猫の名前ランキング、結論から言うと アニコム損保(0歳猫54,764頭対象)は「ムギ」が7年連続1位。しかしねこのきもちアプリの男の子部門やアイペット損保(二次情報)では「ラテ」が初の1位に立っています。この食い違いは集計ミスではなく、対象母集団と集計期間が調査ごとに違うために起きています。血統書の正式名との関係、猫が名前を覚える時期の目安まで、ブリーダーとして正直に解説します。「猫の名前ランキング」を検索すると、サイトによって1位がバラバラなことに気づいた方も多いはずです。実はこれ、集計ミスでもデータの古さでもありません。「誰を対象に、いつ集計したか」が調査ごとに違うからです。この記事では、公表されている4つの調査を横並びで比較し、なぜ結果が食い違うのかという「ランキングの読み方」から解説します。あわせて、純血種の子猫だけが持つ「血統書の正式名」との関係(マンチカン・ラグドールなど当キャッテリーが繁殖する9品種すべてに共通する話です)、猫が名前を覚える時期の目安、多頭飼いでの名付けの注意点まで、他のランキング記事が触れていない領域をFlowens Catブリーダーの視点でお伝えします。
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猫の名前ランキング、なぜサイトによって「1位」が違うのか — 4つの調査を比較する

結論:4つの主要調査は対象母集団と集計期間がすべて異なるため、単純に「1位」だけを比較しても意味がありません。 まず横並びの比較表を見てください。
| データソース | 対象母集団 | 集計期間 | サンプル数 | 1位(表記) |
|---|---|---|---|---|
| アニコム損保「どうぶつ健保」 | 新規契約した0歳猫 | 2025年2月1日〜2026年1月31日 | 54,764頭 | 総合1位「ムギ」(438頭・7年連続) |
| アイペット損保(※二次情報) | 新規契約した0歳猫 | 2024年4月〜2025年3月 | 非公表 | 総合1位「ラテ」(初) |
| ねこのきもちアプリ(ベネッセ) | アプリに0歳で登録した飼い主 | 2024年9月〜2025年8月登録・2025年10月調査 | 2,827件 | 女の子部門1位「ムギ」・男の子部門1位「ラテ」(初) |
| ぽぽねこ独自アンケート | 自社アンケート回答者 | 2025年9月20〜26日実施 | 2,627件(有効回答) | 1位「むぎ」 |
この表を並べて初めて見えてくることがあります。4調査中3つ(アニコム総合・ねこのきもち女の子部門・ぽぽねこ)で「ムギ」系統が1位を取っている一方、オス・男の子部門とアイペット損保の総合1位はどちらも「ラテ」です。ここから読み取れるのは、「ムギ」は性別を問わず、特にメス猫で根強い支持を集める定番名である一方、「ラテ」はオス猫の名前として直近で急速に広がっている、という構図です。これは1つの調査だけを見ていては分からない発見であり、複数データを横に並べたからこそ見える傾向です。
「対象母集団の違い」を具体的に言うと、アニコム・アイペットはペット保険に加入した飼い主、ねこのきもちはアプリを日常的に使う飼い主、ぽぽねこは自社アンケートに回答した飼い主です。それぞれ別の集団を切り取っているため、1位が一致しないのはむしろ自然な結果です。この点は後段の「ペット保険データだけで選んでいいのか」でさらに掘り下げます。
なお、当キャッテリーが継続飼育する9品種にとっても、この「集計対象による違い」は無関係ではありません。品種ごとの名付け傾向は本記事の後半(「純血種の子猫には『もう一つの名前』がある」「品種のルーツを名前のモチーフにする」の各章)で詳しく紹介します。
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【2026年最新】アニコム損保データで見る総合・男女・漢字名ランキング
アニコム損保「どうぶつ健保」の2026年最新版データでは、総合1位は7年連続で「ムギ」(438頭)。 オス部門1位は「レオ」、メス部門1位は「ルナ」でした。公表されている範囲のみを、水増しせずにそのまま紹介します。
| 部門 | 1位 | 2位 | 3位 |
|---|---|---|---|
| 総合 | ムギ(438頭・7年連続) | ラテ(349頭) | ルナ(338頭) |
| オス(男の子) | レオ(253頭) | 非公表 | 非公表 |
| メス(女の子) | ルナ(286頭) | 非公表 | 非公表 |
| 漢字名オス | 琥珀(75頭) | 非公表 | 非公表 |
