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取扱品種の子猫26頭を見る ›目次ひらく(全15章)
- 01この記事の要点
- 02Flowens Catのペルシャの取り扱いについて|代替品種もご案内
- 03ペルシャ猫の現在の値段相場は?(2026年5月実測)
- 04チンチラペルシャとは何か — 種類と価格の仕組みを整理する
- 05購入先・月齢別の相場の違い
- 06ペルシャ猫の値段が個体によって違う5つの理由
- 07顔のタイプで値段と健康リスクが変わる
- 08遺伝性腎臓病リスクを数字で知る
- 09ペルシャ猫の寿命の実態 — 「15〜18年」は正確か
- 10ヒマラヤン・チンチラペルシャとの価格比較(2026年実測)
- 11飼育の年間コストと5年間トータル試算
- 12ペルシャ猫の性格と基本データ
- 13ペルシャ猫をお迎えする前のチェックポイント7つ
- 14よくある質問
- 15まとめ — 値段の裏側を知って選ぶ
この記事の要点
ペルシャ猫の値段は約15万円(2026年5月実測)。ただし同じ「ペルシャ」でも、チンチラシルバー・チンチラゴールデン・ヒマラヤンでは価格の構造が異なる。さらに、ペルシャは遺伝性の腎臓病(多発性嚢胞腎)の原因遺伝子を持つ猫が多いと報告されており(Sato et al., 2019)、英国の調査では亡くなったペルシャの死因で最も多いのが腎臓の病気でした(O'Neill et al., 2019)。こうしたデータを知らずに「安い個体」を選ぶと、5年後のコストが逆転するリスクがある。
Flowens Catのペルシャの取り扱いについて|代替品種もご案内
Flowens Cat では、ペルシャを数は少ないですが取り扱っています。ご案内できる子はペルシャの子猫ページに載せています。いま募集中の子がいるかどうかは、そちらでご確認いただけます。
ペルシャの子がいないときや、「ペルシャに近い穏やかな長毛猫を迎えたい」という方には、現在安定して子猫をご案内できる以下の品種が選択肢になります。
| 代替品種 | ペルシャとの共通点 | 詳細 |
|---|---|---|
| エキゾチックショートヘア | 丸顔・穏やか・ペルシャ近縁 | 被毛が短く日常ケアが楽 |
| ラガマフィン | 長毛・甘えん坊・おっとり | ラグドール近縁・より丸顔 |
| ラグドール | 長毛・穏やか・フロッピー体質 | 大型・ブルーアイが特徴 |
ペルシャ猫の現在の値段相場は?(2026年5月実測)

ペルシャ猫の子猫の値段は、ブリーダー直販で平均約15万円が2026年5月時点の実態です。一部の価格比較サイトには「50万〜400万円」という数字が残っていますが、これは現実とかけ離れています。みんなの子猫ブリーダーの成約データ(2026年5月確認)では、以下の実測値が出ています。
ペルシャ系子猫の成約価格(2026年5月実測)
| 品種・カラー | 平均成約価格 | 最高値 | 最低値 |
|---|---|---|---|
| ペルシャ(全カラー) | 約15万円 | 75万円 | 7万円 |
| チンチラシルバー | 約16〜18万円 | 45万円 | 8万円 |
| チンチラゴールデン | 約18〜22万円 | 55万円 | 10万円 |
| ヒマラヤン | 約16万円 | 25万円 | 8万円 |
ペットショップでは同じペルシャでも、流通コスト分が上乗せされます(参考値:大手チェーン店で66,000〜151,800円台が一例)。ブリーダー直販は中間業者を挟まない分、その差額を遺伝子検査や健康診断に充てることができます。
チンチラペルシャとは何か — 種類と価格の仕組みを整理する
「チンチラペルシャ」はペルシャの毛色バリエーションであり、独立した別品種ではありません。毛先のみが黒く染まる「ティッピング」が特徴で、全身に輝くような光沢が生まれます。
