この記事の要点
キャッテリーとは猫の繁殖・飼育を専門に行う施設。「TICA公認」は存在せず正しくは「TICA登録」。動物取扱業登録(法的義務)とTICA/CFA登録(任意)は別制度。生後56日以上の引き渡しは動物愛護管理法上の義務です。---
キャッテリーとは? — 結論から言えば「猫専門の繁殖施設」
キャッテリー(cattery)とは、猫の繁殖・飼育を専門に行う施設のことです。 犬で言う「ケンネル(kennel)」に相当し、ブリーダーが運営する猫専門の繁殖場と理解するとわかりやすいです。
日本ではまだ一般には広まっていない言葉ですが、TICA(国際猫協会)やCFA(猫愛好家協会)といった国際血統登録団体に「登録」されたキャッテリーは、繁殖管理や血統書の発行資格を持つ施設です。ただし、この「登録」という言葉には重要な注意点があり、後のセクションで詳しく説明します。
子猫を迎えようとする方にとって「どのキャッテリーを選ぶか」はその後の猫との暮らし全体に影響する判断です。この記事では、キャッテリーの基礎知識から良い施設の見分け方・注意したい業者を避けるポイント・業界の内側にいるブリーダーだからこそわかる落とし穴まで、全国8拠点(関東5・中部3)を運営する Flowens Cat が正直にお伝えします。
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キャッテリー・ブリーダー・ペットショップの違いは何か?

キャッテリーは「施設」、ブリーダーは「人・事業者」、ペットショップは「小売店」です。 三者は役割が異なります。
| 区分 | 説明 |
|---|---|
| キャッテリー | 繁殖・飼育を行う施設そのもの。ブリーダーが運営することが多い |
| ブリーダー | 猫を繁殖させる人・事業者。キャッテリーを持つ場合と持たない場合がある |
| ペットショップ | キャッテリーやブリーダーから子猫を仕入れて販売する小売店。繁殖は行わない |
ペットショップとブリーダーの違いをさらに詳しく知りたい方はペットショップとブリーダーの違いもあわせてご覧ください。
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「TICA公認キャッテリー」は存在しない — 登録と公認の正確な違い

「TICA公認キャッテリー」「TICA認定ブリーダー」という表現は正確ではありません。 ここが、この記事で最もお伝えしたい核心です。ウェブを検索するとこれらの表現を見かけることがありますが、事実と異なります。
TICAもCFAも「いかなるキャッテリーも公認・認定していない」
TICAは公式に、いかなるキャッテリーも公認・認定していないという立場を取っています。TICAやCFAへの「登録」とは、猫舎号(キャッテリーネーム)を登録し血統書の発行資格を得ることです。施設の審査や品質の保証とは異なります。
Flowens Cat も TICA に登録しています。登録手続きそのものは書類と費用の支払いで完了するものであり、施設の実地検査や頭数制限の審査はありません。この事実をお伝えすることで「登録があれば安心」という誤解を解きたいと考えています。
「TICA登録」と「TICA Outstanding Cattery」の違い
TICAには「Outstanding Cattery(傑出した猫舎)」という、真の意味で審査を経た認定制度が存在します。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| TICA登録キャッテリー | キャッテリーネームを登録し血統書発行資格を取得。施設審査なし・任意 |
| TICA Outstanding Cattery | 獣医師による施設実地検査を受け、88点満点中75点以上を取得した施設のみ認定 |
CFAの「Cattery of Distinction」
CFAにも同様の上位認定制度として「Cattery of Distinction」があります。これはキャットショーでGrand Champion / Grand Premierを産出した頭数によって評価される制度で、Tier I(10頭)からTier X(350頭以上)の10段階が設定されています。繁殖品質の実績を客観的に示す指標です。
キャッテリーネームとは何か
TICA・CFAへの登録で取得する「キャッテリーネーム(猫舎号)」とは、人間の「姓」に相当する繁殖者識別コードです。猫の正式名称は「キャッテリーネーム + 個体名」で構成されます。たとえば「Flowens Cat Mikan」のように、血統書を見るだけで「誰が繁殖したか」が世界中で追跡できる仕組みです。