| 漢字名メス | 姫(29頭) | 非公表 | 非公表 |
4位以下は公式発表で明示されていないため、当記事では推測で埋めていません。総合TOP20の羅列よりも、「どのデータが何頭を対象にしているか」を正確に伝えることの方が価値があると考えています。
アイペット損保データ(※二次情報) では、総合1位は「ラテ」で初の1位、オス部門は「レオ」が10年連続1位、メス部門は「ルナ」が3年連続1位と報じられています(nyanpedia経由)。アイペット損保公式の一次URLは執筆時点で確認できなかったため、この数値は伝聞情報として扱ってください。
なお同じ調査でアニコムは品種別ランキングも公表しており、契約数1位はスコティッシュ・フォールド(13.7%・7,520頭)でした。これは「品種としての人気」であり、「品種別に人気の名前」ではない点に注意が必要です。品種ごとの人気名は、少なくとも今回確認した4調査では公表されていません。なお、この1位のスコティッシュ・フォールドについては、折れ耳の原因となる遺伝子変異が骨や軟骨の発育異常と関連することが研究で示されているため、当キャッテリーでは動物福祉の観点から取り扱っておらず、性格や体型が近いマンチカンやブリティッシュショートヘアをご案内しています。
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純血種の子猫には「もう一つの名前」がある — 血統書の正式名とコールネームの二重構造

純血種の子猫には、家庭で呼ぶ名前(コールネーム)とは別に、血統書に記載される「正式名」が存在します。 これは今回比較した4つのランキング記事も含め、名前ランキングを扱うほとんどの記事が触れていない領域です。理由は単純で、ランキング調査の対象が「家庭での呼び名」に限られているからです。
正式名は「キャッテリー名(繁殖施設名)+個体名」で構成されます。当キャッテリーの例では「Flowens Cat Soleil」のような形式で、"Flowens Cat" がキャッテリー名、"Soleil" が個体名にあたります。この仕組みや登録団体(ZCC・ICC・JCC・TICA・CFA)ごとの違いは猫の血統書の読み方で詳しく解説しています。
大切なのは、血統書の正式名と、今日から皆さんが決める呼び名は別物だということです。今回紹介したランキングの「ムギ」「ラテ」「ルナ」はすべて家庭でのコールネームであり、血統書の正式名を変える必要は一切ありません。純血種の子猫をお迎えする予定がある方が「血統書の名前と普段呼ぶ名前がずれても大丈夫か」と不安に思うケースがありますが、正式名とコールネームを使い分けるのはごく一般的な運用です。
当キャッテリーでは9品種の子猫をご案内していますが、いずれの品種でもこの二重構造は共通です。あわせて、お迎えに立ち会ってきた中で感じる「名付けとの相性」も一言添えました。統計調査ではなく、あくまで現場感覚である点はご承知おきください。
| 品種 | 特徴 | 名付けで選ばれやすい傾向(現場感覚・統計ではありません) |
|---|---|---|
| マンチカン | 短い脚が特徴の小柄な品種 | コロコロした音の名前(モコ・ポテト等) |
| ノルウェージャンフォレストキャット | 北欧原産の大型長毛種 | 北欧神話にちなんだ名前(フレイヤ・ソル等) |
| ラグドール | 抱っこで脱力する温厚な大型種 | 柔らかい響きの名前(もち・ふわ等) |
| サイベリアン | ロシア原産の大型長毛種 | ロシア語由来の名前 |
| ブリティッシュショートヘア | ずんぐりした体型と丸い顔立ち | シンプルで呼びやすい名前 |
| ラガマフィン | 大型で人懐こい長毛種 | 親しみやすい愛称系の名前 |
| ミヌエット | マンチカン×ペルシャ(ヒマラヤン)の交配で誕生。短い脚とぬいぐるみのような丸顔 | 可愛らしい響きの名前(まる・くり等) |
| エキゾチックショートヘア | ペルシャの短毛版のような顔立ち | ペルシャ譲りのクラシックな洋名 |
| アメリカンショートヘア | はっきりした縞模様が特徴の活発な品種 | シンプルで定番の名前 |
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品種のルーツを名前のモチーフにする — 9品種で見る名付けのヒント
純血種の子猫をお迎えする方だけが使える名付けのヒントもあります。品種にはそれぞれ確立された歴史や原産地があり、そのルーツを名前のモチーフにすると、単なる響きの良さ以上に「なぜその名前にしたか」を語れる名前になります。ランキングの人気名を追うのとは別の軸として、参考にしてみてください。
