FLOWENS CAT
初心者向け2026-05-10 | 更新 2026-09-30

【2026】猫を飼う費用は年間195,427円|初期費用・月々・生涯の目安

猫を飼う費用は、年間195,427円(月約16,300円)が目安です(アニコム損保2025年調査)。子猫代を除く初期費用は約4.2万円、生涯は約242万〜283万円。数字が調査ごとに違う理由と子猫代に含まれるものを、Flowens Catのブリーダーが整理します。

【2026】猫を飼う費用は年間195,427円|初期費用・月々・生涯の目安

いま136頭の子猫がお迎えを待っています

生後2〜5か月の子が中心 | 写真と親猫の検査記録つき

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目次ひらく(全13章)
  1. 01猫を飼う費用はいくら?初期・月々・年間・生涯の早見表
  2. 02この記事の数字はどこから来たか
  3. 03猫の月々・年間の費用が調査で違うのはなぜ?195,427円の中身
  4. 04猫の初期費用はいつ何に払う?お迎え前から避妊去勢手術まで
  5. 05子猫代に含まれるものは?Flowens Catの9項目と、別にかかる費用
  6. 06猫と暮らすと光熱費はいくら増える?
  7. 07猫の医療費は年間いくら?年齢・品種ごとの請求データ
  8. 08猫の生涯費用(一生)はいくら?寿命の置き方で変わる
  9. 09猫を飼うのに月収・貯金はいくら必要?後悔しないための考え方
  10. 10削れる費用と、削りにくい費用
  11. 11よくある質問
  12. 12まとめ
  13. 13出典

この記事の要点:猫の初期費用は、子猫代を除くと約4.2万円で、子猫代の掲載平均を足すと約18.7万〜30.5万円です。年間は195,427円(保険料込み・月約16,300円)、生涯は約242万〜283万円です。数字はアニコム損保の2025年調査とR&Cの調査にもとづく計算です。

猫を飼う費用はいくら?初期・月々・年間・生涯の早見表

電卓とマグカップの横で丸まって眠るアメリカンショートヘアの子猫と、ペンを挟んだ家計簿ノート

子猫代を除く初期費用は約4.2万円、年間は195,427円、生涯は約242万〜283万円が、出典を確認できた数字から組み立てた目安です。

区分目安何の数字か
初期費用:子猫代掲載平均で約14.5万〜26.3万円子猫ブリーダーナビの品種別の掲載平均(当キャッテリーの取扱9品種・2026年9月30日確認)。成約価格ではない
初期費用:用品平均約2.3万円R&Cの調査(猫の飼い主3,000人・2022年12月)
初期費用:避妊去勢手術平均約1.9万円同上
初期費用:合計(子猫代を含む)約18.7万〜30.5万円子猫代の掲載平均に、用品と避妊去勢手術の約4.2万円を足した計算
月約16,300円(日常の暮らしだけなら約7,500円)アニコム損保2025年調査の年額÷12(計算)
年195,427円(保険料を除くと167,220円=195,427円−保険料28,207円・計算)アニコム損保2025年調査。猫1,107頭・平均年齢5.7歳
生涯約242万〜283万円年額に寿命を掛けた計算。子猫代と初期費用は含まない
子猫代を含む初期費用の合計は、子猫代に約4.2万円(用品23,000円+避妊去勢手術19,000円)を足した額です(計算)。掲載平均が最も低いミヌエットは144,788円+42,000円=186,788円(約18.7万円)、最も高いサイベリアンは263,351円+42,000円=305,351円(約30.5万円)です。たとえば掲載平均が199,663円のラグドールなら、199,663円+23,000円+19,000円=241,663円(約24.2万円)になります。

年額に195,427円と167,220円の2つが出てくるのは、保険料を入れるかどうかの違いです。

この記事の数字はどこから来たか

猫の費用は、調べるたびに数字が違います。理由は、調査ごとに「誰に」「何を含めて」聞いたかが違うからです。

この記事では、アニコム損保・環境省・R&C・動物病院グループなどの原典を2026年9月30日に開いて確かめた数字だけを使い、出典を付けました。足し算や掛け算をした数字には「計算」と書き、式も載せています。出典を確認できなかった数字は、確認できなかったと書き分けます。

子猫代に何が含まれているかを説明するのは、ブリーダーの大切な仕事のひとつです。そこで、当キャッテリーの掲載価格に含まれる9項目も、この記事の中ほどで具体的に書きました。次の節では、195,427円の中身を分けます。