CFAのキャッテリーネームは現在10万件以上登録されており(2026年5月時点)、名称は12文字以内・人名や品種名・貴族称号は使用不可といったルールがあります。登録費用はCFAの場合、初回5年間で $100・更新5年間で $60・永久登録は $200 です(CFA Price List, Effective May 1, 2025)。
一般の方でも費用を支払えば取得できる登録である以上、登録の有無だけで品質を判断するのは危険です。
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動物取扱業登録とTICA/CFA登録は根本的に別物

「TICA登録があれば動物取扱業登録は不要では?」という誤解がありますが、この2つは全く別の制度です。 前者は日本の法律上の義務、後者は任意の団体登録です。
| 項目 | 動物取扱業登録(日本法) | TICA/CFA登録(国際団体) |
|---|---|---|
| 根拠 | 動物愛護管理法 | 各団体の会員規約 |
| 義務/任意 | 販売を行う場合は義務 | 任意(加入しなくても販売可) |
| 審査内容 | 施設基準・人員基準・帳簿管理 | 会員費支払 + 血統書発行資格の取得 |
| 未登録の罰則 | 100万円以下の罰金(動物愛護管理法) | 除名・血統書発行停止 |
| 確認方法 | 都道府県動物愛護センターの公開リスト | TICA/CFAのオンラインデータベース |
逆に、動物取扱業登録があってもTICA/CFAに登録していないキャッテリーは存在します。両方の登録がある施設は一定の透明性を持っていますが、それだけで「優良キャッテリー」と判断することはできません。
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良いキャッテリーを見分ける12項目チェックリスト

信頼できるキャッテリーかどうかは、見学・問い合わせ前にこの12項目で確認できます。 見学の予約前にこのリストを手元に置いておくことをおすすめします。
- [ ] 1. 見学を歓迎している — 施設を見せたがらないキャッテリーは、環境に問題を抱えている可能性がある
- [ ] 2. 清潔な飼育環境が保たれている — においの強さ・床や壁の汚れ・猫の毛並みで判断できる
- [ ] 3. 飼育頭数が適切 — 1施設あたりの頭数が多すぎると、個体ごとの管理が行き届かない
- [ ] 4. 親猫との対面が可能 — 親の体型・性格・健康状態を直接確認できる
- [ ] 5. 遺伝子検査の結果を開示できる — HCM(肥大型心筋症)・PKD(多発性嚢胞腎)など品種ごとのリスク検査の陰性証明
- [ ] 6. ワクチン接種・健康診断の記録が書面で存在する — 口頭のみの説明は要注意
- [ ] 7. 動物取扱業の登録番号が明示されている — 販売業者には法律上必須の登録
- [ ] 8. 健康保証の内容・期間が文書で明記されている — 先天性疾患に対する保証期間と対応方針
- [ ] 9. お迎え後の相談窓口がある — LINE・電話など継続的なサポート体制
- [ ] 10. 飼い主のレビュー・実績を確認できる — 口コミ・SNSでの実際の声、受賞歴や登録団体の記録
- [ ] 11. 生後56日(8週齢)以上での引き渡しを明示している — 2022年施行の動物愛護管理法により義務化。引き渡し日の記録を書面で確認できるか
- [ ] 12. 「TICA公認」「TICA認定」という表現を使っていない — 正確には「TICA登録」。誇大表現はキャッテリーの誠実さの指標になる
チェックリストを使って複数のキャッテリーを比較することで、業者の誠実さと管理水準を客観的に見極めることができます。
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56日齢規制の根拠 — 「社会化感受期」が法律に反映された理由

生後56日(8週齢)未満の犬猫の販売禁止は、2022年に動物愛護管理法の改正として完全施行されました。 なぜ「8週齢」なのかを知っている方は少ないと思います。
猫の社会化感受期は生後2〜9週齢
猫の行動発達研究によれば、猫は生後2〜9週齢の時期に、人・他の猫・環境への基本的な認知パターンを形成します。これを「社会化感受期」と呼びます。
