猫の血統書はZCC・ICC・JCC・TICA・CFAの5団体が発行する。JKC(ジャパンケネルクラブ)は犬専門で猫は対象外。ACC(アジアキャットクラブ)は2024年3月にJCC(ジャパンキャットクラブ)へ改名済みで旧ACC書類も引き続き有効。先祖欄の赤字はキャットショーの受賞タイトル略号(CH.・GRC.・SGC.等)で、団体ごとに体系が異なる。---
【最初に確認】ACC血統書をお持ちの方へ——2024年3月の改名について

お迎えの際にACCの血統書を受け取った方、または「猫 血統書見方 acc」と検索してたどり着いた方に、まず最重要の情報をお伝えします。
アジアキャットクラブ(ACC)は2024年3月11日付でジャパンキャットクラブ(JCC)に改名しました。
運営主体は引き続き「中央ケネル事業協同組合連合会」が担っており、農林水産省・経済産業省・環境省の3省認可を受けた正規団体です(JCC公式)。改名は法人格の継続を伴うリブランドであるため、旧ACC名義で発行された血統書は現在も有効です。新規登録・名義変更の申請書類はJCC名義の書式に切り替わっています。
「自分の猫の血統書に『ACC』と書いてあるが大丈夫?」という心配は不要です。書類自体の証明力に変化はありません。名義変更や再発行を行う際は、JCC公式サイトから最新の申請書を入手してください。
なぜ「ACC」から「JCC」へ改名したのか
改名の経緯について正確に説明しておきます。「ACC(アジアキャットクラブ)」という名称・商標が、法人ではなく個人名義で登録されてしまっていたため、団体として事業を継続するうえで支障が生じる状況になりました。団体運営の法的安定性を確保するために新名称「JCC(ジャパンキャットクラブ)」で再出発したのが改名の実態です。運営母体・役員・活動内容は変わっておらず、名称変更のみです。
当キャッテリー Flowens Cat でもこの移行は直接影響があり、2024年以降の新規登録申請はすべてJCC名義で行っています。申請書の様式変更はありましたが、発行フローや費用感に大きな変化はありませんでした。
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猫の血統書とは——定義と記載内容を整理
血統書(けっとうしょ)の正式名称は「ペディグリー(Pedigree)」といい、その猫が「正式に登録された純血種である」ことを発行団体が第三者として証明する公式書類です。人間でいえば戸籍謄本に相当します。
ペットフード協会の2024年全国犬猫飼育実態調査によると、日本の猫の飼育頭数は915.5万頭。そのうち純血種の推定割合は約19.7%であり、8割以上の猫はミックスや雑種です。裏を返せば、純血種の子猫を迎える際には「この血統書が本当に何を意味するか」を正確に把握しておく価値が大きいといえます。
ペットとして猫を迎える日常生活では書類を積極的に使う機会はほぼありませんが、「品種の純粋性・繁殖履歴・健康リスクの透明性」という観点では、血統書の有無が子猫の背景を読み解く重要な指標になります。
血統書に記載される主な項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 登録番号 | 個体を一意に識別するID(団体による照合に使用) |
| 猫の正式名 | キャッテリー名 + 個体名(例:Flowens Cat Soleil) |
| 猫種・毛色・目の色 | 標準規格との照合に使用 |
| 生年月日・性別 | 年齢・繁殖適齢の確認 |
| 父猫・母猫の情報 | 各々の登録番号・名前・受賞タイトル |
| 祖父母・曾祖父母 | 3世代分の血統ライン |
| ブリーダー名・キャッテリー名 | 発行元の責任所在 |
| ショータイトル | CH.・GC.・SGC. など(後述の団体別比較表参照) |
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血統書の読み方ステップ1——世代ツリーの構造を把握する

血統書を開いたとき、まず目に入るのは右方向に広がる世代ツリーです。団体によってデザインは異なりますが、基本構造は共通しています。