猫の月々・年間の費用が調査で違うのはなぜ?195,427円の中身

違いの多くは「何を数えているか」です。アニコム損保の195,427円には、フードや日用品だけでなく、保険料28,207円、治療費47,130円、光熱費の追加分15,580円まで入っています。

区分項目年額(2025年)月換算(計算)
日常の暮らし 90,215円(46.2%)フード・おやつ62,613円約5,200円
日用品12,130円約1,010円
サプリメント5,190円約430円
シャンプー・カット・トリミング料3,455円約290円
ペットホテル・ペットシッター2,679円約220円
その他(洋服・首輪・リード・防災用品・交通費・遊べる施設ほか)4,148円約350円
病院と予防 61,425円(31.4%)ケガや病気の治療費47,130円約3,930円
ワクチン・健康診断等の予防費14,295円約1,190円
保険料 28,207円(14.4%)ペット保険料28,207円約2,350円
光熱費 15,580円(8.0%)飼育に伴う追加分15,580円約1,300円
合計195,427円約16,300円
出典:アニコム損保「2025最新版 ペットにかける年間支出調査」(2026年3月11日)の猫の項目別の表。4つの区分の金額と割合は項目別の金額を足した計算、月換算は年額を12で割った計算です。

数字の違いを生む理由は、次の3つです。

  • 数える範囲:日常の暮らしだけなら、年約9万円(月約7,500円)です。R&Cの調査(猫の飼い主3,000人)では、フード約3,000円・トイレまわり約2,000円・消耗品約1,200円で月6,200円ほどでした(足し算)。数える範囲が狭いほど、数字は小さく出ます。
  • 保険と病院:保険料と治療費だけで75,337円、年額の38.5%を占めます(計算)。保険料を除くと167,220円です。ただし、アニコムの表の治療費が保険金で戻る前の額か後の額かは、発表資料から分かりません。保険に入らない場合は、この数字より病院代が増える年があります。
  • 誰に聞いたか:アニコムの調査に答えたのは、同社のペット保険「どうぶつ健保」の契約者で、猫は1,107頭(平均年齢5.7歳)です。前年からの増加分17,009円のうち14,672円(86%)は治療費の増加で、フード・おやつは1,330円しか増えていません。ただし猫の回答数は前年の1,966頭から減っているので、前年比109.5%を「値上がり」と読み切るのは控えます。

使い分けの目安は、保険に入り病院にも通う想定なら195,427円、保険料を除いた数字なら167,220円、日常の暮らしだけなら年約9万円です。

猫の初期費用はいつ何に払う?お迎え前から避妊去勢手術まで

ケージ、トイレ、キャリー、爪とぎ、食器、ベッド、おもちゃが床に並び、左下でアメリカンショートヘアの子猫が寝そべっているお迎え準備の用品

子猫代を除く初期費用は、用品の平均約2.3万円と避妊去勢手術の平均約1.9万円を合わせた約4.2万円です(R&Cの調査の平均から計算)。払う時期で分けると、抜けがありません。

時期何に目安備考
お迎え前用品(ケージ・トイレ・食器・キャリーなど)平均約2.3万円R&C。品目ごとの目安は下の表
お迎えまで子猫代(掲載価格)品種・月齢・個体で決まる含まれる9項目は次の節。2回目のワクチンまで済んでいる子は、当社へ別に3,000円
お迎え後マイクロチップの変更登録オンライン400円/用紙1,400円飼い主さんが環境省の登録サイトで行う手続き。手数料は指定登録機関に納めるもので、当社へのお支払いではありません(環境省の案内)
お迎え後動物病院での混合ワクチン1回4,000〜6,000円程度(3種混合)上池台動物病院グループ。R&Cでは3,001〜6,000円が最多。詳しくは猫のワクチン費用
手術を受けるとき避妊去勢手術平均約1.9万円R&C。オスかメスか、病院でも異なる
避妊去勢手術の平均約1.9万円は、R&Cの調査で最も多かった回答が5,001〜2万円だった中での平均です(2022年12月の調査)。時期が古いので、受ける病院の料金は事前にご確認ください。

子猫代の目安:掲載平均

当キャッテリーの取扱9品種について、市場の掲載平均は約14.5万〜26.3万円でした。子猫ブリーダーナビに掲載されている子猫の価格の平均で、当キャッテリーの価格でも、成約した価格でもありません。