| 品種 | ルーツ | 名付けのモチーフ例 |
|---|---|---|
| ノルウェージャンフォレストキャット | 北欧の森林地帯原産。北欧の伝承では「スコーグカット」と呼ばれ、女神フレイヤの馬車を引く猫として語られてきたとされる | 北欧神話・自然にちなんだ名前(フレイヤ、ソル等) |
| サイベリアン | ロシアの寒冷地に古くから適応してきた土着種 | ロシア語由来の名前 |
| エキゾチックショートヘア と ミヌエット | いずれもペルシャ(現イラン起源、最も歴史の長い品種のひとつとされ古くから貴族に愛されてきた)の血統を受け継ぐ。エキゾチックはペルシャの短毛版、ミヌエットはマンチカンとの交配で誕生 | クラシックで気品のある洋名、または短い脚にちなんだ可愛らしい名前 |
| ブリティッシュショートヘア | 英国原産。丸い顔立ちは英国の物語や絵本の挿絵にも親しまれてきた | 英国的で親しみやすい名前 |
| ラグドール と ラガマフィン | アメリカで確立された大型長毛種。抱っこで脱力する温厚な性格が特徴 | 性格にちなんだ柔らかい響きの名前 |
| マンチカン・アメリカンショートヘア | いずれもアメリカで確立された比較的新しい品種で、由来となる神話や民話は少ない | 見た目や性格にちなんだ親しみやすい名前 |
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猫はいつから名前を覚える?Saito研究とお迎え前からの呼びかけ

猫は自分の名前を他の言葉と聞き分けられることが、行動実験で示されています。 2019年にSaito, Shinozuka, Ito, Hasegawaの研究チームが発表した論文(*Scientific Reports*, 9, 5394. PMID: 30948740)は、一般家庭および猫カフェの猫を対象に、名前と他の一般名詞への反応の違いを測定する実験(habituation-dishabituation法)を行いました。結果、猫は自分の名前を他の単語から区別して反応することが確認されています。
この研究には「いつから覚えるか」という年齢の下限は明記されていません。ただし、当キャッテリーが実践している子猫の社会化タイムラインと重ね合わせると、実務的な目安が見えてきます。
| 生後日数 | 実施していること |
|---|---|
| 生後3日〜 | スタッフが毎日手で触れ、人の体温・匂い・声に慣らす |
| 生後2週〜 | 耳が開いたら生活音(家電・話し声)に慣らす |
| 生後3週〜 | 目が開き次第、複数のスタッフが交代で抱っこ |
| 生後6〜8週 | 来客との短時間の接触を開始 |
| 生後10週〜 | お迎え前の最終確認期間 |
現場感覚を付け加えると、ラグドールのように抱っこで脱力するほど人に慣れやすい性格の子は、スタッフとの触れ合いの中で早い段階から呼びかけに反応するような仕草を見せる印象があります。一方でブリティッシュショートヘアのように独立心の強い性格の子は、慣れるまでもう少し時間がかかることもあります。いずれも統計として裏付けたものではなく、当キャッテリーでの日々の観察に基づく印象です。
お迎えを検討している方への実務アドバイスとしては、お迎え前に呼び名の候補を決めておき、お迎え当日から一貫して同じ名前で呼びかけることをおすすめします。名前をコロコロ変えたり、家族内で呼び方がバラバラだったりすると、猫が自分の名前だと認識するまでの時間が長引く可能性があります。お迎え当日からの過ごし方は子猫お迎え初日の過ごし方、事前準備はお迎え前の準備で詳しく解説しています。
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多頭飼い・キャッテリーで名前が「混ざる」ときにどうするか
先述のSaito研究には、多頭飼い環境に関わる示唆も含まれています。 一般家庭の猫は同居猫の名前も区別できた一方、猫カフェの猫(多頭・複数の飼育者が共有するかたち)は同居猫の名前をうまく区別できない傾向が見られました。ここから導ける実務的な示唆は明確です——多頭飼いでは、音の響きが似た名前を複数の猫に同時につけると、混同のリスクが上がる可能性があるということです。
当キャッテリーでは常時複数頭の子猫を同時に育てる環境にあります。統計として集計しているわけではありませんが、現場の感覚として、響きの近い呼び名(例:「ムギ」と「ムク」、「ラテ」と「ララ」)を同じ環境で使うと、子猫たちの反応が重なって見えることがあります。これはあくまで一次体験に基づく印象であり、厳密な実験結果ではない点は正直にお伝えしておきます。
