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猫の里親とブリーダーの違い|費用・審査データ比較【2026】

猫の里親とブリーダーの違い|費用・審査データ比較【2026】

猫の里親とブリーダー、迎える前に知っておきたいこと

結論:猫の入手経路は「里親・保護団体経由」約19%に対し「ブリーダーから直接」は約8%と、実はブリーダー直接購入のほうが少数派です(ペットフード協会2025年調査)。どちらが優れているかではなく、費用・審査・血統情報の透明性という特性の違いで選ぶのが後悔しない決め方です。
「猫を迎えるなら、保護猫の里親になるべきなのでは」「でも純血種の子猫がいい」——この記事を検索された方の多くは、この2つの気持ちの間で揺れていると思います。Flowens Catはブリーダー直販のキャッテリーなので、当然ブリーダーという選択肢を推す立場にはあります。ただし、里親制度を選ばれる方を否定する意図は一切ありません。この記事では一般社団法人ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査」2025年版と環境省の最新統計を出典付きで引用しながら、実際の数字で両者を比較します。

先にお伝えしておくと、「里親を選ばない=保護猫を見捨てている」というのは正確ではありません。後述する通り、里親を選ばなかった方の半数近くは「そもそも制度をよく知らなかった」だけというデータもあります。まずは正しい情報を持ったうえで、ご自身に合う選択肢を決めていただければと思います。

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実際、猫はどの経路から来ているのか?2025年データで見る内訳

里親・ブリーダー・ペットショップの入手経路データを示す資料と子猫
里親・ブリーダー・ペットショップの入手経路データを示す資料と子猫

結論から言うと、ペットショップ購入が最多(33.6%)で、ブリーダーからの直接購入は7.7%と少数派、里親・保護団体経由は18.9%です。「猫はブリーダーから買うのが一般的」という印象を持っている方もいますが、実際のデータを見るとむしろ逆であることがわかります。

ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査」2025年版(1年以内に飼育を開始した猫の飼い主 n=143が対象)による猫の入手経路は次の通りです(出典:ペットフード協会 2025年調査PDF、取得日2026年8月)。

入手経路割合
ペットショップで購入33.6%
友人・知人・親族からの譲渡21.0%
野良猫を拾った18.2%
里親・保護団体経由(合計)18.9%
ブリーダーから直接購入(合計)7.7%
「里親・保護団体経由」と「ブリーダーから直接購入」は、それぞれ複数の入手方法を合計した数字です。内訳まで公表している記事はほとんどないので、あわせて紹介します。

里親・保護団体経由の内訳(合計18.9%)

内訳割合
シェルターからの有償譲渡1.4%
シェルターからの無償譲渡2.8%
里親探しマッチングサイト(有償)6.3%
里親探しマッチングサイト(無償)2.1%
譲渡会経由(無償)6.3%
ブリーダーから直接購入の内訳(合計7.7%)

内訳割合
業者のブリーダーから直接購入3.5%
友人・知人のブリーダーから直接購入4.2%
こうして内訳を見ると、里親探しはマッチングサイト経由と譲渡会経由がほぼ同じ比率を占めており、シェルターからの直接譲渡はまだ少数であることがわかります。一方でブリーダー直接購入は、実は「業者」より「友人・知人経由」のほうがやや多いという点も、あまり知られていない事実だと思います。

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里親とブリーダー、費用はどのくらい違う?

里親の譲渡費用は数千円〜数万円程度が一般的で、ワクチン接種・不妊去勢手術・マイクロチップ装着などの実費がその範囲に含まれることが多いです。一方、ブリーダーからの子猫の価格は、遺伝子検査・健康管理コストが価格に反映されるぶん、里親の譲渡費用より高くなる傾向があります。

Flowens Catの場合、掲載価格には遺伝子検査・1回目のワクチン接種・マイクロチップ装着・健康診断・駆虫・60日間の健康保証・ごはん10日分・缶詰・飼育説明書の9項目が含まれています。単純に「里親のほうが安い」と比べるのではなく、「その費用に何が含まれているか」で見ていただくのが実態に近いと思います。

なお、実際の成約データを分析すると、ブリーダーの子猫の価格は月齢が上がるほど下がる傾向があります(相関係数r=−0.59)。同じ品種でも、月齢によって価格に大きな幅が出るため、「相場」を一括りに語るのは難しい面があります。品種別の価格帯は 猫の値段・相場を品種別に徹底解説 にまとめています。

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里親の審査・条件、トライアル期間はどんな感じ?