``` 本猫 ── 父猫 ── 父方祖父 │ └── 父方祖母 └── 母猫 ── 母方祖父 └── 母方祖母 ```
実際の血統書では、この構造がさらに右に展開して曾祖父母(8頭)まで3世代が記載されます。左端が「この猫」、右に向かうほど先祖になります。曾祖父母まで同一猫種で統一されていることが、純血種として登録される最低条件です。
世代ツリーで近親交配を確認する方法
血統書の最大の活用法の一つが「インブリードの確認」です。同一個体名が世代ツリー上で複数回登場している場合、その個体が近親交配に使われていることを意味します。
たとえば、父方祖父と母方祖父の欄に同じ猫の名前が入っていれば、その2頭は「兄弟」または「父子」関係にある可能性が高い。これがインブリードのシグナルです。
当キャッテリーでは、同一個体名が3世代以内に2回以上登場しないことを繁殖選定の基準の一つにしています。過度な近親交配は遺伝的多様性を損ない、免疫機能の低下や遺伝疾患の発現リスクを高めることが知られているためです。個体群管理専門家・冨澤奏子氏(帝京科学大学非常勤講師)の解説によると、父親と娘の交配では悪影響を生む遺伝子が受け継がれる確率が最大25%に達するとされています。血統書を受け取った際は、先祖欄に同じ名前が繰り返されていないかを確認する習慣をつけてください。
一方、アウトクロス(異なる血統の掛け合わせ)が多い血統書は、各世代に異なる名前が並びます。どちらが良いかは繁殖の目的によって異なりますが、健康優先であればアウトクロス寄りの血統が望ましいとされています。
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血統書の赤字は何?タイトル略号5団体横断比較表

血統書の先祖欄に赤字で記されたアルファベットは、キャットショーでの受賞タイトルです。「CH」「GC」などの表記がありますが、これらの略号は発行団体によって体系が大きく異なります。特定団体の略号リストを載せているサイトはあっても、5団体を横断比較した記事は現時点でほとんど存在しません。
以下の比較表を参考に、手元の血統書の発行団体を確認してから読んでください。
タイトル略号 5団体横断比較表(2026年5月時点)
| タイトルレベル | ZCC(全国キャットクラブ) | ICC(インターナショナル) | JCC(旧ACC) | TICA | CFA |
|---|---|---|---|---|---|
| チャンピオン | CH. | Ch. | CH. | CH | CH |
| ダブルチャンピオン | DBL.CH. | Db.Ch. | — | — | — |
| トリプルチャンピオン | TR.CH. | Tr.Ch. | — | — | — |
| クワドルプルチャンピオン | — | Qd.Ch. | — | — | — |
| グランドチャンピオン | GRC. | Gr.Ch. | — | GC | GC |
| ダブルグランドチャンピオン | DBL.GRC. | Db.Gr.Ch. | — | — | — |
| トリプルグランドチャンピオン | TR.GRC. | — | — | — | — |
| スープリームグランドチャンピオン | — | — | — | SGC | — |
| ベビーチャンピオン | BABY CH. | — | — | — | — |
| 去勢・避妊済みクラス | — | — | — | — | PR. |
| リージョナルウィナー | — | — | — | RW | RW |
| ナショナルウィナー | — | — | — | NW | NW |
読み方のポイント:
- ZCCとICCはチャンピオン獲得を積み上げるたびに称号が変わる「積算型」。先祖欄の略号が細かく変化します。
- TICAとCFAは国際的に通用する称号体系で、SGC(スープリームグランドチャンピオン)やRW(リージョナルウィナー)は世界レベルの競技会での受賞を示します。
- JCC(旧ACC)はチャンピオン体系が比較的シンプルで、先祖欄の表記も CH. のみのケースが多い。
ZCC独自:BABY CH.(ベビーチャンピオン)について
