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この記事の要点:お迎えの時期が決まっていなくても、問い合わせて大丈夫です。ただし内金(基本2万円)を入れた時点は「取り置き」ではなく事実上の成約で、お迎え日は成約後に全猫舎共通で最大1ヶ月まで延ばせます。お客様都合のキャンセルでは内金は戻りません。この条件を先にお伝えします。「気になる子猫がいるけれど、引っ越しがまだ先」「そもそも家族で飼うかどうかを話し合っている段階」——そんな状態で問い合わせるのは、迷惑ではないかと感じる方が少なくありません。Flowens Catの見学者アンケート(n=674、見学にいらした方対象)でも、「お迎えの時期が決まっていなかった」ことを理由に問い合わせをためらった方は23.9%にのぼりました。4人に1人近くが、同じところで足踏みしています。
この記事では「時期が決まっていない状態で問い合わせるとどうなるのか」を、当キャッテリーの実際の運用条件を数字で示しながらお伝えします。良い面だけを見せて「取り置きできます」とは書きません。内金を入れた時点で何が起きるのか、キャンセルした場合にどうなるのかまで、先にすべて開示したうえで、それでも今できることをご案内します。
「時期が決まっていない」だけで足踏みするのは、あなただけではありません

Flowens Catが見学にいらしたお客様に伺ったアンケート(n=674)では、問い合わせ前に躊躇した理由として次のような回答が挙がりました。
| 問い合わせ前に躊躇した理由 | 割合 |
|---|---|
| 特に悩まなかった | 29.8% |
| 見学だけでも問い合わせてよいか迷った | 29.4% |
| まだお迎えの時期が決まっていなかった | 23.9% |
| 他の子も見られるのか分からなかった | 18.8% |
| 飼えるかどうか自信がなかった | 16.3% |
| すぐ決めなければいけないと思ってためらった | 13.5% |
なお、探索を始めてから実際に問い合わせるまでの期間(n=299)を見ると、1週間以内が42.1%、2週間以内(累計)が64.2%と、多数派は比較的早く動いています。一方で、1ヶ月を超えてから問い合わせる方も16.1%いらっしゃいます。早く決められる人がいる一方で、時間をかける人も一定数いる——このことも知っておいていただきたい数字です。
見学と「取り置き」はまったくの別物です

まず整理しておきたいのは、「見学すること」と「取り置きを依頼すること」はまったく別の行為だという点です。見学は情報を確認する場であり、その場でお迎えを決める義務はありません。この点は当サイトのよくあるご質問でも「見学だけでも大歓迎です」とお伝えしているとおりです。
動物の愛護及び管理に関する法律 第21条の4では、販売業者が生体を販売する際、購入希望者に対してあらかじめ現物確認・対面説明を行うことが定められています(環境省 動物の愛護及び管理に関する法律)。つまり法律の建て付け上も、正式な契約は「実際に見て、説明を受けたあと」に成立するのが前提です。見学の時点では、まだ何も決まっていないのが本来の姿だと言えます。
見学会そのものの流れ・持ち物・当日の質問リストは、猫の見学会ガイドで詳しくまとめています。この記事では、その先——「見学したあと、時期が未定のままどう進めればいいか」に絞ってお話しします。
お迎え日は成約後、最大1ヶ月まで延ばせます

結論からお伝えします。Flowens Catでは、ご契約(成約)後であれば、お迎え日を最大1ヶ月まで延ばすことができます。これは特定の猫舎だけの特別対応ではなく、全国10拠点(関東7・中部3)で共通のルールです。
ただし、ここで正確にお伝えしたいことがあります。「延ばせる」のは、あくまで内金をお預かりして成約した後の話であり、内金を入れる前の段階で「気になる子をキープしておく」制度ではありません。当キャッテリーには「取り置き」という制度そのものがありません。
| 項目 | Flowens Catの運用 |
|---|---|
| 取り置き制度 | ありません |
| 内金 | 基本2万円(預かり期間が長くなると増額されることがあります) |
| 内金を入れた時点 | 事実上の成約となります |
| お迎え日の延長 | 成約後、全猫舎共通で最大1ヶ月まで可能 |
| お客様都合のキャンセル | 内金は返金されません |
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なぜ「取り置き」制度が無いのか——他社で実際に起きているトラブル