チンチラシルバー・チンチラゴールデンの違い
| 区分 | 見た目 | 相場 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| チンチラシルバー | 白銀色の下毛に黒のティッピング | 16〜18万円 | 最もポピュラー。流通量多め |
| シェーデッドシルバー | シルバーより黒が多め・より濃い陰影 | 15〜20万円 | チンチラと区別されることも |
| チンチラゴールデン | クリーム〜アプリコットの下毛に黒のティッピング | 18〜22万円 | 流通量少・希少価値高い |
| シェーデッドゴールデン | ゴールデンより黒が多め | 17〜22万円 | マニア人気が高い |
購入先・月齢別の相場の違い
購入先による価格の違い
| 購入先 | 価格帯の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| ブリーダー直販 | 12〜35万円 | 遺伝子検査・親猫の情報・飼育サポートつき |
| ペットショップ | 18〜50万円 | 流通コスト上乗せ・健康証明は要確認 |
| みんなの子猫ブリーダー等サイト | 10〜45万円 | ブリーダーとの直接交渉。玉石混交 |
| フリマ・里親サイト | 〜5万円(または無償) | 血統・検査不明。リスク高 |
月齢別の価格の目安
| 月齢 | 価格の特性 | 注意点 |
|---|---|---|
| 2〜3か月 | 販売価格は最低水準だが、健康状態の評価が難しい | 免疫が確立していない時期 |
| 3〜4か月 | 最も流通量が多い時期。価格は標準 | ワクチン2回接種済みが理想 |
| 5〜6か月 | 毛質・顔の完成度が見えてくる。チンチラは発色が判断できる | 価格交渉の余地が出やすい |
| 7か月以上 | 生後半年超は値下がりすることも多い | 性格が確定しており選びやすい利点も |
ペルシャ猫の値段が個体によって違う5つの理由

同じペルシャでも7万円〜75万円の幅が生まれる理由は、次の5点に集約されます。遺伝子検査の実施有無が最も価格差に直結します。
1. 遺伝子検査(腎臓病・多発性嚢胞腎)の実施有無
これが最も重要な価格差の要因です。 後述しますが、日本の動物病院から遺伝子検査に回されたペルシャでは、46%が遺伝性腎臓病(多発性嚢胞腎:PKD)の原因遺伝子変異を持っていたという調査があります。信頼できるブリーダーは親猫に検査を実施し、陽性個体を繁殖から除外しています。検査・証明書の取得には費用がかかるため、この分が適正な子猫価格に反映されます。「安すぎる子猫」が存在する場合、このコストを削っている可能性があります。
2. 顔のタイプ(エクストリーム vs ドールフェイス)
ペルシャには鼻がほぼない「エクストリームタイプ(超短頭)」と、やや鼻に高さがある「ドールフェイスタイプ(トラディショナル)」の2系統があります。キャットショーで高評価を得やすいエクストリームタイプは価格が高めになる傾向がありますが、顔タイプと健康リスクの関係については次章で詳しく解説します。
3. 毛色・カラー
| カラー | 相場の傾向 |
|---|---|
| チンチラゴールデン | 最も高め(18〜22万円が中心) |
| チンチラシルバー | やや高め(16〜18万円が中心) |
| ホワイト | 標準〜やや高め |
| ブラック | 標準 |
| カラーポイント(ヒマラヤン系) | 標準〜やや高め |
| バイカラー | 標準 |
4. 血統(親猫の実績)
キャットショー入賞歴のある親猫から生まれた子猫は、体格・被毛質・顔立ちの安定性が期待でき、価格が高くなります。
5. 性別
メス(♀)はオス(♂)よりやや高めになる傾向がありますが、去勢・避妊手術後は性格差が小さくなるため、性別より相性や性格を優先することをすすめます。