比較表の中でZCC独自の「BABY CH.」が気になった方も多いかもしれません。これはZCCが設ける生後4〜8か月ほどの仔猫専用クラスで獲得できるタイトルです。成猫のCH.(チャンピオン)とは取得クラスが異なるため、血統書に「BABY CH.」と記載されていても成猫のチャンピオンタイトルとは別物として扱われます。先祖欄でこの表記を見つけた場合、その先祖が仔猫時代のショーで優秀と認められた猫であることを示しています。
当キャッテリーのお客様から「先祖の欄に『DBL.GRC.』と書いてあるけど何ですか?」というお問い合わせをいただくことがあります。「これはZCCでダブルグランドチャンピオンを獲得した猫です」とお伝えするとすっきりされます。略号を見れば、その先祖がどのレベルまで競技会で実績を積んだかが一目でわかります。
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血統書の読み方ステップ3——猫の「本名」と命名規則

血統書に記載された猫の名前が、普段呼んでいる愛称と全く違うことに気づく方が多くいます。これは「血統書上の正式名」と「家庭での呼び名」が別物だからです。
キャッテリー名 + 個体名 = 猫の本名
猫の正式名は「キャッテリー名(繁殖施設名)+個体名」で構成されます。
例:`Flowens Cat Soleil`
- `Flowens Cat` → キャッテリー名(当キャッテリーの登録名)
- `Soleil` → 個体の固有名(フランス語で「太陽」の意)
この形式は国際基準で、TICAやCFAに登録する際は英語表記が基本です。JCCやZCCなど国内団体では日本語併記の書類を発行するケースもあります。
命名規則の実際
TICAでは以下のルールがあります:
- 同キャッテリー内での重複禁止:同じキャッテリー名の下に、過去に登録された個体名を再利用できない
- 文字数制限:キャッテリー名を含む正式名全体に上限がある
- 数字・記号の混在には制限がある
Flowens Cat では個体名に光・星・季節・花をテーマにしたフランス語や英語の名前を付けることが多く、「Soleil(太陽)」「Lumière(光)」「Lumi(光 / フィンランド語)」などを使ってきました。血統書を受け取ったとき「この名前はどういう意味ですか?」と聞かれることも多く、命名の由来をお伝えするのもお迎えの際の楽しみの一つです。
血統書の本名が「面白い」とされる理由
SNSや動画サイトで「猫の血統書の本名が面白い」というコンテンツが広く見られます。これは、ブリーダーが個体名を工夫して付けるために生まれる現象です。由緒あるキャッテリーほど、系統ごとのテーマを決めて「A窩(ひとはら)はアルファベット順」「B窩はギリシャ神話」など命名ルールを持っているケースがあります。血統書を開いて先祖欄の名前を眺めると、その系統の繁殖哲学が垣間見えて面白いものです。
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JKCとJCCの違いは?猫の血統書はどこが発行する?
JKC(ジャパンケネルクラブ)は犬専門の団体で、猫の血統書は一切発行していない。 猫の血統書を発行するのはJCC・ZCC・ICC・TICA・CFAの5団体であり、「猫のJKC」に相当する一元的な国内機関は存在しない。
「血統書を調べると犬はJKCが出てきますが、猫もJKCですか?」という質問を、お客様からよくいただきます。答えは明確にノーです。JKCとJCCは1文字しか違わない略称のため混同しやすいですが、「K = ケネル(犬)」「C = キャット(猫)」と覚えると区別できます。
JKCとJCC・主要猫団体の比較表
| 比較項目 | JKC(ジャパンケネルクラブ) | JCC(ジャパンキャットクラブ) |
|---|---|---|
| 対象動物 | 犬のみ | 猫のみ |
| 設立 | 1949年 | 2024年3月(旧ACC改名) |
| 公的認可 | 農林水産省公認 | 農林水産省・環境省・経済産業省 3省認可 |
| 血統書発行 | 犬の血統書のみ | 猫の血統書のみ |
| 国際連携 | FCI(国際畜犬連盟)加盟 | 独自(アジア圏中心) |
| 公式サイト | jkc.or.jp | japancatclub.org |