「取り置きをお願いできますか」というご相談自体は、ごく自然なものです。ただ、この仕組みには実際にトラブルが起きてきた歴史があります。
独立行政法人国民生活センターが2021年11月25日に公表した報道発表資料「年々増加!ブリーダーからのペット購入トラブル−直接購入する場合に気を付けてほしいこと−」によると、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に寄せられた「ブリーダーが関連するペットの相談」件数は、相談全体に占める割合が年々増加しています。
| 年度 | 件数 | 相談全体に占める割合 |
|---|---|---|
| 2016年度 | 250件 | 17.6% |
| 2017年度 | 215件 | 15.3% |
| 2018年度 | 225件 | 17.3% |
| 2019年度 | 286件 | 20.4% |
| 2020年度 | 324件 | 21.3% |
| 2021年10月31日まで | 203件 | 24.1% |
なお同資料は、一般社団法人ペットフード協会「令和2年(2020年)全国犬猫飼育実態調査」を引用し、1年以内に新たに飼われた犬猫が合計約95万頭(犬約46.2万頭・猫約48.3万頭)にのぼり、過去5年で最多だったと紹介しています(この数値は国民生活センター資料内での引用であり、当キャッテリーがペットフード協会の一次資料そのものを直接確認したものではありません)。ペットを迎える人が増えるほど、こうした相談も増える傾向にあるということです。
また、伊勢市消費生活センター「ペットの購入トラブル」(令和5年10月4日更新)でも、「予約金を払えば他の人に渡らないようにする」と説明されることがある一方、「実際に見たらイメージが違った」という理由でのキャンセルであっても予約金が戻らないケースがあると注意喚起しています。
Flowens Catが「取り置き」という言葉をあえて使わないのは、こうした事例と同じ構造の期待——「お金を払えば確保できるが、やめたら戻ってこない」——を、曖昧なまま持たせたくないからです。内金をお預かりする時点で「これは成約です」とはっきりお伝えし、金額(基本2万円)とキャンセル時の扱いを先に開示する。それが、私たちなりの誠実さの示し方です。
キャンセルするとどうなるか——正直にお伝えします

内金をお預かりした後にお客様都合でキャンセルされる場合、内金は返金されません。キャンセル自体は可能ですが、いただいた内金はお戻しできない、というのが当キャッテリーの取り扱いです。
理由は単純です。内金をお預かりした時点で、その子猫は他のお客様へのご案内を止めています。預かり期間が長くなるほど、その分だけ他の方とのご縁の機会も減っていきます。そのため、預かり期間が長くなる場合は内金の額も増える仕組みにしています。
これは「厳しいルール」に見えるかもしれませんが、逆に言えば、内金を入れていない段階であれば、いつでも自由に検討をやめていただけます。見学しただけの段階、問い合わせただけの段階でキャンセル料が発生することは一切ありません。負担が発生するのは、あくまで内金という「成約の意思表示」をしたあとです。この境目をはっきりさせておくことが、迷っている段階の方を無用に縛らないための工夫でもあります。
半年先・出産前でも、今できる3つのこと

