹柄(スポットかマーブル)の筋肉質な猫で、オスの体重は約4.1〜6.8kgです。とても活発で、高いところにどんどん登る猫です。マンチカンより大きく、運動量も多い猫です。
掛け合わせるとどうなるか。 ベンガルとマンチカンを掛け合わせて育てられた猫を、「ジェネッタ」と呼びます。ベンガルの基準は、ほかの品種との掛け合わせを認めず、現代のベンガルは、ベンガルどうしの組み合わせだけで作ります。ジェネッタの足が短いのは、マンチカン由来の遺伝子のためです。2020年の研究で、ジェネッタの家系でも、同じ遺伝子の変異が短足と対応していました。
一緒に飼うとき。 順番を踏んで引き合わせれば、ほかのペットとも暮らせる猫です。よく動くので、遊ぶ時間と、登れる場所を用意してください。
当キャッテリーでは。 ベンガルもジェネッタも扱っていません。活発で遊び好きな猫が目当てなら、アメリカンショートヘアやサイベリアンが候補です。足の短さに惹かれているなら、マンチカンをご案内します。ベンガルの性格はベンガルの性格の記事にあります。
アメリカンカールとマンチカン|「キンカロー」とは
どこが違うか。 アメリカンカールは、耳が後ろに反り返る猫です。体はほっそりした長方形で、足は体に合う長さ。体重はマンチカンとほぼ同じ帯です。
掛け合わせるとどうなるか。 アメリカンカール×マンチカンから育てられた猫を、「キンカロー」と呼びます。短い足と反り返った耳をあわせ持ちますが、耳が巻く遺伝子と、足を短くする遺伝子は別のものです。値段や遺伝の見通しはキンカローの記事にまとめています。
一緒に飼うとき。 ほかの猫や、猫に慣れた犬と暮らすのも楽しむ猫です。
当キャッテリーでは。 アメリカンカールもキンカローも扱っていません。小さめから中くらいの大きさで、人なつこい猫が目当てなら、マンチカンが近い選択肢です。
アメショなどとマンチカンの掛け合わせ(ミックス)はどうなる?

アメショ・ブリティッシュ・ロシアンブルー・ベンガルとマンチカンのミックスは、どちらの品種の基準にも入りません。マンチカンの基準が掛け合わせの相手として認めているのは、品種として公認されていない家猫(短毛・長毛)だけだからです。
| 品種 | 基準が認める掛け合わせの相手 |
|---|---|
| マンチカン | 品種として公認されていない家猫 |
| アメリカンショートヘア(アメショ) | なし |
| ブリティッシュショートヘア | なし |
| ロシアンブルー | なし |
| ベンガル | なし |
| アメリカンカール | 品種として公認されていない家猫(もう一つの団体は、2015年1月1日より前に生まれた腹までに限る) |
ミックスから、新しい名前の猫が育てられた例はあります。ミヌエット(マンチカンとペルシャ系の掛け合わせ)、ジェネッタ(ベンガル)、キンカロー(アメリカンカール)です。掛け合わせを重ねて、別の名前の猫として育てられたもので、1回掛け合わせただけのミックスとは別のものです。ミヌエットは、当キャッテリーでも扱っています(ミヌエット)。
足の短い子は、どれくらい生まれる?
マンチカンの短い足は、足を短くする遺伝子の変異を、親から1本だけ受け継ぐと起きます。2本そろうと、生まれる前に育たなくなる可能性が高いと、2020年の研究は示しています。短足どうしを3回掛け合わせた記録では、生まれたのは短足7頭、足長2頭の計9頭でした。
この変異は、短足のマンチカン42頭すべてが持ち、足の長いマンチカン15頭と、ブリティッシュ・ベンガル・ロシアンブルーなどの猫203頭は持っていませんでした。足の短いミックスが生まれるのは、足の短いマンチカンの親から、この変異を受け継いだときです。
| 親の組み合わせ | 生まれる子(理屈の上で) |
|---|---|
| 足の短いマンチカン × ほかの品種(この変異を持たない猫) | 約半数が足の短い子、約半数が足の長い子 |
| 足の短い親 × 足の短い親 | 生まれる前に育たない子が出て、頭数が減る可能性がある |
| 足の長い親 × 足の長い親 | すべて足の長い子 |
ミックスの子の健康は?