里親の審査基準・条件は、自治体の動物愛護センターか民間の保護団体か、また団体ごとに差が大きく、全国共通の統一基準というものは存在しません。一般的には、単身者不可・高齢者不可・ペット飼育可の住居であること・在宅時間の確認・先住猫の有無の確認などが条件として設けられているケースが多いですが、団体によって細かく異なりますので、気になる団体には個別に問い合わせるのが確実です。

トライアル期間とは、正式に譲渡が決まる前に、数日〜数週間ほど実際に一緒に暮らしてみて相性を確認する仕組みです。多くの保護団体・シェルターがこの制度を設けており、「迎えてみたら思っていた性格と違った」というミスマッチを防ぐ役割があります。

Flowens Catにはトライアル期間という制度こそありませんが、似た発想として「見学だけでも大歓迎」という運用をしています。まだ迎えるかどうか決めていない段階でお越しいただいて構いませんし、しつこい営業も一切しません。里親制度のトライアル期間とブリーダーの見学制度は、仕組みは違っても「焦って決めない」という点では共通していると感じます。

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純血種の子猫を里親で迎えることはできる?

保護猫と血統書付きの子猫、それぞれの入手経路の違いを示すイメージ
保護猫と血統書付きの子猫、それぞれの入手経路の違いを示すイメージ

結論から言うと、可能性はゼロではありませんが、希望する品種・年齢・カラーを指定してのマッチングは難しいのが実情です。保護猫の多くは野良猫由来か飼育放棄された猫で、純血種の子猫が保護されるケース自体が多くありません。

里親制度は「今、保護されている猫の中から、ご縁のある子と出会う」という性質のものなので、品種や年齢を強く希望される場合は、選択肢が限られてしまうことが多いです。これは里親制度が劣っているという話ではなく、里親とブリーダーでは「入口の仕組み」がそもそも違うということだと考えています。「この品種の子猫を家族に迎えたい」という希望が明確な方には、ブリーダー直販のほうが希望に近い形で出会いやすいという傾向があります。

一方で、里親制度ならではの利点もあります。猫の社会化期は生後2〜7週齢(一部研究では9週齢まで)とされており(出典:アニコム損保「猫の心の成長に大切な社会化期について」)、保護猫はこの時期をすでに終えた状態で保護・譲渡されるケースが多く、性格がある程度安定した状態で出会える点はメリットといえます。ブリーダー直販の子猫は、社会化期の大部分をブリーダーの手元で過ごすため、生後の育ち方を直接確認したい方に向いています。どちらの育ち方にも、それぞれの意味があります。

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健康情報・血統情報の透明性という違い

里親制度で迎える猫は、多くの場合、生まれてからの健康歴や親猫の情報が原則わかりません。保護された経緯によっては、年齢すら推定でしかわからないこともあります。これは保護団体の対応が不十分だからではなく、そもそも「保護した時点から始まる情報」しか持ちようがないという構造的な違いです。

一方、ブリーダー直販では親猫が施設内にいるため、体型・性格・健康歴を直接確認できます。Flowens Catでは、繁殖に使う親猫に品種別の遺伝子検査を実施し、動物病院と連携した視診・触診・聴診による健康診断書を1頭ずつ発行しています(血液検査・ウイルス検査などは実施していません。実施内容は正確にお伝えしています)。

どちらが「良い・悪い」ではなく、「情報の透明性の度合いが違う」ということです。血統や遺伝的なリスクを事前に把握したうえで迎えたい方には、ブリーダー直販という選択肢が向いていると思います。詳しい内容は Flowens Catの健康管理体制 でご確認いただけます。

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殺処分数は今どうなっている?最新データで見る5年間の変化

環境省統計をもとにした殺処分数の推移グラフイメージと穏やかな猫
環境省統計をもとにした殺処分数の推移グラフイメージと穏やかな猫

猫の殺処分数は、令和元年度の27,107頭から令和6年度は4,866頭まで減少しており、5年間で約82%の減少です(出典:環境省「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」)。令和6年度の引取り数は22,010頭、譲渡数は17,079頭でした。