この時期に複数の人間に接触し、さまざまな生活音に慣れ、安全な環境だと認識した猫は、成猫になってからも人に友好的に接することができます。逆にこの時期に親兄弟から引き離され、十分な社会化を受けられなかった猫は、成猫になってから人への恐怖心が固定しやすくなります。
56日齢は社会化感受期が終わりに近づく時期にあたり、「少なくともこの時期まで母猫・兄弟と過ごし、十分な社会化を経てから引き渡すべき」という科学的根拠が法律に反映されたものです。
当キャッテリーが見学時に感じること
当キャッテリーの見学にいらっしゃるお客様が「子猫が人懐こい」と驚かれることがあります。これは偶然ではなく、生後2週齢前後から担当スタッフが毎日子猫に触れ、声をかけ、生活音に慣れさせるという社会化のプロセスを丁寧に行っているためです。全国8拠点(関東5・中部3)の施設では、社会化の質を保つために頭数を意図的に絞り、スタッフが一頭一頭と向き合える環境を整えています。
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避けるべきキャッテリーの特徴 — 悪質な繁殖場を見抜くには
残念ながら、営利優先で猫の福祉を軽視した悪質な繁殖場が存在します。 以下の特徴が複数当てはまる場合は、慎重に判断してください。
| 危険な特徴 | なぜ問題か |
|---|---|
| 見学・施設公開を断る | 環境が劣悪で見せられない可能性が高い |
| 写真・動画のみで実物確認を避ける | オンライン詐欺や実態と異なる販売の疑い |
| 複数品種を大量に扱い、常時在庫がある | 繁殖を量産ビジネスとして行っている可能性 |
| 親猫の情報を開示しない・対面させない | 遺伝的背景が不明、親猫の健康管理が不十分 |
| 遺伝子検査・ワクチンの記録がない | 医療コストを省いて利益を優先している |
| 価格が品種相場より著しく安い | 検査・保証・社会化のコストを削っている |
| 「今だけ」「残り1頭」と急かす | 冷静な判断を妨げる販売手法 |
| 特商法表記がない・不完全 | 法令違反の疑い、トラブル時の対応が期待できない |
| 「TICA公認」「TICA認定」と名乗る | TICAは公認・認定制度を持たない。誇大表現の可能性がある |
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キャッテリー見学で必ずチェックすべきポイント

見学はキャッテリー選びで最も重要なステップです。 「雰囲気が良かった」で終わらせず、以下のポイントを具体的に確認してください。
施設環境
- においがきつくないか(アンモニア臭・排泄物の強い臭い)
- ケージや床が清潔で、水・食事が適切に与えられているか
- 猫たちに怯え・無気力・攻撃性がないか(過度なストレスのサイン)
- 空調・採光・広さが猫にとって適切か
子猫の状態
- 目やに・鼻水・下痢などの症状がないか
- 被毛の艶、体重、体型が月齢相応か
- 人に対して好奇心を示すか(社会化感受期に十分な人との接触があったかが反映される)
書類・記録
- ワクチン接種証明書(接種日・ワクチンメーカーが明記されているか)
- 遺伝子検査の結果報告書(品種ごとの検査項目:HCM・PKD等)
- 血統書(TICA・CFA等の登録団体が記載されているか)
- 動物取扱業登録証(販売業)
- 引き渡し日の記録(生後56日以上であることの確認)
見学の予約から当日の流れについてはお迎えの流れで詳しくご説明しています。
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動物取扱業登録の確認方法 — なぜ重要なのか?
動物取扱業登録番号がない業者への購入は避けるべきです。 日本では、動物を販売・繁殖・展示などの目的で業として扱う場合、都道府県への「動物取扱業」の登録が動物愛護管理法上必須です。
登録の確認方法は以下の通りです。
- 業者のウェブサイトを確認 — 「動物取扱業登録番号」が明記されているか
- 都道府県の動物愛護センターに問い合わせ — 登録業者リストは一般に公開されている
- 見学時に登録証の原本を確認する — 口頭や番号のみでなく証明書の提示を求めてよい
登録番号がない業者や、番号を尋ねたときに曖昧な返答をする業者は、違法営業の可能性があります。未登録での販売は100万円以下の罰金が科されます。
Flowens Cat の販売業者情報(動物取扱業登録含む)は特定商取引法に基づく表記でご確認いただけます。
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オンライン販売のみのキャッテリーは危険なのか?