「猫のJKCに相当する団体」はなぜないのか
犬界にJKCという一元的な国内団体が存在するのに対し、猫界には「これ一択」という一元的な国内管理機関がありません。これは日本固有の事情というより、猫のブリーディング文化の発展経緯に由来します。猫のショー文化はもともとTICA・CFAといった国際団体が主導しており、日本国内ではZCC・ICC・JCC(旧ACC)がそれぞれ独自に団体を立ち上げた歴史があります。結果として「複数の独立した国内・国際団体が並立する」構造になっています。
まとめると:
- JKC → 犬専門。猫に関係する書類は一切発行しない
- 猫に対応する一元的な「JKCに相当する団体」は存在しない
- 猫の血統書は ZCC・ICC・JCC・TICA・CFA のいずれかが発行している
- このうち国内団体はZCC・ICC・JCC(3省認可の正規団体)、国際団体はTICA・CFA
「猫の血統書が届いたが、JKCに問い合わせればいいですか?」という質問は、残念ながらJKCには猫の記録がありません。手元の血統書に記載された発行団体(ZCC・ICC・JCC・TICA・CFAのどれか)に直接問い合わせてください。
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ZCC・ICC・JCC・TICA・CFA——5団体の実務的な違いを比較
ZCC・ICC・JCCは日本・アジア圏中心の国内団体。TICAとCFAはオンラインで登録番号の照合ができる国際団体。 ペット目的なら証明力に差はないが、将来的にショーや繁殖を考えるなら選択が実務に影響する。
団体の「設立年・本拠地・通用度」だけの比較表はよく見かけますが、実際に血統書を取得・管理するブリーダーが気にするのは「手続きの実務的な差異」です。
団体別の実務的比較(2026年5月時点)
| 団体 | 国際通用度 | 日本国内普及 | 登録番号の照合 | 名義変更費用 |
|---|---|---|---|---|
| ZCC(全国キャットクラブ) | 日本・アジア | 高い | 非公開(問合わせ) | 要確認 |
| ICC(インターナショナルキャットクラブ) | 日本・アジア | 高い | 非公開(問合わせ) | 要確認 |
| JCC(旧ACC) | 日本・アジア | 非常に高い | 問い合わせ対応 | 約1,000〜2,000円 |
| TICA | 世界100か国以上 | 中程度 | オンライン照合可能 | 約7米ドル |
| CFA | アメリカ中心・世界的 | 中程度 | オンライン照合可能 | 要確認 |
国際通用度についても実務的な意味があります。TICAやCFAの血統書はヨーロッパや北米のキャットショーでもそのまま通用しますが、ZCC・ICC・JCCは日本・アジア圏のショーが主な活躍の場です。ペットとして飼う分には差はありませんが、将来的に繁殖や国際ショーへの出陳を考えているなら最初からTICA/CFA登録の猫を選ぶ方が選択肢は広がります。
CFA と TICA、日本ではどちらを選ぶべきか
「CFA と TICA のどちらを選べばいいか」は多くの飼い主が迷う点です。結論を先にお伝えします。
ペット目的(ショーなし・繁殖なし)であれば、CFAでもTICAでも実質的な差はありません。 どちらも国際的に権威ある団体の正規血統書であり、証明力に優劣はありません。
違いが生じるのは以下の場合です:
| 目的 | 推奨 | 理由 |
|---|---|---|
| ペットのみ(ショー・繁殖なし) | どちらでも差なし | 証明力は同等 |
| 国内キャットショーへの出陳 | TICAまたはZCC/ICC | 国内ショー数はTICA系が多い |
| 国際ショー(北米重視) | CFA | 北米のショー回路はCFAが主流 |
| 血統書の登録情報をオンラインで確認したい | TICA(tica.org) | tica.org の Cat Registry でリアルタイム照合可能 |
| 将来の繁殖登録を視野に | TICA | 日本のブリーダー登録はTICA経由が多数派 |
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申請費用の全団体横断比較表(2026年5月時点)