多頭飼いを検討している方への実務的なアドバイスとしては、以下の2点が挙げられます。
- 兄弟猫や同時にお迎えする複数の子猫には、音の出だしが異なる名前を選ぶ
- 家族全員が同じ発音・同じイントネーションで呼ぶよう統一する
たとえばマンチカンやラグドールの兄弟を同時にお迎えいただく場合など、見た目や毛色が似ている分、名前の響きまで似せてしまうと家族も混同しやすくなります。品種を問わず共通する注意点ですので、複数頭を同時にお迎えの際は意識してみてください。
多頭飼いの相性や進め方については別記事で詳しく解説しています。
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ペット保険データだけで選んでいい?母集団の偏りを正直に言うと

アニコムやアイペットのランキングは「ペット保険に加入した飼い主」という部分集団のデータであり、日本の猫の飼い主全体を代表するものではありません。 一般社団法人ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査」(2024年)によると、日本の猫の飼育頭数は915.5万頭、そのうち純血種の推定割合は約19.7%です。この約19.7%の中には、当キャッテリーが繁殖・販売するエキゾチックショートヘアやアメリカンショートヘアなどの純血種も含まれますが、品種別の内訳までは公表されていません。この母数のうち、ペット保険に加入している猫はさらに一部にとどまります。保険未加入の飼い主が選ぶ名前の傾向は、これらのランキングには一切反映されていません。
この限界を明示した上で「複数データを参照する意味」を伝えることが、この記事で最も大切にしたい姿勢です。母集団が違う複数の調査を横並びで見ることで、「保険加入者に限らずおおむね支持されている名前(ムギ・ラテ・ルナ)」と「特定の集団でだけ強い名前」を見分けやすくなります。
ちなみにぽぽねこの独自アンケート(有効回答2,627件)では、命名理由として「直感」と答えた飼い主が1,620件と圧倒的多数を占めました。ランキングを参考にしつつも、最終的には「見た瞬間にしっくりきた名前」を選ぶ飼い主が大半だという実態も、あわせて知っておくとよいでしょう。
なお、SERP上で「2025年最新版」を掲げながら調査母体(誰が何人・何頭を対象にしたか)を明示していないランキング記事も見受けられます。当記事では、参照したすべてのデータについて対象母集団・集計期間・出典を明記することを徹底しました。
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名前の決め方 — 呼びやすさのコツと当キャッテリーが伝えていること
名付けの一般的なコツとして、2〜3音節で発音しやすい名前は聞き分けやすいとされています。細かな装飾的なアイデア集めよりも、実務的に大事なのは次の2点です。
- 家族全員が同じ発音で呼べる名前を選ぶ(愛称がバラバラだと猫が混乱しやすい)
- 他の生活音(インターホン・テレビの音)と被りにくい響きを選ぶ
当キャッテリーでは、子猫をお迎えいただく際に「その子がブリーダー先でどんな呼び名で呼ばれていたか」もお伝えしています。すでに聞き慣れた響きに近い名前を選ぶと、お迎え後の慣れがスムーズになりやすいためです。詳しいお迎えの流れはお迎えの流れでご確認いただけます。
純血種の子猫をお迎えの方で、品種のルーツにちなんだ名前を検討したい場合は、前述の「品種のルーツを名前のモチーフにする」の表もあわせてご参照ください。たとえばノルウェージャンフォレストキャットなら北欧神話にちなんだ名前、サイベリアンならロシア語由来の名前など、ルーツから逆算して選ぶ方法もあります。
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よくある質問(FAQ)
Q1. どのランキングが一番信頼できますか?
「絶対的な正解」はありません。アニコム損保は保険新規契約者、ねこのきもちはアプリ利用者、ぽぽねこは独自アンケート回答者と、母集団がそれぞれ異なります。どれも「その集団の中での」1位であって、日本の猫の飼い主全体(推定915.5万頭)を代表する完全な統計ではない点を踏まえて参考にするのが賢明です。なお、これらはすべて猫種を問わない全体集計で、ミヌエットやブリティッシュショートヘアなど特定の品種に絞った名前ランキングは公表されていません。
Q2. 血統書の名前と普段呼ぶ名前は違いますか?