この価格は日々動きます。当キャッテリーの子猫の価格は子猫一覧、品種ごとの相場は猫の値段相場でご確認ください。

用品の品目別の目安

品目ごとの金額に、公表された統計は確認できませんでした。次の表は目安です。全体の水準はR&Cの調査で確かめられます。猫タワー・ベッド・爪切り・食器・トイレ本体などの必需品は、平均約2.3万円で、1万円以内に収める人が多い一方、10万円を超える人もいました。

品目最低ライン推奨ライン
ケージ(2段以上)5,000円10,000〜20,000円
トイレ本体1,500円3,000〜6,000円
猫砂(初回)800円1,500〜3,000円
ごはん(子猫用)1,000円2,000〜4,000円
食器・水飲み500円1,500〜3,000円
キャリーバッグ2,000円5,000〜10,000円
爪とぎ500円1,000〜2,000円
おもちゃ500円1,000〜2,000円
合計(行の足し算)11,800円25,000〜50,000円
当キャッテリーでは、ごはん10日分と缶詰が掲載価格に含まれます。ごはんの行は、それを超える分の目安です。ケージの選び方は子猫にケージは必要?サイズ・期間・使い方、スターターセットとの比較は猫のお迎え準備|必要なもの9カテゴリとスターターセット費用比較で書いています。

入手先で変わるのは、入口の費用

R&Cの調査では、猫を購入した人の平均は約18万円、保護団体などから譲渡された人の譲渡費用は平均約4,000円でした(2022年12月)。この調査が示しているのは入口の費用の差で、年間の飼育費について入手先別の数字は確認できませんでした。譲渡の時点で済んでいるワクチンや避妊去勢手術は団体ごとに違うので、迎える前に「どこまで済んでいるか」を確認し、済んでいない分を上の表に足してください。ブリーダーとペットショップの違いはペットショップとブリーダーの違いにまとめています。

子猫代に含まれるものは?Flowens Catの9項目と、別にかかる費用

ブリーダーが新しい飼い主さんへ子猫を手渡している。机の上には書類のファイルと証書が置かれている

当キャッテリーの掲載価格には、次の9項目が含まれています。

含まれるもの補足
1. 親猫の遺伝子検査繁殖に使う親猫の検査です。子猫個体の遺伝子検査は行っていません
2. 1回目のワクチン
3. マイクロチップ装着してお渡しします
4. 獣医師の健康診断
5. 駆虫駆虫薬の投与
6. 60日の生体保障
7. ごはん10日分
8. 缶詰
9. 飼育説明書
当社へのお支払いは、掲載価格のほかは、2回目のワクチンまで済んでいる子の3,000円だけです。子猫ごとの接種の状況は、子猫一覧の各ページに載せています。お支払いは、現金・銀行振込・ペットローン(最大60回)からお選びいただけます。

9項目とは別に、いくつか補足します。

  • 血統書:ZCC(一般社団法人 全国キャットクラブ)が発行し、お迎え後3か月以内を目安に郵送します。ミックスには発行がありません。血統書の読み方は猫の血統書の読み方で解説しています。
  • お迎え後のご相談:期限は設けていません。各子猫のページの「全頭共通の約束」にも、お迎え後のLINE相談は「いつでも」と載せています。
  • マイクロチップの変更登録(当社へのお支払いとは別の手続きです):ブリーダーやペットショップから迎えた猫には、マイクロチップが装着されています。飼い主になるときは、飼い主さんの情報への変更登録が必要です。この手続きは、環境省の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」サイトで飼い主さんが行うもので、手数料はオンラインなら400円、用紙なら1,400円と、指定登録機関に納められます(環境省の案内)。当社へのお支払いではありません。手続きの流れは猫のマイクロチップ完全ガイドにまとめています。

どこから迎える場合でも、表示価格に何が入っているかは、次の5点で確かめられます。

  1. 遺伝子検査は、親猫か、子猫個体か
  2. ワクチンは、何回目まで済んでいるか
  3. マイクロチップは、装着済みか
  4. 保証は、何日間か、範囲はどこまでか
  5. お迎え後の相談先は、どこで、いつまでか

猫と暮らすと光熱費はいくら増える?