「猫の殺処分は今も深刻な社会問題」という書き方をしている記事をよく見かけますが、最新の数字を見る限り、行政・保護団体の取り組みは着実に前進していると言えます。古いデータ(令和3年度・14,457頭など)をそのまま使っている記事も見かけますが、直近の数字はさらに改善しています。正確な現状を知ったうえで、里親という選択肢を考えていただければと思います。

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「里親を選ばない」=「里親を否定している」わけではない

里親を選ばなかった方が、必ずしも里親制度を拒否しているわけではない、というデータもあります。猫の飼い主(野良猫・地域猫を除く n=917)のうち、「シェルターからの入手を検討したが選ばなかった」方は12.2%にとどまり、「シェルターを知っているが検討しなかった」方が39.9%、「シェルターの存在自体を知らなかった」方が47.9%を占めています(出典は上記ペットフード協会2025年調査と同じ)。

つまり、里親を選ばなかった方の半数近くは「そもそも認知していなかった」だけであり、「里親を避けた」わけではないということです。この記事を読んでくださっている時点で、すでにその他大勢よりも一歩踏み込んで考えていることになると思います。

同じ調査では、保護団体・シェルターの利用経路として「愛護団体・ボランティア運営」が74.0%、「行政機関(自治体の動物愛護センター等)」が32.0%(複数回答)という結果も出ています。年代別に見ると、20代・30代は行政機関経由の利用が比較的多く(50〜90%)、50代以降は愛護団体・ボランティア経由の利用が多い(80%前後)傾向があり、世代によって接点となる窓口が異なることがうかがえます。

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なぜブリーダーを選ぶ人がいるのか?Flowens Catの見学客アンケートから

見学に訪れた家族が親猫と子猫にやさしく触れ合う様子
見学に訪れた家族が親猫と子猫にやさしく触れ合う様子

Flowens Catに実際に見学にいらしたお客様へのアンケートでは、ブリーダーに期待することとして「親猫・兄妹と一緒で社会性がありそう」が63%でもっとも多く、次いで「話を聞きに行きやすい」56%、「両親の情報が見られる」53%と続きました。一方で「価格が安い」は33%どまりで、下位の項目でした。

問い合わせの決め手になった要素は、「写真」66%、「希望条件との一致」61%、「ブリーダーへの信頼」61%、「価格」42%の順でした。この結果を見る限り、多くの方がブリーダーを選ぶ理由は「安いから」ではなく、「親の情報を含めた透明性」と「直接話せる安心感」にあるようです。これは里親制度が大切にしている「相性を確かめてから迎える」という考え方とも、根っこの部分では通じるものがあると感じています。

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保護団体・シェルターを選ぶ場合に確認したいポイント

里親として保護猫を迎える場合も、団体選びは重要です。目安として次の点を確認しておくと安心です。

  • 譲渡前の健康診断・ワクチン接種の実施状況が明記されているか
  • トライアル期間の有無と、その間の費用負担がどちらにあるか
  • 譲渡後の相談窓口があるか
  • 団体の活動実績・実在の所在地が確認できるか
  • SNSだけで完結せず、公式サイトや連絡先が明確か

これはブリーダーを選ぶときの確認ポイントとも共通する部分が多くあります。ブリーダー側の詳しい見分け方は ペットショップとブリーダーの違い|5軸比較と詐欺対策 の12項目チェックリストで詳しく解説しています。あわせてご覧いただくと、里親・ブリーダーどちらを選ぶ場合にも役立つと思います。

なお、子猫・子犬の販売には生後56日(8週)未満の販売禁止という法規制がありますが、これはブリーダー・ペットショップなど販売業者に適用されるルールです(出典:環境省「第一種動物取扱業者の規制」)。里親制度で迎える保護猫は成猫であることも多く、この点でも入口の仕組みが異なります。