「お迎えは早くても半年先」「そもそもまだ生まれていない子を検討している」という場合でも、今の段階でできることは3つあります。
- 「時期は未定です」と伝えたうえで問い合わせる。 内金を入れなければ何の負担も発生しません。担当ブリーダーが、今後の出産予定や似た条件の子猫についてご案内できます。
- 出産予定を確認する。 気になる血統・毛色の子猫がまだ生まれていない場合、次の出産時期の目安をお伝えできることがあります(確実な日程をお約束するものではありません)。
- 見学の予約は、お迎えのタイミングと切り離して考える。 見学は「情報を確認する場」なので、実際にお迎えする時期より早いタイミングで一度見学だけしておく、という進め方も可能です。動物愛護管理法の定めにより、生後56日を経過しない子猫の引き渡しはできません(詳しい月齢の考え方は猫の見学会ガイドで解説しています)。
お迎え準備そのものについては、猫のお迎え準備ガイドで必要なものと予算感をまとめています。初めて猫を飼う方に向けた基礎知識ははじめて猫を飼う方ガイド、お迎えが決まったあとの全体の流れはお迎えの流れページでご確認いただけます。
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「今すぐ動くべき人」「もう少し待っていい人」の簡単な見分け方
問い合わせのタイミングに迷ったとき、次の基準で考えてみてください。
今、問い合わせて大丈夫な人
- 気になる子猫、または気になる品種・毛色がすでにある
- お迎えの時期は未定でも、飼うこと自体はほぼ決めている
- 「時期は未定」と正直に伝えたうえで、情報だけ先に集めておきたい
もう少し検討してから問い合わせたほうが良い人
- 住まいがペット可かどうか、まだ確認できていない
- 家族の中で「飼うかどうか」自体の合意が取れていない
- 内金を入れる意思がまったくなく、価格や条件だけを比べたい段階
どちらの場合も、問い合わせること自体に費用は一切かかりません。費用と責任が発生するのは、内金をお預かりしたその後だけです。迷っている段階で連絡いただくこと自体は、まったく問題ありません。
まとめ——「決まっていない」は、まだ何もできない理由にはなりません
お迎えの時期が決まっていないことは、問い合わせをためらう理由にはなりません。Flowens Catの見学者の23.9%が同じ理由で足踏みしていたように、これはとても一般的な状態です。
この記事でお伝えしたことをまとめます。
- 見学と「取り置き」は別物。見学に契約の義務はない
- 「取り置き」という制度自体が無い。内金(基本2万円)を入れた時点が事実上の成約
- 成約後は、お迎え日を全猫舎共通で最大1ヶ月まで延長できる
- お客様都合のキャンセルでは、内金は返金されない
- 内金を入れる前であれば、いつでも自由に検討をやめてよい
時期が決まっていなくても、まずは今の状況を正直にお伝えいただくところから始めていただければと思います。「まだ迷っています」の一言だけで十分です。営業を強めることはしません。ご縁があれば、そのときにゆっくりお話ししましょう。
よくある質問
まだ生まれていない子猫について、今から問い合わせてもいいですか?
はい、問題ありません。出産予定の確認や、似た条件の子猫のご案内は、内金をお預かりする前の段階でも可能です。ただし確実な出産日をお約束するものではなく、実際の引き渡しは生後56日を経過してからになります。
内金を入れたあとに気持ちが変わった場合、必ずキャンセル料はかかりますか?
内金をお預かりした後にお客様都合でキャンセルされる場合、内金は返金されません。これはキャンセル料というより、成約の意思表示としてお預かりしたものだからです。逆に、内金を入れる前の見学・問い合わせの段階では、キャンセルによる費用は一切発生しません。
内金の金額は子猫によって違いますか?
基本は2万円です。ただし、お預かりする期間が長くなる場合は、金額が増えることがあります。具体的な金額は、担当ブリーダーが個別にご案内します。
「取り置き」をお願いすることはできますか?
「取り置き」という名称の制度はありません。子猫を確保しておきたい場合は、内金をお預かりしてご成約いただく形になります。内金を入れずに気持ちだけ確保しておく方法は、当キャッテリーにはございません。
問い合わせの際、「まだ時期が決まっていません」と正直に伝えても大丈夫ですか?
もちろん大丈夫です。むしろ最初にそう伝えていただいたほうが、無理のないご案内ができます。時期が未定であることを理由に、対応を変えたり急かしたりすることはありません。
出典
- 独立行政法人国民生活センター「年々増加!ブリーダーからのペット購入トラブル−直接購入する場合に気を付けてほしいこと−」(2021年11月25日公表)https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20211125_1.html
- 伊勢市消費生活センター「ペットの購入トラブル」(令和5年10月4日更新)https://www.city.ise.mie.jp/kurashi/soudan/syouhiseikatsu/1011011/1015393.html
- 環境省「動物の愛護及び管理に関する法律 第21条の4」https://laws.e-gov.go.jp/law/348AC1000000105