エアコンのついた明るいリビングの窓辺で、クッションに寝そべって眠るラグドール

アニコム損保の2025年調査では、猫の飼育に伴う光熱費の追加分は年15,580円(月に直すと約1,300円)でした。前年は15,635円で、ほぼ同じです。

上池台動物病院グループの調査(猫と暮らす325人・2024年11月)では、真冬と真夏の月の光熱費が「迎える前から変わっていない」人が94人(28.9%)で最多でした。増えた人では「+1,000〜2,000円」が69人で最多です。一方、+2,000円以上増えた人も108人(33.2%)います(計算)。人によって増え方に幅があります。

R&Cの調査では、冷房が月額約5,000円(生涯で約26万円)、暖房が月額約6,000円(生涯で約39万円)でした(地域や住宅環境で異なる)。ただし項目は「冷房にかかる費用」「暖房にかかる費用」で、「猫のために増えた分」とは書かれていません。アニコムの追加分と足し合わせず、別の数え方として見てください。留守中のつけっぱなしの考え方は猫の夏のエアコンにまとめています。

猫の医療費は年間いくら?年齢・品種ごとの請求データ

診察台に座る子猫と、聴診器を手にした獣医師。台の上にはワクチンの瓶と注射器が置かれている

アニコムの平均では、治療費は年47,130円、予防費は年14,295円です。ただし病院代は、年齢・品種・その年の病気で大きくぶれます。

年齢が上がると診療費はどう変わる?

保険を使った猫の年間診療費は、10歳以上で平均106,158円と、0〜4歳(39,102円)の約2.7倍でした(計算)。

年齢帯年間診療費の平均中央値
0〜4歳39,102円15,510円
5〜9歳55,845円21,450円
10歳以上106,158円46,606円
出典:アニコム「家庭どうぶつ白書2025」p62。2023年度に保険契約を開始した猫269,938頭(0〜15歳)のうち、請求のあった個体の診療費です(通院・入院・手術を含む)。

慢性の病気では、年間の診療費が大きくなります。アニコムの解説ページによると、慢性腎臓病の年間平均診療費は272,598円、年間の平均通院回数は15.2回でした(2017年度に契約を開始した猫100,472頭・0〜12歳の集計。アニコム「猫が慢性腎臓病になったときにかかる費用」)。

高額な病院代を払った人はどれくらい?

これまでで最も高かった病院代が10万円以上の人は、上池台動物病院グループの調査で9.5%、オカネコの調査で15.8%でした。

調査対象5万円以上10万円以上
上池台動物病院グループ(2024年11月)猫と暮らす325人。「これまでにもっとも高額だった1回あたりの病院代」81人(24.9%)31人(9.5%)
オカネコ(2025年3月)犬または猫の飼い主249人のうち猫の飼い主(48.2%=約120人)。「経験した中で最も高額だった請求額」25.8%15.8%
5万円以上の割合は、2つの調査で近い数字です(およそ4人に1人)。ただし聞き方が違い、回答者も少人数です(オカネコはユーザーへの調査)。傾向を見る参考値として使ってください。

品種別の維持費:病院代がかさむ病気は品種で違う

病院代がかさむ病気は品種で違います。当キャッテリーの取扱品種では、膀胱結石・尿道閉塞・糖尿病・猫伝染性腹膜炎(FIP)・消化管内異物・心筋症・慢性腎臓病などが、「猫全体より請求が多い病気」に並びます。

品種(対象頭数)病気請求割合(猫全体)年間診療費 平均/中央値
マンチカン(21,131頭)膀胱結石1.6%(0.9%)71,673円/25,410円
ラグドール(11,442頭)膀胱炎6.2%(4.4%)18,596円/12,100円
猫伝染性腹膜炎(FIP)0.7%(0.5%)316,687円/112,613円
ノルウェージャン(13,162頭)糖尿病0.6%(0.2%)168,367円/140,399円
尿道閉塞1.0%(0.5%)102,293円/52,009円
猫伝染性腹膜炎(FIP)0.8%(0.5%)187,919円/76,246円
ブリティッシュ(11,646頭)膀胱結石1.3%(0.9%)86,303円/28,583円
猫伝染性腹膜炎(FIP)0.9%(0.5%)221,783円/91,960円
サイベリアン(7,404頭)消化管内異物・誤飲3.1%(1.6%)47,086円/14,774円
猫伝染性腹膜炎(FIP)0.9%(0.5%)194,139円/90,530円
ミヌエット(8,003頭)消化管内異物・誤飲2.5%(1.6%)53,923円/14,410円
猫伝染性腹膜炎(FIP)0.9%(0.5%)203,636円/103,235円
アメリカンショートヘア(19,517頭)心筋症2.0%(1.2%)81,180円/54,973円
慢性腎臓病2.9%(2.0%)130,291円/75,460円
出典:アニコム「家庭どうぶつ白書2025」p50〜59(0〜12歳)。取扱9品種のうち、エキゾチックショートヘアとラガマフィンは、白書のこのページに載っていません。

