*執筆:Flowens Cat ブリーダー(動物取扱業登録・関東5・中部3の全国8拠点、常時140頭前後を管理)/2026年7月更新*
この記事の要点 — 「オスは甘えん坊、メスはツンデレ」という通説は当たらずとも遠からず、しかし正確ではありません。海外の学術研究では、猫の性格を最も左右するのは性別より「品種」と「育った環境」。一方、多頭飼いの相性・毛色の遺伝・去勢避妊費用には性別による明確な傾向があります。通説を一つずつ検証します。「うちに迎えるなら、オスとメス、どっちがいいんだろう」——見学にいらっしゃるお客様から、この質問を本当によくいただきます。
インターネットで検索すると、「オスは甘えん坊で人懐っこい」「メスはクールでマイペース」という説明がすぐに見つかります。大きな方向性としては間違っていません。ただしその多くは「なんとなくそう言われている」の域を出ておらず、日々何百頭もの猫を見てきたブリーダーの実感とも、海外の学術研究の結果とも、少しずつズレがあります。
Flowens Catは関東5・中部3の全国8拠点で、常時140頭前後(2026年7月時点)の猫を管理する専門ブリーダーです。この記事では、巷でよく言われる「オスとメスの違い」を一つずつ取り上げながら、どこまでが本当か、学術研究は何を示しているかを整理してお伝えします。三毛猫の性別の秘密を解いた2025年の最新研究や、猫の「利き手」に関する研究など、他ではあまり語られない話題も交えて解説します。
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猫のオスとメスは何が違う?顔・体格・性格の傾向を先に整理

結論から言うと、顔つき・体格・性格には「傾向」はありますが、断定はできません。 まずはよく言われる違いを、表で簡潔に整理します。
| 項目 | オス猫の傾向 | メス猫の傾向 |
|---|---|---|
| 顔つき | 丸顔・頬が張って大きく見える | 逆三角形に近い小顔・パーツがまとまって見える |
| 体格 | 大きくがっしりしやすい | やや小柄でスリムな傾向 |
| 性格の傾向(俗説) | 甘えん坊・社交的・やんちゃな個体が多いと言われる | マイペース・警戒心が強い個体が多いと言われる |
| 成猫の性別判定 | 睾丸の有無で確実に判定できる | 判定のポイントは肛門と尿道口の距離 |
子猫の性別の見分け方は、生後4週齢を過ぎたころから肛門と尿道口の距離で判定しやすくなるのが基本です。この点は次の章以降でさらに詳しく解説します。
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性格の違いは本当に「性別」で決まるのか?学術研究が示すもっと大きな要因

結論から言うと、学術研究で一貫して示されているのは「性格を左右する最大の要因は性別ではなく、品種と育った環境である」ということです。
フィンランドの飼い主アンケートをもとにした大規模研究(Salonen et al., 2019, *Scientific Reports*)は、猫5,726頭・40品種(19の品種グループに整理)を対象に、性別・年齢・離乳時期・外出の有無などの影響を統計的に取り除いた上で、活動性・人への接触傾向・攻撃性・見知らぬものへの警戒心といった行動特性を分析しました。その結果、行動特性の遺伝率は0.40〜0.53(中程度)で、品種による差の方が性別による差よりもはっきり現れると報告されています。
興味深いのは、この研究で当キャッテリーが取り扱うブリティッシュショートヘアが「最も活動的でなく、最も社交性が低い」品種グループに分類されている点です。Flowens Catはマンチカン・ミヌエット・ラグドール・ラガマフィン・サイベリアン・ブリティッシュショートヘア・エキゾチックショートヘア・アメリカンショートヘア・ノルウェージャンフォレストキャットの9品種を扱っていますが、同じ「オス」であっても、ブリティッシュショートヘアのオスとマンチカンのオスでは性格の出方がまったく異なる、というのが日々9品種を見比べているブリーダーとしての実感です。「オスだから」「メスだから」ではなく、「その子がどの品種で、どんな環境で育ったか」の方が、性格を予測する手がかりとしてはるかに有効だと考えています。