ミックスだから丈夫、とは言い切れません。両方の親の品種が持つ心配が、子に渡ることがあります。親猫の検査結果が分からないミックスの子では、「問題が出にくい」と判断する材料がありません。
大事なのは、ミックスか純血かより、親猫の遺伝子検査の結果が分かるかどうかです。当キャッテリーは、繁殖に使う親猫の遺伝子検査をしています(子猫個体の検査はしていません)。
- 全品種の親猫: 腎臓の病気(多発性嚢胞腎)、心臓の病気2種類(肥大型心筋症)、貧血につながる病気(PK欠損症)を調べます
- マンチカンの親猫: 上の3つに加えて、骨の病気(骨軟骨異形成症)も調べます
- 心臓の病気で陽性だった親猫: 繁殖ペアから外しています
健康診断は、提携の獣医師が視診・触診・聴診で診て、獣医師の署名入りの診断書を1頭ずつ発行しています。検査や診断で分かるのは調べた範囲だけなので、お迎えのあとの体調で気になることは、動物病院に必ず相談してください。
ミックスの子を迎えるなら、血統書があるか、品種名がどう書かれるかを、迎える前に確かめてください。健康管理の全体は健康管理のページにあります。
「マンチカンは短命?ダメ?」の不安に答えます
保険に入っている猫の2017年の調査で、マンチカンの平均寿命は11.2歳でした。比べられた10品種のなかで、いちばん短い数字です。ただ、この数字だけでは、足の短さが理由かどうかは分かりません。
| 品種・分類 | 平均寿命 |
|---|---|
| マンチカン | 11.2歳 |
| アメリカン・ショートヘア | 13.5歳 |
| ロシアンブルー | 13.1歳 |
| 混血猫 | 14.3歳 |
| 猫全体 | 14.2歳 |
寿命の詳しい数字とシニア期の費用は、マンチカンの寿命の記事にまとめています。この記事では、「ダメな理由」を探すより、選ぶときに見る3つを挙げます。
- 親の組み合わせ。 短足どうしの掛け合わせではない子を選んでください。生まれる前に育たない子が出る心配を、組み合わせで減らせるからです
- 親猫の遺伝子検査。 検査の種類と結果を、ブリーダーに聞いてください。マンチカンの病気はマンチカンがかかりやすい病気の記事にあります
- お迎えのあとの体重。 当キャッテリーは、子猫の体重を基本的に週1回、ごはんの前に測り、お迎えのときに体重をお伝えしています。ご家庭でも、同じ条件で量って、増えているかを見てください
迷ったときの選び方と、当キャッテリーのご案内
迷ったら、何に惹かれているかで決めてください。性格は一頭ずつ違うので、品種の紹介の方向だけで決めきらないほうがよいです。
| 惹かれているところ | 選び方 |
|---|---|
| 足の短さ、遊び好きなところ | マンチカン |
| 縞の柄、どんな家庭にも合わせやすいところ | アメリカンショートヘア |
| まん丸の顔、どっしりした体 | ブリティッシュショートヘア |
| 青灰色の短毛 | ブリティッシュ。足の短さにも惹かれるなら、ブルーのマンチカン |
| 豹柄、活発さ | 当キャッテリーに同じ猫はいません。活発さなら、アメショやサイベリアン |
| 反り返った耳 | 当キャッテリーに同じ猫はいません。小さめの人なつこい猫なら、マンチカン |
いま掲載している子猫は、マンチカン・アメリカンショートヘア・ブリティッシュショートヘアの品種ページと、子猫一覧で見られます。値段は、品種ごとの記事に実際の成約価格でまとめています(マンチカン・アメリカンショートヘア・ブリティッシュショートヘア)。お迎えの手順はお迎えの流れにあります。
よくある質問
Q. アメショとマンチカンの違いは何ですか?
いちばんの違いは足の長さです。マンチカンは足が短く、アメショの足は体に合う中くらいの長さで、体も中くらいから大型でがっしりしています。色や柄はどちらも自由なので、銀がかった縞の子は見た目が似ます。足の短くないマンチカンは、見た目だけでは区別できません。決め手は、血統書の品種名です。
Q. アメショとマンチカンのミックスは、どんな猫ですか?
どちらの品種の基準にも入らない「ミックス」で、純血のアメショでも、純血のマンチカンでもありません。足が短くなるのは、足の短いマンチカンの親から遺伝子を受け継いだ子で、理屈の上で約半数です。当キャッテリーは、ミックスの子を基本は扱っておらず、純血のアメリカンショートヘアとマンチカンをご案内しています。