一概に危険とは言い切れませんが、確認できる情報が限られるため、より慎重な見極めが必要です。
新型コロナウイルス流行以降、オンラインでの相談・仮予約を取り入れるキャッテリーが増えました。オンライン対応そのものは問題ではありませんが、「オンライン販売のみ・実物確認なし・施設の写真や動画もない」という場合はリスクが高まります。
オンライン対応があっても安心できる条件
- ビデオ通話で子猫・施設のリアルタイム確認が可能
- 見学希望を受け入れている(実際に行けなくてもその姿勢が重要)
- 動物取扱業登録番号・特商法表記が明確
- 過去のオーナーのレビューが複数確認できる
対面での見学を断り続けるキャッテリーは、環境を見せられない理由があると考えるべきです。
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キャッテリーになるには? — 開業手順と実態
日本でキャッテリーを開業し子猫を販売するには、動物取扱業の登録が最初の必須ステップです。「キャッテリーを自分でやってみたい」という方から問い合わせをいただくことがあるため、基本的な流れをお伝えします。
必須:動物取扱業の登録
都道府県への動物取扱業(繁殖業・販売業)の登録が必要です。登録には以下が求められます。
- 動物取扱責任者の資格要件(愛玩動物飼養管理士・家庭動物管理士等の公的資格、または実務経験)
- 施設の設備基準(ケージの大きさ・換気・採光等)
- 帳簿の整備
資格も施設も整わないまま販売を行えば違法となります。
任意:TICA・CFAへのキャッテリー登録
血統書付きの子猫を繁殖・販売したい場合は、TICA・CFA等へのキャッテリーネーム登録が必要です。前述の通り、これは施設審査ではなく登録手続きです。
CFAの場合、キャッテリーネームの登録費用は初回5年間で $100(CFA Price List, May 2025)。繁殖を開始してからキャッテリーネームを登録するケースが多いですが、名称の重複チェックと申請から登録完了まで数週間かかるため、早めの準備が必要です。
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Flowens Cat のキャッテリー体制 — 全国8拠点の施設について
Flowens Cat は全国に猫専門施設8拠点(関東5・中部3)を運営するブリーダー直販キャッテリーです。
施設体制の特徴
- 全施設を事前予約制で見学公開しています。親猫との対面も可能です
- 各施設のスタッフが生育から社会化まで一貫して担当します
- 施設ごとに担当品種・担当ブリーダーが決まっており、専門性を高めています
- 清潔な飼育環境を保つため、施設あたりの頭数を意図的に絞っています
健康管理の体制
品種ごとに必要な遺伝子検査を親猫に実施しています(2026年5月時点)。
- マンチカン:HCM(肥大型心筋症)・骨軟骨異形成症(OCD)
- ノルウェージャンフォレストキャット・ラグドール・サイベリアン等:HCM
- ブリティッシュショートヘア・ペルシャ・エキゾチックショートヘア:HCM・PKD(多発性嚢胞腎)
遺伝子検査の結果は見学時にご確認いただけます。詳細は健康管理ページでもご確認いただけます。
引き渡しは生後56日以上を遵守しており、実際には子猫の発育・社会化の状況を見て生後9〜10週齢での引き渡しが多くなっています。
お迎えまでの流れ
- お問い合わせ → 見学予約 → 施設訪問 → 書類確認 → お渡し、の5ステップです
- 「今すぐ決めてください」と急かすことは一切しません
- 全施設の一覧は施設一覧から、個別施設の詳細は各施設ページからご覧いただけます
お迎え後のサポート
- LINEでの飼育相談を無期限で受け付けています
- 実際にお迎えいただいたご家族の声はお客様の声でご紹介しています
現在ご縁をお待ちしている子猫は子猫一覧からご覧いただけます。
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よくある質問 — キャッテリーについてよく寄せられる疑問
Q1. キャッテリーとブリーダーは同じ意味ですか?
厳密には異なります。キャッテリーは「施設」を指す言葉で、ブリーダーは「繁殖を行う人・事業者」を指します。良いキャッテリーを持つブリーダーから購入するのが、子猫の生育環境を直接確認できる最善のルートです。施設を持たず自宅の一室で繁殖を行うブリーダーもいますが、その場合も飼育環境の確認は同様に重要です。
Q2. 「TICA公認キャッテリー」「CFA認定ブリーダー」という表記は信頼できますか?