読み方の注意が4つあります。

  • 請求割合は、保険金の支払いがあった頭数÷契約頭数です。1年に1回でも支払いがあれば1と数えます(白書p11)。診断されて請求された病気だけの数字で、発症率そのものではありません。検査を受けていない病気は数字に出ないので、「この病気が少ない」とまでは言えません。
  • 年間診療費は、1回の請求に複数の病気が含まれるものを除いた集計です。平均は少数の重い症例に引っ張られるため、中央値もあわせて見てください。上の表の猫伝染性腹膜炎(FIP)は、平均が約18.8万〜31.7万円、中央値は約7.6万〜11.3万円です。
  • 心筋症の請求割合は、ラグドールが0.9%、ミヌエットが0.8%で猫全体(1.2%)より低く、マンチカンは1.3%で猫全体よりわずかに高く(オッズ比1.15)、アメリカンショートヘアは2.0%(同1.81)です。取扱外のメインクーンは2.1%(猫全体1.1%)でした(白書2024p58)。
  • 診療費の内訳(猫全体)は、白書p62によると泌尿器の病気24.5%、消化器の病気20.7%、全身性の病気11.2%で、循環器の病気は6.3%です。

取扱外のメインクーン(5,871頭)では、糖尿病の請求割合も0.6%と猫全体の0.2%より高く(オッズ比2.46)、年間診療費は平均150,082円・中央値116,193円でした(白書2024 p58)。スコティッシュ・フォールドの関節炎の請求割合は1.0%と猫全体の0.3%の約3倍で、年間診療費は平均31,434円・中央値14,370円でした(白書2025 p51)。アニコムの解説ページ(猫の骨軟骨異形成症)には、すべての折れ耳型で骨軟骨異形成症を発症すること、通院1回あたりの平均単価は5,184円程度、平均年間通院回数は1回と載っています。

猫の保険料はいくら?

アニコムの猫の年間平均は保険料28,207円、月に直すと約2,350円です。上池台動物病院グループの調査では、保険に加入している136人のうち、月額4,000円未満が119人(87.5%)で、最も多いのは2,000〜4,000円(58人)でした。未加入は189人(58.2%)です。保険に入るかどうかは、上の「10万円を超える病院代」を貯金で払えるかどうかで決めるのが現実的です。選び方は猫のペット保険で解説しています。

猫の生涯費用(一生)はいくら?寿命の置き方で変わる

生涯費用は、アニコムの年額に猫の平均寿命14.5歳を掛けると、約242万円(保険料を除く)から約283万円(保険料を含む)です(計算。子猫代と初期費用は含みません)。

前提式結果
保険料を除く・14.5歳(195,427円−保険料28,207円)×14.5歳=167,220円×14.5歳2,424,690円(約242万円)
(参考)猫の飼い主3,000人の平均R&Cの調査の回答の平均2,646,956円(約264万円)
保険料を含む・14.5歳195,427円×14.5歳2,833,691.5円(約283万円)
(例)保険料を含む・16歳まで生きた場合195,427円×16歳3,126,832円(約313万円)
14.5歳は、アニコム「家庭どうぶつ白書2025」p67の猫の平均寿命(2023年度)です。保険に加入している猫の各年齢の契約頭数と死亡解約の届け出数から作った生命表の、0歳の平均余命で、2021年度は14.6歳、2022年度は14.5歳でした。R&Cの生涯費用は、猫の飼い主3,000人(2021年以前から飼育・2022年12月調査)の回答の平均で、BCN+Rの記事から確認しました。

この掛け算には限界があります。年額195,427円は、平均年齢5.7歳の猫の数字です。診療費は年齢とともに増える(10歳以上は0〜4歳の約2.7倍)ので、高齢期の増加が生涯分に十分に反映されない可能性があります。寿命が1歳延びるごとに約19.5万円が増える計算です。