血統書の「費用感」について、一胎登録から名義変更まで横断的に整理されたサイトはほとんどありません。Flowens Cat がブリーダーとして実際に申請している経験をもとに、2026年5月現在の情報を整理します。
各団体の主な費用一覧
| 費用項目 | JCC(旧ACC) | ZCC | ICC | TICA | CFA |
|---|---|---|---|---|---|
| 猫舎号(初回登録) | 約5,300円 | 約5,000円 | 要確認 | 約$50〜 | 要確認 |
| 一胎子登録(1頭あたり) | 2,000円/頭(2024年6月〜一律) | 要確認 | 要確認 | 要確認 | 要確認 |
| 名義変更 | 約1,000〜2,000円 | 要確認 | 要確認 | 約$7 | 要確認 |
| 血統書再発行 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
JCCの費用について補足:2024年6月1日以降、一胎子登録料が年齢に関わらず一律2,000円/頭に変更されました。以前は月齢によって料金が変わっていたため、旧ACCや移行期の情報(「1,000〜1,500円」「月齢で異なる」など)はすでに古い情報です。インターネット上では旧料金のままの記事が複数見受けられますが、2024年6月以降は一律料金が適用されます。
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猫の血統書「あり」と「なし」の3つの違い
血統書の有無は日常のペット飼育にほぼ影響しないが、「繁殖登録の可否」「遺伝的背景の追跡」「価格差」の3点で実質的な違いが出る。 特に将来の繁殖や健康リスク確認を重視するなら、血統書付きを選ぶ意味は大きい。
血統書の有無が日常のペット飼育に直接影響することはほとんどありません。しかし、次の3点で実質的な差が生まれます。
1. 繁殖登録の可否
血統書なしの猫を繁殖に使っても、生まれた子猫を公認団体に登録することができません。「血統書付きの猫として販売できない」ということは、適正な価格での譲渡も難しくなります。Flowens Cat では、すべての親猫が登録済みであることを確認したうえで繁殖を行っています。
2. 遺伝的背景の追跡可能性
血統書には過去3世代の血統情報が記録されているため、近親交配の有無や特定遺伝疾患のキャリアが祖先に含まれていないかを事前に確認できます。ロイヤルカナンの資料(2023年7月公開)でも、純血種の健康管理において血統情報の追跡が重要であると指摘されています。血統書がない場合、こうした追跡が一切不可能になります。
3. 価格への反映
血統書あり・なしでは、同品種でも数万円単位で価格差が生じます。この価格差は「書類代」ではなく、健全な繁殖管理・適切な遺伝子検査・登録費用といったブリーダーの投資コストの反映です。猫の値段・相場の記事で品種別の詳細も解説しています。
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「血統書なし=雑種」は間違い——猫の分類を整理
「血統書がない=雑種」は正確ではない。 純血種でもブリーダーが登録申請を行わなければ血統書は発行されない。一方、ミックスや雑種には原則として血統書が存在しない。
「血統書がない=雑種」というのは正確ではありません。猫の分類を整理します。
| 分類 | 説明 | 血統書 |
|---|---|---|
| 純血種(血統書あり) | 認定品種・登録済み | あり |
| 純血種(血統書なし) | 登録申請していない純血種 | なし |
| ミックス | 2つの純血種の交配 | 原則なし |
| 雑種 | 品種不明の混血 | なし |
信頼できるブリーダーからの入手であれば実態上の問題が少ないケースもありますが、第三者機関による証明がないため、将来的な繁殖登録や健康保証の観点からリスクが残ります。
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偽造血統書の見分け方は?登録番号照合が最も確実