「公認」「認定」という表現は正確ではありません。TICAは公式に「いかなるキャッテリーも公認・認定していない」という立場を取っています。正しくは「TICA登録キャッテリー」です。唯一の例外として、獣医師実地検査(88点満点中75点以上)をクリアした「TICA Outstanding Cattery」と、キャットショーでの実績による「CFA Cattery of Distinction」だけが審査を経た実質的な認定と言えます。「公認・認定」という表現を安易に使うキャッテリーは、情報の正確さに注意が必要かもしれません。
Q3. 動物取扱業登録がないキャッテリーは違法ですか?
販売を業として行う場合は動物取扱業(販売業)の登録が必須であり、未登録での販売は動物愛護管理法違反です。違反には100万円以下の罰金が科されます。個人間の譲渡(1頭のみ等)と異なり、継続的・反復的に販売を行うキャッテリーは必ず登録が必要です。登録番号の提示を断るキャッテリーへの購入は避けることをおすすめします。
Q4. なぜ生後56日(8週齢)未満での引き渡しがいけないのですか?
猫の社会化感受期(生後2〜9週齢)に、複数の人・環境に接触することが成猫後の人懐っこさ・安定した性格の形成に重要だからです。8週齢はこの感受期が終わりに近づく時期にあたり、少なくともこの時期まで母猫・兄弟と過ごすことの重要性が科学的に示されています。2022年の動物愛護管理法改正でこの知見が法律に反映され、56日齢未満の販売が禁止されました。
Q5. TICA登録とCFA登録はどちらが優れていますか?
どちらが優れているというものではなく、それぞれ独立した血統登録団体です。TICAはアメリカを拠点に世界最大規模で、CFAも歴史ある団体です。日本のブリーダーはTICAに登録しているケースが多い傾向がありますが、登録団体の優劣よりも施設の実態・健康管理・社会化の質を直接確認することの方がはるかに重要です。
Q6. キャッテリーの見学を予約したが、断ることはできますか?
もちろんできます。信頼できるキャッテリーは、見学後に購入をお断りされることを正常な判断として受け入れます。「見学したら買わなければいけない」というルールはどこにも存在しません。見学後に断りにくい雰囲気を作ったり、強引に契約を迫るキャッテリーは危険な兆候です。Flowens Cat では見学後に時間をかけてご検討いただくことを大切にしています。
Q7. キャッテリーで子猫を購入する価格帯はどのくらいですか?
品種・カラー・性別・血統によって幅があります。一般的に15万〜70万円以上の範囲とされており(2026年現在の市場参考)、希少なカラーや有名血統の場合はさらに高くなることがあります。著しく安い価格(数万円台)の場合は、遺伝子検査・ワクチン接種・健康保証・社会化のコストを削っている可能性を疑うべきです。
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まとめ — キャッテリー選びで後悔しないために
キャッテリーとは猫の繁殖・飼育を専門に行う施設のこと。 ペットショップと異なり、生育環境を直接目で見て確認できるのが最大の特徴であり、信頼できるキャッテリーを選ぶことが健やかな猫との暮らしへの第一歩になります。
この記事でお伝えした重要な3点を改めて整理します。
- 「TICA公認」は存在しない — 正しくは「TICA登録」。唯一の上位認定は「TICA Outstanding Cattery」(獣医師実地検査・88点満点中75点以上)です
- 動物取扱業登録とTICA/CFA登録は別物 — 前者は法律上の義務、後者は任意の団体登録。両者の意味を正確に区別して確認してください
- 生後56日以上の引き渡し義務 — 社会化感受期(生後2〜9週齢)を根拠とした動物愛護管理法の規定。引き渡し日の記録を必ず書面で確認してください
12項目のチェックリストを活用し、見学で施設・子猫・書類を確認し、動物取扱業登録を確かめる。この3ステップを踏むことで、注意したい業者を避け、本当に信頼できるキャッテリーを見極めることができます。
Flowens Cat では、全国8拠点(関東5・中部3)のキャッテリー見学をいつでも受け付けています。まずは施設一覧でお近くの施設を確認し、お迎えの流れで全体の流れをご確認ください。気になる子猫がいれば子猫一覧からもご覧いただけます。お迎えを急かすことは一切ありませんので、ゆっくりと納得いくまでご検討ください。