Q. ブリティッシュとマンチカンのミックスは、健康上、問題ありませんか?
「大きな問題は出にくい」と言い切ることはできません。親の品種それぞれの心配が、子に渡ることがあるからです。大事なのは、親猫の遺伝子検査の結果が分かること、足の短い猫どうしを掛け合わせていないことです。ブリティッシュはマンチカンよりずっと大きく育つので、体の大きさも見通しにくくなります。
Q. ロシアンブルーとマンチカンは、一緒に飼えますか?
はい、どちらも、ほかのペットと暮らせる猫です。ロシアンブルーは知らない相手には少し控えめなので、引き合わせは時間をかけてください。相性は、品種のほか、年齢や性別、引き合わせ方でも変わります。手順は猫の多頭飼いの相性の記事にあります。
Q. ベンガルとマンチカンのミックスは、何という猫ですか?
「ジェネッタ」と呼ばれる猫です。ベンガルとマンチカンを掛け合わせて育てられました。2020年の研究で、ジェネッタの家系でも、マンチカンと同じ遺伝子の変異が短足と対応していました。当キャッテリーでは扱っていません。
Q. アメリカンカールとマンチカンのミックスは、何という猫ですか?
「キンカロー」と呼ばれる猫です。短い足と、後ろに反り返った耳をあわせ持ちます。耳が巻く遺伝子と、足を短くする遺伝子は、別のものです。詳しくはキンカローの記事にあります。当キャッテリーでは扱っていません。
Q. ブルーのマンチカンは、ロシアンブルーですか?
いいえ。マンチカンは色が自由なので、青灰色の子もいます。ロシアンブルーは、青の1色と短毛だけが基準で、足も長く細身の品種です。足が短い青灰色の猫は、ブルーのマンチカンか、ミックスの可能性があります。決め手は、血統書の品種名と親猫の情報です。
Q. マンチカンは短命ですか?ダメな理由はありますか?
保険に入っている猫の2017年の調査で、マンチカンの平均寿命は11.2歳で、アメショの13.5歳より短い数字でした。ただ、足の短さが理由かどうかは、この数字から分かりません。「ダメ」と決めるより、親の組み合わせ、親猫の遺伝子検査、お迎えのあとの体重の3つを見て選んでください。詳しくはマンチカンの寿命の記事にあります。
まとめ|違いは足と型。ミックスは親の情報で読む
マンチカンは、足が短いだけの、ふつうの見た目の猫です。だから、アメショ柄やブルーの子もいて、見た目だけでほかの品種と区別できないことがあります。ブリティッシュ・ロシアンブルー・ベンガル・アメリカンカールは、基準が決めた型があり、アメショ・ブリティッシュなどとのミックスは、どちらの基準にも入りません。ミックスの子は、足の短い猫どうしを掛け合わせていないか、親猫の遺伝子検査の結果が分かるかで読んでください。
マンチカンに惹かれている飼い主さんは、純血のマンチカンの品種ページと子猫一覧をご覧ください。アメショやブリティッシュで迷っている方は、アメリカンショートヘア・ブリティッシュショートヘアのページもあります。
出典
- Flowens Cat の子猫の体重の記録(育成管理表の体重の欄。生後8週=56日はマンチカン1,526頭・ブリティッシュ142頭・アメリカンショートヘア32頭、生後12週=84日はマンチカン467頭・ブリティッシュ60頭の中央値)。子猫の体重の記事と同じ集計
- The International Cat Association(TICA)「Munchkin Breed Group Standard」 https://tica.org/wp-content/uploads/2024/02/mk.pdf (2026年10月5日に開いて確認。PDFの表記は「Munchkin Breed Group Standard, 05/01/2007」「Revised 120109」。掛け合わせの相手が「Domestic longhair/shorthair, not a member of a recognized breed」、色はすべて、頭は丸みのある三角で丸い頭と丸い目は減点、「Short, cobby body」は賞を出さない、「Appearance of being a recognized breed miniaturized」は失格であることを引用)
- TICA「British Breed Group Standard」 https://tica.org/wp-content/uploads/2024/02/BritishSHLH.pdf (2026年10月5日に開いて確認。「Permissible outcrosses: None」、頭は3つの円、「stocky, semi-cobby」の体、足は「medium to short」、色はすべてであることを引用)
- TICA「American Shorthair Breed Group Standard」 https://tica.org/wp-content/uploads/2024/02/as.pdf (2026年10月5日に開いて確認。「Permissible outcrosses: None」、色はすべて、頭は丸みがあり口もとが四角っぽいこと、体が「foreshortened and stocky」も細長いのも減点であることを引用)
- TICA「Russian Blue Breed Standard」 https://tica.org/wp-content/uploads/2024/02/rb.pdf (2026年10月5日に開いて確認。「Permissible outcrosses: None」、「Blue ONLY」、平らな面が7つの頭、足は長く細いこと、「gentle and shy, with soft, sweet voices」を引用)