品種別の平均寿命は、年度でぶれる

同じ白書でも、品種別の平均寿命は年度ごとに動きます。当キャッテリーの取扱9品種を並べました。ミヌエットは2022年度の10.6歳から2023年度の12.6歳へと、1年で2歳ほど動いています。順位づけには使わず、幅のある目安として見てください。

品種2023年度(白書2025)2022年度(白書2024)
ラグドール15.1歳14.5歳
マンチカン14.4歳13.8歳
ラガマフィン14.2歳13.6歳
ブリティッシュショートヘア14.2歳13.7歳
アメリカンショートヘア13.9歳13.7歳
ノルウェージャンフォレストキャット13.9歳13.7歳
エキゾチックショートヘア13.5歳13.4歳
ミヌエット12.6歳10.6歳
サイベリアン12.1歳12.7歳
猫全体14.5歳14.5歳
契約頭数の上位20品種を対象にした生命表で、保険に加入している猫の数字です。年額195,427円は品種別のデータではありませんが、2023年度のこの幅の両端(12.1歳と15.1歳)を掛けると、約236万円(2,364,666.7円)から約295万円(2,950,947.7円)になります(計算)。

子猫代を含めた総額の例も出しておきます。掲載平均199,663円のラグドール(平均寿命15.1歳)なら、初期費用241,663円+195,427円×15.1歳(2,950,947.7円)=3,192,610.7円、約319万円です。保険料を除くと、241,663円+167,220円×15.1歳(2,525,022円)=2,766,685円、約277万円になります。

猫を飼うのに月収・貯金はいくら必要?後悔しないための考え方

ピンクの貯金箱と書類、眼鏡とペンが置かれた机の上で、窓辺の猫が眠っている

「月収がいくらあれば飼える」という公的な基準は、確認できませんでした。代わりに、毎月の固定費・病院代の備え・すぐ出せる貯金の3つに分けて、ご自身の家計に当てはめてください。

分けて考えるもの数字出典
毎月の固定費平均で月約16,300円(保険料・光熱費込み)。日常の暮らしだけなら月約7,500円アニコム(年額÷12・計算)
病院代の積立保険に入らない場合の目安は、治療費と予防費の年平均61,425円÷12=月約5,100円アニコム(計算。保険金で戻った分の扱いは資料から分かりません)
保険料入る場合は月約2,350円が平均。加入者の87.5%が月4,000円未満アニコム、上池台動物病院グループ
すぐ出せる貯金10万円以上の病院代を払った人が9.5〜15.8%。慢性の腎臓病では年約27万円上池台動物病院グループ、オカネコ、アニコム
オカネコの調査では、猫の月の固定費が5,000円未満の飼い主が43.4%、15,000円以上が9.2%でした。同じ猫でも、暮らし方で3倍以上の差が出ます。一人暮らしの場合の留守番や物件の条件は、一人暮らしで猫は飼える?で扱っています。

後悔につながりやすいのは、想定より高くなることです。オカネコの調査(猫の飼い主は約120人)では、猫の飼い主の39.2%が「想定より高かった」「想定より少し高かった」と答えました。その中で、実際の月の支出が想定を1万円以上上回った人が42.6%、上回った額の中央値は7,500円です。月の予算に7,500円の余裕を持たせておけば、「想定より高かった」人の半数は収まる計算になります。母数が小さいため、傾向を見る参考値です(出典:ペット関連費用に関する調査「オカネコ保険比較」調べ)。

削れる費用と、削りにくい費用

削りやすいのは、猫が気にしない用品です。削りにくいのは、後から高くつきやすいものです。

  • 削りやすい:キャリーバッグ(最初は布製で足ります)、ベッド(タオルや毛布で代用できます)、おもちゃ(シンプルなもので遊びます)
  • 削りにくい:ケージとトイレ(合わないと買い直しになりやすい)、予防医療(アニコムの平均で年14,295円)、病院代の積立か保険料、留守中を含む室温の管理

ブリーダーとして、お迎え前のご相談で費用の話になったときにお伝えしたいのは、月々の金額より、「病院代が一度に大きく出る年がありうる」という点です。その年に慌てないために、上の3つの分け方で準備しておくと安心です。

よくある質問

猫を飼うと、1か月にいくらかかりますか?