もう一つ、オーストラリア・ニュージーランドの飼い主2,802件の回答をもとにした「Feline Five(猫の性格5因子)」研究(Litchfield et al., 2017, *PLOS ONE*)でも、猫の性格は神経質傾向・外向性・支配傾向・衝動性・協調性という5つの軸で説明されるとされていますが、この研究でも性別が性格クラスターを明確に分ける主要な要因として強調されているわけではありません。
もちろん、「傾向」そのものが存在しないわけではありません。ホルモンの影響で、未去勢のオスは縄張り意識や攻撃性が強く出やすく、メスは発情に伴う特有の行動が出やすいのは事実です(この点は後ほど詳しく解説します)。しかし去勢・避妊後の性格については、性別よりも品種選びと育成環境の方がはるかに重要というのが、学術研究とブリーダーとしての実感が一致するポイントです。品種ごとの性格の違いをもっと詳しく知りたい方は、飼いやすい猫の種類ランキングもあわせてご覧ください。
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子猫の性別はいつ、どうやってわかる?ブリーダーが明かす「見分け方の誠実な限界」

結論から言うと、子猫の性別は生後4週齢を過ぎるころから判定しやすくなりますが、生まれて間もない時期の判定は決して簡単ではありません。
基本的な見分け方は、肛門と尿道口(排泄の穴)の距離を見る方法です。
- オス猫: 肛門と尿道口の間隔が離れており、尿道口が丸い
- メス猫: 肛門と尿道口の間隔が近く、尿道口が縦に近いスリット状
体が小さく毛も生えそろっていない生まれて間もない時期は、この距離の差が非常に分かりにくく、経験豊富な繁殖者やスタッフでも判定に慎重にならざるを得ません。月齢が進んで体つきがはっきりしてくるほど、判定の確信度は上がっていきます。「肛門と尿道口の距離を見れば一目で分かる」と言い切ってしまう説明をよく見かけますが、現場で継続的に子猫を見てきたブリーダーとしては、もう少し正直にお伝えしたいところです。経験の浅い判定者だと、生後間もない時期には判断を誤ることもあります。
成猫であれば話は別です。未去勢のオスは睾丸の有無で確実に判定できますし、去勢済みのオスも成長すればメスより骨格ががっしりする傾向があるため、体つきからの推測がしやすくなります。
Flowens Catの子猫一覧ページでは、掲載している子猫の性別を「男の子」「女の子」のピル型フィルタですでに確定した状態でご覧いただけます。気になる性別だけに絞り込んで探せますので、ぜひご活用ください。
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三毛猫にオスがほとんどいない理由——2025年に判明した最新研究
結論から言うと、三毛猫がほぼメスである理由は60年以上前から分かっていましたが、「具体的にどの遺伝子が原因か」が特定されたのは2025年5月です。
猫の毛色のうち、オレンジ(茶色)の毛を発現させるかどうかを決める遺伝子はX染色体上にあります。メスはX染色体を2本持つため、片方に「オレンジを出す」情報、もう片方に「オレンジを出さない(黒など)」情報を持つことができます。メスの体の中では、この2本のX染色体のうち片方がランダムに不活性化される「X不活化」という現象が起きるため、オレンジが出る細胞と出ない細胞がまだらに混ざり、三毛猫特有の柄が生まれます。オスはX染色体を1本しか持たないため、原則としてオレンジか、オレンジでないかのどちらかにしかなりません(オスの三毛猫が生まれるのは、染色体異常など特殊なケースに限られる非常に稀な現象です)。