偽造血統書の最も確実な見分け方は「登録番号のオンライン照合」。 TICAとCFAは公式サイトで登録番号を入力するだけで本物かどうかを確認できる。ZCC・ICC・JCCは問い合わせ対応のため、キャッテリー名がブリーダー情報と一致するかを合わせて確認する。
猫の血統書には偽造品が流通しているケースが報告されています。特にSNSや個人売買サイトを通じた取引では注意が必要です。
偽造・不正血統書の主なパターン
- 内容改ざん:既存の本物の血統書をスキャンして、猫名・生年月日・毛色を書き換えたもの
- 別猫への転用:別個体の血統書をそのまま別の猫に付けて販売するケース
- 架空団体の発行:実在しない団体名や略称を使った自作書類
確認すべき5つのポイント
- TICAまたはCFAの血統書なら公式サイトで登録番号照合を行う(最確実)
- キャッテリー名がブリーダーの情報と一致しているか
- 書類の印刷品質・フォント・体裁が正規品と一致するか
- ブリーダーが登録団体の会員名簿に掲載されているか
- 健康診断書・ワクチン証明書など他の書類との整合性
ペットショップとブリーダーの違いでも触れていますが、キャッテリー名を持つ登録済みブリーダーから直接迎える場合、偽造書類のリスクはほぼゼロになります。Flowens Cat ではすべての子猫に発行団体正規の血統書を付けてお渡ししています。
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ブリーダー直販で血統書を受け取る流れ(Flowens Cat の場合)

ブリーダーから子猫を迎える場合、血統書はお迎え当日ではなく後日郵送が一般的。 登録団体への申請・発行までに数週間かかるため、目安はお迎えから3か月以内。正規ブリーダーからの入手なら偽造のリスクはほぼゼロ。
Flowens Cat をはじめとするキャッテリーから子猫を迎える場合、血統書は以下のフローで手元に届きます。
- 子猫の誕生・健康確認(生後〜4週)
- ブリーダーが登録団体に出生申請(生後2〜8週)
- 団体が血統書を発行・ブリーダーへ送付(数週間かかる場合あり)
- 血統書はお迎え後、後日郵送でお渡し(目安:お迎え後3か月以内)
- 所有者名がブリーダーのままの場合は名義変更可(ショー出陳・繁殖予定者のみ推奨)
血統書の発行タイミングは団体や手続きの状況により異なります。Flowens Cat では血統書はお迎え後に郵送でお届けしており(目安:3か月以内)、お渡し当日の書類一式とは別扱いになります。詳しくはお迎えの流れをご覧ください。
キャッテリーとは何かや初めて猫を飼う方向けガイドも合わせてご参照ください。
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よくある質問(FAQ)
Q1. ACC血統書を持っていますが、JCCになっても有効ですか?
有効です。ACC(アジアキャットクラブ)は2024年3月11日付でJCC(ジャパンキャットクラブ)に改名しましたが、旧ACC名義で発行済みの血統書は引き続き正式な証明書として通用します。名義変更や再発行が必要な場合は、JCC公式サイトから最新の申請書を入手してください。
Q2. 血統書に「DBL.CH.」「SGC」など聞いたことのない略号があります。何ですか?
発行団体によってタイトル略号の体系が異なります。「DBL.CH.」はZCCまたはICCの「ダブルチャンピオン」、「SGC」はTICAの「スープリームグランドチャンピオン」(最高位タイトルの一つ)です。上記の横断比較表で確認してください。
Q3. 血統書は名義変更しないといけませんか?
一般のペット飼育目的であれば名義変更は必須ではありません。ただし、キャットショーへの出陳や繁殖を検討している場合は、発行団体に入会して名義変更を行う必要があります。費用はJCCで約1,000〜2,000円、TICAで約7米ドルが目安です(各団体公式で要確認)。
Q4. 血統書を紛失した場合はどうなりますか?
発行団体に再発行を申請できます。ただし団体によって手数料・手続き方法が異なります。再発行には元の登録番号が必要なため、登録番号だけでもメモして保管しておくことをおすすめします。
Q5. 猫の血統書の本名はどうやって付けられますか?