顔のタイプで値段と健康リスクが変わる

「高い個体ほど医療リスクが高くなりうる」という逆説を、上位のウェブサイトはほぼ触れていません。
エクストリーム vs ドールフェイス:何が変わるか
| 比較項目 | エクストリームタイプ | ドールフェイスタイプ |
|---|---|---|
| 鼻の高さ | ほぼなし(眉間より下) | わずかにある |
| キャットショー評価 | 高い傾向 | 低め |
| 子猫価格 | やや高め | 標準〜やや低め |
| 短頭種気道症候群リスク | 高い | 相対的に低い |
| 呼吸音 | いびき・鼻息が大きい個体多い | 比較的静か |
| 外科手術が必要なケース | より多い | 少ない |
| 涙やけの程度 | 強く出やすい | 比較的軽度 |
| 日常ケア負担 | 高い | 中程度 |
短頭種気道症候群(BOAS)とは
BOAS(Brachycephalic Obstructive Airway Syndrome)は、短頭種に共通する気道の閉塞問題を指します。ペルシャを含む短頭種猫では、軟口蓋の過長・鼻孔の狭窄・気管の狭小化が組み合わさって慢性的な呼吸負荷がかかります。
2026年に発表された研究(Chen KS et al., Animals Basel)では、猫のBOASを非侵襲的な検査で定量化できることが実証されています。イリノイ大学獣医学部の検査では、ペルシャ・エキゾチックショートヘアで33%以上が陽性という結果も報告されています。
症状のスペクトラムは幅広く、「いびきをかく程度」から「夏場の呼吸困難」「外科的治療(鼻孔切開・軟口蓋短縮手術)が必要なケース」まであります。手術費用は動物病院によりますが、数万円〜十数万円の範囲です。
購入価格が高いエクストリームタイプほど、長期医療コストが高くなる可能性があるという点は、購入前に必ず理解していただきたい情報です。
遺伝性腎臓病リスクを数字で知る

「ペルシャ猫には腎臓の遺伝病があります」という一文なら、多くのサイトに書いてあります。しかし「実際にどのくらいの確率で持っているのか」を数字で示したサイトは、上位10件を確認した限りほぼ見当たりません。
岩手大学の研究(Sato et al., 2019年、J Vet Med Sci)では、全国の動物病院から遺伝子検査に送られた猫377頭(品種はさまざま)を調べ、ペルシャは79頭中36頭(46%)が遺伝性多発性嚢胞腎(PKD1)の原因遺伝子変異を持っていました。ただし、送られてきた377頭には、超音波検査で腎臓に嚢胞(のうほう)が見つかっていた猫が159頭(42%)含まれていました。病気が疑われた猫を多く含む集団の割合なので、日本のペルシャ全体の46%が変異を持つという意味ではありません。腎臓と肝臓の両方に嚢胞があった猫の割合が、ペルシャで高かった(31%)ことも報告されています。
多発性嚢胞腎(PKD)とは何か
PKDは、腎臓に水の袋(嚢胞)が複数形成され、腎機能を圧迫していく遺伝性疾患です。
- 遺伝形式: 常染色体優性遺伝(親の一方が変異遺伝子を持つと、子猫に50%の確率で遺伝)
- 発症時期: 生後から嚢胞は存在するが、症状が現れるのは多くが3〜7歳以降
- 主な症状: 多飲多尿・食欲不振・嘔吐・体重減少(腎不全の症状と同じ)
- 治療: 根本的な治療法はなく、腎不全(じんふぜん)の進行を遅らせる投薬と食事管理が中心
英国王立獣医師大学(RVC)の大規模調査(O'Neill et al., 2019年、Scientific Reports)では、英国の動物病院にかかっていたペルシャ3,235頭のうち、調査期間中に亡くなり死因が記録されていた435頭で、死因の23.4%が腎臓の病気(最も多い死因)でした。この遺伝性腎臓病はこの統計の背景に大きく関わっています。
なぜ「安い子猫が危ない」か