ここまでは、多くの猫好きの間で知られている話です。しかし「X染色体上のどの遺伝子が、どのような変化でオレンジ色を決めているのか」は、長年はっきりしていませんでした。2025年5月、九州大学・国立遺伝学研究所などの国内チームと米スタンフォード大学チームが、それぞれ独立に同じ結論にたどり着き、学術誌『Current Biology』2025年5月16日号に2本の論文が同時掲載されました。特定されたのは「ARHGAP36」という遺伝子の近くで、X染色体上の約5,000塩基が欠失している(なくなっている)ことが、オレンジ色の毛を発現させる引き金になっているという発見です。
毛色による性別の見分け方は昔からある小ネタですが、その裏側にはつい最近になってようやく解明された遺伝子の物語があります。茶トラ猫にオスが多い傾向があることも、同じX染色体の仕組みで説明できます。
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猫にも「利き手」がある?オスは左、メスは右という研究データ
結論から言うと、猫にも前脚の使い方に左右の偏り(利き手)があり、性別によって傾向が異なるという研究結果があります。
イギリスの研究(Wells & Millsopp, 2009, *Animal Behaviour*)は、飼い猫42匹を対象に、瓶からおやつを取り出すといった複雑な動作をさせ、どちらの前脚をよく使うかを観察しました。その結果、タスクが複雑になるほど左右どちらかの前脚を使う傾向(側性化)がはっきりと現れ、メスは右の前脚、オスは左の前脚を好んで使う傾向が見られました。なお、年齢とこの選好性の間には関連が見られなかったと報告されています。
この研究について「オスの何割が左利き」といった詳細な内訳まで踏み込んで紹介しているサイトも見かけますが、原論文で確認できるのは42匹という対象数と、上記の傾向までです。正確な内訳が確認できない数字を断定的に紹介することは避け、ここでは「傾向がある」という事実にとどめてお伝えします。愛猫がどちらの前脚をよく使うか、おもちゃやおやつで観察してみるのも面白いかもしれません。
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多頭飼いはオス×メスが安定する?海外の学術研究データで検証

結論から言うと、去勢・避妊済みの猫同士であれば、学術研究でも「オス×メス」の組み合わせが最も攻撃行動が少ないという結果が出ています。
複数の猫を迎える際の相性については、品種別・年齢別の詳しい判断基準を別記事でまとめていますが、ここでは性別の組み合わせに絞って、一次研究のデータを深掘りします。
アメリカの研究(Barry & Crowell-Davis, 1999, *Applied Animal Behaviour Science*)は、去勢・避妊済みの猫のみで暮らす60世帯を対象に、「オス+オス」「メス+メス」「オス+メス」という同居ペアの攻撃行動の頻度を観察しました。
| 組み合わせ(去勢・避妊済み) | 攻撃行動の頻度 |
|---|---|
| メス+メス | 最も高い |
| オス+オス | 中間 |
| オス+メス | 最も低い(最も安定) |
これは「メスは大人しい」というイメージとは少し違う結果かもしれません。去勢・避妊済みであっても同性同士は縄張り意識がぶつかりやすく、特にメス同士はオス同士よりもやや摩擦が起きやすい傾向がある、という研究結果です。ただしこれはあくまで平均的な傾向であり、同胎の兄弟姉妹や子猫のうちから一緒に育った組み合わせであれば、性別を問わず良好な関係を築けるケースが数多くあります。環境省の「ねこの適正飼養ガイドライン」(2023年版)でも、猫同士の相性は個体差が大きいとされており、性別の組み合わせはあくまで判断材料のひとつと捉えるのが現実的です。
2頭目のお迎えをご検討の方は、多頭飼いで相性が良い組み合わせ|性別・品種・年齢差を早見表で解説で品種別・年齢別の相性も詳しくご覧いただけます。
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発情期・去勢・避妊——お世話の違いは?