はい、別物です。純血種の子猫には「キャッテリー名+個体名」からなる血統書上の正式名(例:Flowens Cat Soleil)がありますが、家庭で呼ぶ名前(コールネーム)は自由に決めて構いません。正式名を変更する必要はなく、両方を使い分けるのが一般的です。詳しくは猫の血統書の読み方をご覧ください。
Q3. 猫はいつから名前を覚えますか?名付けたらすぐ呼びかけていいですか?
Saito et al.(2019、*Scientific Reports*)の研究では、猫は自分の名前を他の単語と聞き分けられることが示されています。年齢の明確な下限は示されていませんが、当キャッテリーでは複数のスタッフが交代で子猫と触れ合う生後3週目以降から、決めた呼び名で声をかけ始めることを勧めています。現場の印象として、ラグドールのように穏やかな気質の子は比較的落ち着いて呼びかけに応じやすい印象がありますが、これも個体差の範囲内です。お迎え前から呼び名を決め、一貫して使うことが望ましいです。
Q4. 多頭飼いで似た名前をつけても大丈夫ですか?
避けた方が無難です。同研究では、多頭・共有飼育者の環境にある猫カフェの猫は同居猫の名前をうまく区別できない傾向が見られました。「ムギ」と「ムク」のような響きの近い名前は、特に多頭飼いや兄弟猫では混同のリスクが上がる可能性があります。サイベリアンやラガマフィンの兄弟を同時にお迎えいただく場合など、毛色や顔立ちが似ていると特に注意が必要です。
Q5. 純血種の子猫、品種によって名前の傾向はありますか?
明確な統計は把握していません。アニコムの調査では契約数の多い品種(1位:スコティッシュ・フォールド13.7%)は公表されていますが、品種別の人気の名前までは公表データがありません。当キャッテリーでの現場観察の範囲でも体系立てた集計はまだ行えておらず、正直にお伝えすると「分からない」というのが実情です。
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まとめ|ランキングは「複数あるのが正解」——母集団を知れば選び方が見える
猫の名前ランキングは1つではありません。
- アニコム損保(54,764頭対象)は「ムギ」が7年連続1位
- ねこのきもちアプリの男の子部門、アイペット損保(二次情報)は「ラテ」が初1位
- 違いの正体は対象母集団と集計期間——保険加入者・アプリ利用者・アンケート回答者ではそもそも見ている集団が違う
- 純血種の子猫には血統書上の正式名(キャッテリー名+個体名)とコールネームの二重構造がある
- 猫は自分の名前を聞き分けられることが研究で示されており、多頭飼いでは似た響きの名前を避けた方が無難
- 純血種の子猫は品種のルーツ(北欧神話・ロシア語由来など)を名付けのモチーフにする方法もある
ランキングはあくまで参考情報です。最終的には、ご家族みんなが呼びやすく、しっくりくる名前を選ぶのが一番だと当キャッテリーは考えています。純血種の子猫をご検討の方は、名前だけでなく血統書の正式名についても事前に知っておくと安心です。現在お迎え可能な子猫は子猫一覧、取扱品種の詳細は品種一覧からご覧いただけます。ご不明な点はよくある質問もあわせてご確認ください。
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参考文献・データ出典
- アニコム損害保険「2026年最新版 猫の名前&猫種ランキング」(対象:どうぶつ健保 2025年2月1日〜2026年1月31日新規契約の0歳猫54,764頭)
- ねこのきもちアプリ(ベネッセ)実データ集計(対象2,827件、2024年9月〜2025年8月に0歳で登録、2025年10月調査)
- 株式会社ぽぽねこ「愛猫ちゃんのお名前アンケート」(有効回答2,627件、2025年9月20〜26日実施)
- アイペット損害保険データ(※nyanpedia経由の二次情報。一次ソース未確認)
- Saito A, Shinozuka K, Ito Y, Hasegawa T (2019). "Domestic cats (Felis catus) discriminate their names from other words." *Scientific Reports*, 9, 5394. PMID: 30948740.
- 一般社団法人ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査」(2024年)
参考文献・出典7件
- www.anicom-sompo.co.jp/special/name_cat/cat_2026/
- www.anicom-sompo.co.jp/nekonoshiori/10392.html
- cat.benesse.ne.jp/withcat/content/
- www.poponeko.jp/blogs/note/topic-549
- nyanpedia.com/naming-ranking2025/
- pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30948740/
- petfood.or.jp/data-chart/