多発性嚢胞腎は優性遺伝の病気なので、変異を1つ持つ親猫から生まれる子猫は、平均して半数が変異を受け継ぎます。親猫の遺伝子検査は、変異を持つ親猫を繁殖に使わないためのものです。発症すると、通院・投薬・食事の管理が長く続くことがあります。
「子猫の購入価格が3万円安い」という選択が、5〜10年後に数十万円以上の医療費差を生む可能性があります。遺伝子検査・証明書の確認は、値段比較の前に行うべきチェックです。
ペルシャ猫の寿命の実態 — 「15〜18年」は正確か
多くのサイトにペルシャの平均寿命として「15〜18年」「15〜20年」と書かれています。しかし英国RVCが実施した大規模研究(O'Neill et al., 2019年、Scientific Reports)では、調査期間中に亡くなったペルシャ575頭の亡くなった年齢の中央値は13.5歳でした。日本の保険会社の集計(2023年度)でも、平均寿命はペルシャが13.3歳、ペルシャ(チンチラ)が14.3歳で、猫全体の14.5歳と同程度か、やや短い数字です。
また、同研究では64.9%のペルシャ猫が何らかの疾患記録を持つことも報告されています。この数字は「病気がちな品種」という意味ではなく、「定期的な医療関与が必要な品種」として理解するのが適切です。
「13.5年」と「15〜18年」の差をどう読むか
両者は矛盾しません。13.5歳は亡くなった年齢の真ん中の値なので、半数はそれより長く生きています。同じ調査で、4分の1は16.0歳以上まで生きていました。15年を超える子もいますが、「平均15〜18年」と言い切れる数字ではありません。保険会社の平均寿命は年度で動き、5年ではペルシャが12.3〜15.1歳です。寿命の数字が調査によって割れる理由や、死因の内訳はペルシャ猫の寿命にまとめています。
ヒマラヤン・チンチラペルシャとの価格比較(2026年実測)
「ヒマラヤンとペルシャ、どちらが高いですか?」は気になるところです。現在の市場実態は以下のとおりです(2026年5月、みんなの子猫ブリーダー実測)。
| 品種 | 平均成約価格 | 最高値 | 最低値 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ペルシャ(ソリッドカラー) | 約14〜16万円 | 75万円 | 7万円 | 毛色・顔タイプで幅広い |
| チンチラシルバー | 約16〜18万円 | 45万円 | 8万円 | 毛先が黒いシルバー光沢 |
| チンチラゴールデン | 約18〜22万円 | 55万円 | 10万円 | クリーム系の希少発色 |
| ヒマラヤン | 約16万円 | 25万円 | 8万円 | カラーポイント必須・目はブルー固定 |
ペルシャとヒマラヤンの詳しい違いはペルシャとヒマラヤンの比較記事で解説しています。エキゾチックショートヘアと比較したい方はエキゾチックショートヘア詳細もご参照ください。
飼育の年間コストと5年間トータル試算

「子猫の値段」はお迎え時の一時費用です。長毛種であり短頭種でもあるペルシャは、年間コストが他品種よりやや高い傾向があります。
ペルシャ猫の年間飼育コスト目安
| 費用項目 | 年間目安 | 備考 |
|---|---|---|
| フード代 | 3万円〜5万円 | 腎臓ケア・長毛対応フードは割高 |
| トイレ用品 | 1.5万円〜2万円 | 砂・シート |
| ブラッシング用品 | 0.5万円〜1万円 | コーム・スリッカーブラシ |
| トリミング代 | 2万円〜4万円 | 年3〜6回が目安 |
| 目周りケア用品 | 0.3万円〜0.5万円 | コットン・洗浄液 |
| 予防接種・定期健診 | 1万円〜2万円 | |
| 腎臓機能検査(年1〜2回推奨) | 0.5万円〜1万円 | |
| 合計(目安) | 8.8万円〜15.5万円 | 緊急医療費は別途 |