結論から言うと、発情に伴う症状はオスとメスで大きく異なり、これは去勢・避妊のタイミングを考えるうえで重要な情報です。 ただし症状の詳細・月齢別のタイミング・去勢避妊のメリットについては、当ブログですでに詳しく解説していますので、ここでは要点のみお伝えします。
メス猫は生後6〜10ヶ月頃から発情期を迎え、夜鳴きや特有の姿勢といった症状が出ます。オス猫は生後7〜12ヶ月頃から、スプレー行動(尿によるマーキング)が主な症状として現れます。繁殖を望まない場合は、初回発情が始まる前の生後5〜6ヶ月頃に去勢・避妊手術を受けるのが一般的な目安です。症状の見分け方・月齢別のタイミング表・対処法は、猫の発情期はいつから?時期・期間・症状と対処法で詳しく解説しています。
なお、未去勢のオスはメスより行動範囲が広くなる傾向があるとされています(具体的な距離は文献によって数値の幅が大きいため、この記事では断定を避けます)。発情期には脱走のリスクも高まるため注意が必要です。もし猫が迷子になってしまった場合、飼い主のもとに戻れる可能性は決して高くありません。環境省の令和5年度の統計では、動物愛護センター等に引き取られた飼い主不明の猫16,646匹のうち、飼い主の元に返還できたのはわずか226匹(返還率 約1.4%)でした。性別を問わず、マイクロチップの装着と完全室内飼いの徹底が、迷子対策として何より有効です。詳しくは猫のマイクロチップ完全ガイドもご覧ください。
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去勢・避妊手術の費用はいくら?相場と自治体助成を正直に解説
結論から言うと、去勢・避妊手術の費用は動物病院によって大きな幅があり、単一の相場を断定することはできません。
日本獣医師会が実施した「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査」(令和5年9月)によると、猫の去勢・避妊手術の費用は次のような結果でした。
| 手術 | 費用相場(日本獣医師会調査) | 最多価格帯 |
|---|---|---|
| 去勢手術(オス) | 5,000円〜25,000円 | 10,000円台(回答病院の約60%) |
| 避妊手術(メス) | 10,000円〜40,000円 | 20,000円台(回答病院の過半数) |
もう一つ見落とされがちなのが、自治体による助成金制度です。環境省が公表している自治体別の助成金一覧(令和5年3月31日時点)を見ると、東京23区だけでも練馬区・大田区・足立区など多くの区が独自の助成制度を設けており、関西では豊中市・吹田市、中部では名古屋市、京都市など、全国の多くの自治体で不妊・去勢手術への助成が行われています。ただし助成金額・対象条件(所得制限の有無、対象がすでに繁殖している猫かどうか等)は自治体ごとに大きく異なるため、特定の自治体の金額だけを基準に考えるのは避けた方が良いでしょう。「お住まいの市区町村名+猫+不妊去勢+助成金」で検索するか、動物病院の窓口で確認するのが最も確実です。
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結局、オスとメスどちらを選ぶべき?ライフスタイル別の考え方
結論から言うと、性別だけで選ぶよりも、品種・性格・生活環境の3つを軸に考える方が、お迎え後の満足度は高くなります。
ここまで見てきたように、学術研究が示すのは「性別より品種・環境・個体差の方が性格への影響が大きい」という事実です。とはいえ、性別による傾向がまったくのゼロというわけでもありません。最後に、よくあるお悩み別に考え方を整理します。
- 一人暮らしで留守番が多い: 独立心の高い品種を選べば、オス・メスどちらでも問題ありません。一人暮らし特有の判断基準は一人暮らしでも猫は飼える?条件・費用・品種選びをブリーダーが解説で詳しく解説しています。
- 将来的に2頭目・3頭目を考えている: 去勢・避妊済みであれば「オス×メス」の組み合わせが学術的にも安定しやすいというデータがあります(前述の通り)。
- 見た目の好みで選びたい: 顔つき・体格の傾向は目安程度に。実際に見学して、その子自身の顔立ち・体格を確認するのが一番確実です。
- 性格の予測しやすさを重視したい: 性別より品種選びを優先してください。品種ごとの違いは前述の記事でも詳しく比較しています。
Flowens Catでは、親猫に全品種共通4種類の遺伝子検査(多発性嚢胞腎・肥大型心筋症2種・ピルビン酸キナーゼ欠損症)と品種別の追加検査を実施し、獣医師による視診・触診・聴診を経た署名入りの健康診断書付きで子猫をお届けしています。性別にかかわらず、健康な状態でお迎えいただけるよう努めています。気になる性別の子がいるか、子猫一覧からご覧いただけます。
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よくある質問
Q. 猫のオスとメスでどちらが飼いやすいですか?
性別だけで「どちらが飼いやすい」と断定することはできません。学術研究では、性格を左右する最大の要因は性別より品種と育った環境だと分かっています。独立心の高さやお留守番のしやすさを重視するなら、性別よりも品種選びを優先することをおすすめします。
Q. 猫の性別は生まれてすぐわかりますか?
生後4週齢を過ぎたころから、肛門と尿道口の距離で判定しやすくなります。ただし生まれて間もない時期は体が小さく判定が難しいため、経験豊富なブリーダーやスタッフでも慎重に確認します。月齢が進むにつれて確信度が上がっていくのが実情です。