「キャッテリー名+個体名」が基本形です。Flowens Cat では「Flowens Cat Soleil」のように、キャッテリー名に続けて個体名を付けます。TICAでは同キャッテリー内での重複禁止ルールがあり、一度使った個体名を再利用することはできません。ブリーダーによっては窩(ひとはら)ごとにテーマを決めて命名しているケースもあります。
Q6. JKCとJCCの違いは何ですか?猫もJKCに登録できますか?
JKC(ジャパンケネルクラブ)は犬専用の団体であり、猫の血統書は一切発行していません。猫に対応する団体はJCC(ジャパンキャットクラブ・旧ACC)・ZCC・ICC・TICA・CFAです。「JKC」と「JCC」は1文字違いで混同しやすいですが、K=ケネル(犬)・C=キャット(猫)と覚えると区別できます。猫の血統書の問い合わせはJKCではなく、手元の血統書に記載の発行団体に直接ご連絡ください。
Q7. CFA と TICA のどちらを選べばよいですか?
ペット目的(ショーなし・繁殖なし)であればどちらでも証明力に差はありません。将来的にキャットショーへの出陳を考えているなら国内ショー数の多いTICA系が便利です。北米での活動を想定するならCFA。また、TICAはtica.orgでオンライン登録照合ができる点でも利便性があります。なお、CFA↔TICA間の移籍は原則できないため、最初の選択が事実上固定されます。
Q8. 日本で猫の血統書を発行している団体はどこですか?複数あるのはなぜですか?
国内の主要団体はZCC・ICC・JCCの3つで、いずれも農林水産省など公的機関の認可を受けた正規団体です。これに国際団体のTICAとCFAを加えた計5団体が日本での血統書発行の主軸を担っています。犬界のJKCのような一元的な団体がない理由は、猫のショー文化が国際団体(TICA・CFA)主導で発展し、国内独自団体がそれぞれ並立する形で整備されてきた歴史によるものです。
Q9. マイクロチップと血統書は何が違いますか?
マイクロチップは個体識別のための物理的なデバイスで、迷子や盗難時の本人確認に使います。血統書は血統の記録・証明書類です。両者は目的が異なり、どちらか一方で代用できるものではありません。Flowens Cat では両方をセットで準備しています。
Q10. CFAとTICAどちらが日本では多く流通していますか?
日本国内では、ブリーダーの登録団体としてTICAが多数派です。ZCCやICCなどの国内団体が先に普及した経緯があり、国際団体ではTICAの方がCFAより日本での普及率が高い傾向があります。ただし、品種や地域によって異なるため、特定の品種のショーを目指す場合は出陳したいショーの主催団体を確認してから選ぶとよいでしょう。
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まとめ|血統書は「猫の履歴書」——手元の書類を読み解いてみよう
猫の血統書(けっとうしょ)は、猫種の純粋性・繁殖履歴・健康リスクの透明性を担保する重要な書類です。ただし「届いた封筒に入れたまま」にしておくのはもったいない。
- 世代ツリーを見れば、先祖に近親交配がないか確認できる
- タイトル略号を読めば、祖先がどのレベルのショー実績を持つ猫かわかる
- キャッテリー名と個体名の仕組みを知れば、猫の「本名」の由来が楽しめる
- JKCは犬専用。猫の血統書はZCC・ICC・JCC・TICA・CFAの5団体が発行している
なお、ACC発行の旧血統書は2024年3月のJCC改名後も有効です。旧ACCの血統書をお持ちの方も安心してください。
信頼できるブリーダーから血統書付きで迎えることの意味は、書類の価値だけでなく「その猫がどういう経緯でここにいるか」を3世代前まで遡って確認できる透明性にあります。Flowens Cat では、ブリーダー直販ならではの透明性で、すべての子猫に正規血統書・ワクチン証明書・健康診断書をセットでお渡ししています(関東5・中部3の全国8拠点で対応)。
現在お迎え可能な子猫は子猫一覧から、取扱品種の詳細は品種一覧からご覧ください。ご不明な点はよくある質問をご確認の上、お気軽にお問い合わせください。