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Flowens Catのブリーダー直販としての立場

Flowens Catのキャッテリー施設で親猫と並んでくつろぐ子猫
Flowens Catのキャッテリー施設で親猫と並んでくつろぐ子猫

Flowens Catは関東・中部の全国8拠点を構えるブリーダー直販のキャッテリーです。里親制度の代わりになるものではありませんが、「純血種の子猫を、血統情報・健康管理の透明性を確認したうえで迎えたい」という方にとっての選択肢のひとつとして活動しています。

  • 施設見学: 全施設を事前予約制で公開。親猫との対面も可能です 施設一覧を見る
  • 遺伝子検査: 品種ごとのリスクに応じた検査を親猫に実施しています
  • 健康診断書: 動物病院と連携し、1頭ずつ診断書を発行しています
  • 価格の内訳: 遺伝子検査・ワクチン・マイクロチップ・健診・駆虫・60日保証・ごはん10日分・缶詰・飼育説明書を含みます
  • 見学だけでもOK: まだ迷っている段階でのご来場も歓迎です

現在お迎え可能な子猫は 子猫一覧ページ でご覧いただけます。まずはお迎えまでの流れを知りたい方は お迎えの流れ もご覧ください。

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よくある質問

Q1. 猫の里親になるにはどんな条件が必要ですか?

団体・自治体によって条件は異なりますが、一般的には住居のペット可否・在宅時間・先住猫の有無などを確認されることが多いです。全国共通の基準はないため、希望する団体に個別に問い合わせて確認するのが確実です。

Q2. 里親とブリーダー、費用はどれくらい違いますか?

里親の譲渡費用は数千円〜数万円程度が目安です。ブリーダーの価格はこれより高くなる傾向がありますが、遺伝子検査・ワクチン・健康診断などのコストが含まれているケースが多く、単純な金額比較よりも「何が含まれているか」を確認することをおすすめします。

Q3. 純血種の子猫を里親で迎えることはできますか?

可能性はありますが、品種・年齢・カラーを指定してのマッチングは難しいのが実情です。保護猫の多くは野良猫由来のため、純血種そのものが保護されるケースが多くありません。品種への希望が強い場合は、ブリーダー直販のほうが出会いやすい傾向があります。

Q4. 里親のトライアル期間とは何ですか?

正式な譲渡の前に、数日〜数週間ほど一緒に暮らして相性を確認する制度です。多くの保護団体・シェルターが導入しており、ミスマッチを防ぐ役割があります。期間や条件は団体によって異なります。

Q5. ブリーダーと里親、どちらを選べばいいですか?

どちらが優れているかという話ではなく、特性の違いで選ぶのがおすすめです。血統・健康情報の透明性を重視するならブリーダー直販、保護が必要な猫に手を差し伸べたい・成猫の性格を確認してから迎えたいという方には里親制度が向いています。どちらも猫を大切にする選択肢であることに変わりはありません。

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まとめ

猫の入手経路は、実はペットショップが最多で、ブリーダー直接購入は7.7%と少数派、里親・保護団体経由は18.9%というのが2025年時点の実態です。殺処分数も5年で約82%減少しており、里親制度・行政の取り組みは着実に前進しています。

里親とブリーダー、どちらが正解ということはありません。血統情報・健康管理の透明性を重視する方にはブリーダー直販が、保護が必要な猫と出会いたい方には里親制度が向いています。ご自身が何を大切にしたいかで選んでいただければと思います。ブリーダー直販についてもっと知りたい方は、ペットショップとブリーダーの違い猫を飼いたいと思ったら最初に読むガイド もあわせてご覧ください。子猫をお迎えいただく場合は マイクロチップ制度 についても事前に確認しておくと安心です。

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参考・出典

  1. 一般社団法人ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査」2025年版 — https://petfood.or.jp/pdf/data/2025/9.pdf
  2. 環境省「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」令和6年度データ — https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html
  3. 環境省「第一種動物取扱業者の規制」(改正動物愛護管理法)— https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/trader.html
  4. アニコム損保「猫の心の成長に大切な社会化期について」— https://www.anicom-sompo.co.jp/doubutsu_pedia/node/1306

参考文献・出典4

  1. petfood.or.jp/pdf/data/2025/9.pdf
  2. www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html
  3. www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/trader.html
  4. www.anicom-sompo.co.jp/doubutsu_pedia/node/1306

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