Q. 三毛猫にオスはいますか?
生まれることはありますが、非常に稀です。オレンジ色の毛を決める遺伝子はX染色体上にあり、X染色体を2本持つメスは「まだら」の三毛柄になりやすい一方、X染色体が1本のオスは原則としてオレンジかオレンジでないかのどちらかになります。オスの三毛猫は染色体異常など特殊なケースに限られます。
Q. 多頭飼いをするなら、オスとメスどちらの組み合わせがいいですか?
去勢・避妊済みであれば、学術研究上は「オス×メス」の組み合わせが最も攻撃行動が少ないというデータがあります。ただし同胎の兄弟姉妹や子猫のうちからの同時導入であれば、性別を問わず良好な関係を築けるケースも多くあります。品種別の相性は多頭飼いの相性ガイドでも詳しく解説しています。
Q. 去勢・避妊手術の費用はどれくらいかかりますか?
日本獣医師会の調査(令和5年9月)によると、去勢手術は5,000円〜25,000円、避妊手術は10,000円〜40,000円という結果で、病院によって幅があります。加えてお住まいの自治体によっては助成金制度がある場合もあるため、かかりつけの動物病院や自治体窓口への確認をおすすめします。
Q. オス猫とメス猫で性格が全く違うと聞きましたが本当ですか?
一般的な傾向としては存在しますが、「全く違う」というほど断定的なものではありません。学術研究では、行動特性の遺伝率は0.40〜0.53程度で、性別よりも品種による差の方がはっきり出ると報告されています。性格を重視するなら、性別よりも品種選びの方が有効な判断材料になります。
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まとめ——「オスかメスか」より大切なこと
猫のオスとメスには、顔つき・体格・お世話の面で確かな傾向があります。しかし学術研究が繰り返し示しているのは、性格を最も左右するのは性別そのものではなく、品種と育った環境であるという事実です。多頭飼いの相性や毛色の遺伝、去勢・避妊費用には性別による明確な傾向がある一方、「オスだから」「メスだから」と決めつけて選ぶのではなく、その子自身の性格・健康状態・品種の特性を確認することが、後悔しないお迎えにつながります。
Flowens Catでは、関東5・中部3の全国8拠点で常時140頭前後の子猫たちをお世話しながら、それぞれの個性を見極めています。気になる性別・品種の子がいるかどうかは、子猫一覧の「男の子」「女の子」フィルタから絞り込んでご覧いただけます。品種選びやお迎えの流れについてご不明な点があれば、よくある質問もあわせてご確認ください。
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出典
- Wells, D.L. & Millsopp, S.(2009)「Lateralized behaviour in the domestic cat, *Felis silvestris catus*」*Animal Behaviour* 78(2), 435-438. ScienceDirect / Queen's University Belfast 研究リポジトリ
- Barry, K.J. & Crowell-Davis, S.L.(1999)「Gender differences in the social behavior of the neutered indoor-only domestic cat」*Applied Animal Behaviour Science* 64(3), 193-211. ScienceDirect
- Salonen, M. et al.(2019)「Breed differences of heritable behaviour traits in cats」*Scientific Reports* 9, 7949. PMC全文 / Nature本誌
- Litchfield, C.A. et al.(2017)「The 'Feline Five': An exploration of personality in pet cats」*PLOS ONE* 12(8). PMC全文
- 九州大学・国立遺伝学研究所ほか(2025年5月)「三毛猫の毛色を決める遺伝子をついに発見」*Current Biology* 2025年5月16日号(Stanford大学チームの論文と同時掲載)。九州大学 研究成果ページ / 国立遺伝学研究所 / Current Biology(Stanfordチーム論文)
- 日本獣医師会「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査 調査結果」令和5年9月。日本獣医師会 一次PDF
- 環境省「犬・猫の引取り等手数料及び不妊・去勢手術助成金」(令和5年3月31日現在)。環境省 一次PDF
- 環境省「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」。環境省 統計ページ
- 環境省「ねこの適正飼養ガイドライン」2023年版。環境省ガイドラインPDF