アニコム損保の2025年調査では、猫1頭の年間支出は195,427円で、月に直すと約16,300円です。保険料・治療費・光熱費の追加分を含む平均です。フードやトイレ用品などの日常の暮らしだけなら年約9万円(月約7,500円)で、R&Cの調査ではフード・トイレまわり・消耗品で月6,200円ほどでした。

猫を飼うのに月収はいくら必要ですか?

公的な基準は確認できませんでした。月の固定費は平均で約16,300円です。その内訳のうち、病院代の備えは月約5,100円、保険料は月約2,350円です。10万円以上の病院代を払った経験がある人は、調査によって9.5〜15.8%でした。手元にすぐ出せる10万円があるかどうかも、判断材料になります。

猫の生涯費用はいくらですか?

アニコムの年額に寿命を掛けた計算で、保険料を除くと約242万円(14.5歳)、保険料を含むと約283万円(14.5歳)です。16歳まで生きれば約313万円になる計算です。R&Cの調査では、猫の飼い主3,000人の平均が約264万円でした。子猫代や初期費用は含まれないので、別に足してください。

猫を迎える初期費用はいくらですか?

子猫代を除くと、用品の平均約2.3万円と避妊去勢手術の平均約1.9万円で、約4.2万円です(R&Cの平均から計算)。子猫代は品種で変わり、当キャッテリーの取扱9品種の掲載平均は約14.5万〜26.3万円でした(子猫ブリーダーナビ・2026年9月30日時点)。合計は、子猫代にこの約4.2万円を足した約18.7万〜30.5万円です(計算)。

子猫代のほかに、Flowens Catへ別に支払う費用はありますか?

掲載価格に、親猫の遺伝子検査、1回目のワクチン、マイクロチップ、獣医師の健康診断、駆虫、60日の生体保障、ごはん10日分、缶詰、飼育説明書が含まれます。当社へのお支払いは、掲載価格のほかは、2回目のワクチンまで済んでいる子の3,000円だけです。お支払いは現金・銀行振込・ペットローン(最大60回)です。なお、お迎え後に飼い主さんが行うマイクロチップの変更登録は、手数料(オンライン400円・用紙1,400円)を指定登録機関に納める別の手続きで、当社へのお支払いではありません。

猫を飼うのに貯金はいくら必要ですか?

公的な基準は確認できませんでした。目安になる数字は3つあります。これまでで最も高かった病院代が10万円以上の人が、調査によって9.5〜15.8%いたこと。慢性の腎臓病の年間診療費が平均272,598円だったこと。10歳以上の年間診療費が平均106,158円で、0〜4歳の約2.7倍だったことです。保険に入らない場合は、10万円をすぐ出せるかどうかが、ひとつの判断材料になります。

ペット保険は入った方がよいですか?

アニコムの猫の年間平均は、保険料28,207円に対し治療費47,130円です。ただし、これは平均で、年によって大きくぶれます。10万円以上の病院代を貯金で払えるなら入らない選択もあり、払えるか不安なら保険を検討してください。選び方は猫のペット保険にまとめています。

保護猫を迎えると、費用は安くなりますか?

入口の費用は安くなります。R&Cの調査では、購入した人の平均が約18万円、譲渡された人の譲渡費用は平均約4,000円でした。年間の飼育費について、入手先別の数字は確認できませんでした。譲渡時にワクチンや避妊去勢手術が済んでいるかは団体ごとに違うので、迎える前に確認してください。

まとめ

猫を飼う費用は、年間195,427円(保険料を除くと167,220円)、子猫代を除く初期費用は約4.2万円(子猫代の掲載平均を足すと約18.7万〜30.5万円)、生涯は約242万〜283万円が、出典を確認できた数字からの目安です。数字が調べるたびに違うのは、保険料・治療費・光熱費をどこまで数えるかと、誰に聞いたかが違うからです。

大きく出るのは、年齢が上がった時期と、病気になった年の病院代です。月々の金額に加えて、10万円を超える年に備える準備を一緒に考えてください。

当キャッテリーの子猫は子猫一覧、お迎えまでの流れはお迎えの流れ、品種ごとの特徴は品種一覧、親猫の健康管理の考え方は健康管理でご覧いただけます。費用のご質問は、お気軽にご相談ください。

出典

※ 記事内の画像はイメージです。実際にお迎えいただける子猫の写真は子猫一覧でご覧いただけます。

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