- TICA「Bengal Breed Group Standard」 https://tica.org/wp-content/uploads/2024/02/bg.pdf (2026年10月5日に開いて確認。「Permissible outcrosses: None」、柄はスポット・マーブルなどだけであることを引用)
- TICA「American Curl Group Standard」 https://tica.org/wp-content/uploads/2024/02/ac.pdf (2026年10月5日に開いて確認。掛け合わせの相手が「Domestic longhair/shorthair, not a member of a recognized breed」、色はすべて、足は体に合う長さであることを引用)
- TICA の品種紹介ページ https://tica.org/breed/munchkin/ ・ https://tica.org/breed/american-shorthair/ ・ https://tica.org/breed/british-shorthair/ ・ https://tica.org/breed/russian-blue/ ・ https://tica.org/breed/bengal/ ・ https://tica.org/breed/american-curl/ ・ https://tica.org/breed/minuet/ (2026年10月5日に開いて確認。マンチカンの体重(メス5〜7ポンド・オス7〜10ポンド)、ベンガルの体重(メス約6〜12ポンド・オス約9〜15ポンド)、マンチカンが「足が短いことを除けばほかの猫と同じ」と書かれていること、ほかの猫やペットと暮らせるという各品種の紹介、ブリティッシュが「抱っこして連れ回されるのは好まない」と書かれていること、現代のベンガルがベンガルどうしの交配だけで作られること、ミヌエットがマンチカンとペルシャ系の掛け合わせから作られたことを引用)
- Cat Fanciers' Association(CFA)の品種ページ https://cfa.org/breed/british-shorthair/ ・ https://cfa.org/breed/american-shorthair/ ・ https://cfa.org/breed/russian-blue/ ・ https://cfa.org/breed/bengal/ ・ https://cfa.org/breed/american-curl/ (2026年10月5日に開いて確認。ブリティッシュのオスが最大17ポンドで成熟まで約3年、ロシアンブルーのオスが10ポンドを超えるのはまれでメス5〜8ポンド、アメリカンカールのメス5〜8ポンド・オス7〜10ポンド、各品種の「allowable outcross breeds」が none(アメリカンカールのみ「domestic longhair or shorthair for litters born before 1/1/2015」)であることを引用。アメショとベンガルのページに体重の数字はない)
- Struck AK, Braun M, Detering KA, Dziallas P, Neßler J, Fehr M, Metzger J, Distl O. A structural UGDH variant associated with standard Munchkin cats. *BMC Genet.* 2020;21. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32605545/ ・ https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7325026/ (PubMedの書誌で題名・著者・雑誌・年を、PMCの本文で数字を確認。変異が短足のマンチカン42頭すべてにあり、足の長いマンチカン15頭とブリティッシュ・ベンガル・ロシアンブルーを含む203頭の猫になかったこと、2本そろうと致死となる可能性が示されていること、短足どうしの3回の交配で短足7頭・足長2頭だったこと、ジェネッタの家系でも同じ変異が短足と対応したことを引用。アメショとアメリカンカールは、比べた203頭の品種に入っていない)
- アニコム損保「猫の品種別平均寿命データ」(家庭どうぶつ白書2017の数字、2017年12月15日発表、保険加入頭数上位10品種) https://www.anicom-sompo.co.jp/nekonoshiori/604.html (2026年10月5日に開いて確認。マンチカン11.2歳・アメリカン・ショートヘア13.5歳・ロシアンブルー13.1歳・混血猫14.3歳・猫全体14.2歳)
- Yahoo!知恵袋「マンチカンとアメリカンショートヘアーの違いについて」(2016年5月19日の質問) https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11159494811 (2026年10月5日に開いて確認。「区別は血統書のみ」という回答と、「異種交配が認められている」という回答があることを引用)
※ 記事内の画像はイメージです。実際にお迎えいただける子猫の写真は子猫一覧でご覧いただけます。