遺伝子検査あり vs なしの5年間コスト比較(試算)
| コスト項目 | 検査済み血統 | 検査なし血統 |
|---|---|---|
| 購入価格(目安) | 15〜20万円 | 7〜12万円 |
| 年間維持費(5年分) | 約45〜75万円 | 約45〜75万円 |
| 発症した場合の追加医療費(5年) | 低リスク(0〜5万円程度) | 発症時30〜80万円以上の可能性 |
| 5年間トータル(概算) | 60〜95万円 | 52〜167万円(発症リスクによる) |
ペルシャ猫の性格と基本データ

値段・リスクの話が続きましたが、ペルシャ猫の魅力も改めて整理します。
ペルシャ猫の基本データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 原産国 | イラン(旧ペルシャ)→ イギリスで改良 |
| 性格 | 穏やか・静か・マイペース・甘えん坊 |
| 亡くなった年齢の中央値 | 13.5歳(英国の575頭、O'Neill et al., 2019) |
| 体重 | 品種団体(CFA・TICA)の基準に体重の数字は無い |
| 被毛 | ロング(絹のような質感) |
| 特徴 | 静かな室内猫・長毛・短頭種 |
ブラッシングを子猫期から習慣化できるかどうかが、生涯の飼いやすさを大きく左右します。引き渡し前から毎日ブラッシングに慣れさせた子は、1歳を過ぎても自然に受け入れてくれます。一方、成猫になってから習慣化しようとすると、強い拒否反応が出る個体もいます。この差は購入価格の差より、日常のケア負担に直結します。
ペルシャ猫をお迎えする前のチェックポイント7つ
- 遺伝子検査(多発性嚢胞腎)の結果証明書が提示されるか — 陰性証明があることが理想
- 顔タイプを把握して実際の呼吸音を確認するか — 実際に会って呼吸が安定しているか確認する
- 親猫の性格や検査結果を教えてもらえるか — 親の体型・毛質・性格は子猫に引き継がれます
- 飼育環境(清潔さ・広さ・頭数)を具体的に説明してくれるか — 過密飼育は免疫力低下・感染症リスクに直結
- 健康診断書とワクチン接種履歴があるか
- 引き渡し月齢が8週以上か — 法律上の最低基準を守っているかを確認
- 涙やけの程度 — 毛色が白・シルバー系の個体は特に目立ちやすい
よくある質問
Q. ペルシャ猫の値段はなぜ高めなのですか?
信頼できるブリーダーがかける適正コストを積み上げると、必然的に15万円以上になります。具体的には、遺伝子検査(多発性嚢胞腎)、健康診断、ワクチン接種、長毛種の飼育環境維持(広いケージ・毎日のグルーミング)などです。動物病院から検査に回されたペルシャの46%が遺伝性腎臓病の原因遺伝子を持っていた(Sato et al., 2019。病気が疑われた猫が中心の調査)という背景を考えると、親猫の検査を省けないことが理解できます。安すぎる子猫はこれらのコストを削っている可能性があります。
Q. チンチラシルバーとチンチラゴールデン、どちらが高い?
チンチラゴールデンのほうが高い傾向があります(平均18〜22万円 vs シルバーの16〜18万円)。ゴールデンの発色は遺伝子の組み合わせが複雑で、思い通りの色が出る個体が少ないためです。「シルバーっぽいゴールデン」では価値が下がり、しっかりとしたアプリコット〜クリーム色の下毛が出た個体に高値がつきます。
Q. エクストリームタイプとドールフェイスタイプ、どちらを選ぶべきですか?
「見た目のかわいさ」でエクストリームタイプを選ぶ前に、呼吸リスクとケア負担を天秤にかけることをすすめます。鼻が非常に低いエクストリームタイプはいびき・呼吸音が大きく、夏場の管理が特に重要です。ドールフェイスタイプは外見の印象がやや異なりますが、日常の呼吸が安定していて飼いやすい傾向があります。初めてペルシャを迎える方には、ドールフェイスタイプがおすすめです。
Q. ヒマラヤンとペルシャの価格差は?
ブリーダーのポータルサイトが公開している直近3か月の成約時の平均は、ヒマラヤン約17万円・ペルシャ約15万円でした(みんなの猫図鑑 ヒマラヤン・ペルシャ、2026年10月7日確認)。2026年5月に調べたときもヒマラヤン約16万円とペルシャとほぼ同じで、「ヒマラヤンは高い」というイメージほどの差は見られません。ヒマラヤンはペルシャと同じ系統なので、迎える前に確かめたい健康の項目も基本的に同じです。詳しくはペルシャとヒマラヤンの比較記事をご覧ください。
Q. ペルシャ猫の購入を検討していますが、似た品種でFlowens Catが取り扱うものはありますか?
ペルシャも、数は少ないですが取り扱っています。そのほかに、穏やかな長毛猫をお求めなら、ラガマフィンまたはラグドールが近い選択肢になります。どちらもフロッピーで抱きやすく、静かな性格が特徴です。ペルシャのような極端な短頭ではないため、呼吸リスクは格段に低くなります。エキゾチックショートヘアはペルシャの近縁種で丸顔の可愛さを保ちつつ、被毛が短くケアが楽な選択肢です。子猫一覧で現在の販売状況をご確認ください。
Q. ペルシャ猫の遺伝子検査はどこでできますか?
購入前に確認すべきはブリーダー側での親猫の検査済み証明書です。お迎え後も年1〜2回の腎臓機能検査(血液検査・エコー)を受けることをすすめます。専門の動物病院または遺伝子検査機関(DNAサンプル検査)で口腔粘膜のサンプルから検査できます。信頼できるブリーダーから迎える場合は、ブリーダー側が親猫の陰性証明を提示するのが標準です。
Q. ペルシャ猫の夏場の管理で注意することは?
鼻の短い品種なので、暑さには特に気をつけたい猫です。日本動物愛護協会は、犬や猫の熱中症予防として「暑い時期の温度は26℃以下で維持しましょう」と書いています(熱中症について)。犬と猫全般への呼びかけですが、留守のあいだも含めて、この26℃を超えないことを、ペルシャのひとつの基準にしてください。顔が平たいタイプほど鼻の穴や気道が狭いことがあるので、なおさらです。夏場の猫の熱中症対策については熱中症対策の詳細記事もご参照ください。
まとめ — 値段の裏側を知って選ぶ
ペルシャ猫の子猫の平均値段は約15万円(2026年5月実測)。ただし値段だけで判断すると、長期コストで逆転するリスクがあります。
- チンチラゴールデンは平均18〜22万円とペルシャ系で最も高く、発色の希少性が価格に直結する
- 遺伝性腎臓病(多発性嚢胞腎)の原因遺伝子は、動物病院から検査に回されたペルシャの46%が持っていた(病気が疑われた猫が中心の調査。Sato et al., 2019)。親猫の遺伝子検査をしている血統を選ぶことが最も重要
- 顔タイプ(エクストリーム vs ドールフェイス)で、価格だけでなく呼吸リスク・医療コストも変わる
- 英国の調査で亡くなったペルシャの年齢の中央値は13.5歳(O'Neill et al., 2019、575頭)。最も多い死因は腎臓の病気
「値段が安いから」より「検査が済んでいて、親猫の情報を教えてもらえるか」を判断基準にしてください。
Flowens Cat はペルシャを数は少ないですが取り扱っています。そのほかに、ペルシャに近い穏やかな長毛猫としてラグドール・ラガマフィン・エキゾチックショートヘアを繁殖しています。
※ 記事内の画像はイメージです。実際にお迎えいただける子猫の写真は子猫一覧でご覧いただけます。








