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猫の痙攣・発作が起きたら?原因・応急処置・動画撮影の重要性をブリーダーが解説

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猫の痙攣・発作が起きたら?原因・応急処置・動画撮影の重要性をブリーダーが解説

> 獣医警告(最緊急レベル) 猫が痙攣を起こしたら、発作中は触らず、スマートフォンで動画を撮影し、撮影後ただちに動物病院へ連絡・搬送してください。 5分以上続く場合は命に関わる可能性があります。

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TL;DR — 痙攣が起きたら最初の3分でやること

  1. 触らない・抱かない(噛まれる・落下のリスク)
  2. 動画を撮る(獣医師が診断に使う最重要資料)
  3. 周囲の危険物を遠ざける(机の角・熱源・高所)
  4. 発作が止まったらすぐ動物病院へ連絡(5分以上続く場合は搬送中に電話)
  5. 何を食べたか・いつから・何秒続いたかをメモしておく

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猫の痙攣とは?発作中に何が起きているのか

猫の痙攣(けいれん)とは、脳の神経細胞が異常に興奮し、筋肉が意思と無関係に収縮する状態です。人間でいう「てんかん発作」と同じメカニズムが起きています。

発作中の猫は意識がなく、自分がどこにいるか分かっていません。呼びかけても反応しない、目が虚ろ、口から泡を吹く——これらは神経系の過剰放電による症状であり、「苦しんでいる」というより「意識が一時的に切れている」状態です。だからこそ、無理に抱きしめようとすると反射的に噛んだり、もがいて落下する危険があります。

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発作の種類と見分け方

全般発作(大発作)

全身がガタガタ震え、四肢を伸ばしてバタバタする。意識消失を伴うことが多く、排尿・排便が起きることもあります。数十秒から数分続き、発作後は朦朧としてよろよろ歩く「発作後期(ポスタル期)」が数分〜数時間続きます。

焦点発作(部分発作)

顔面のけいれん、片側の四肢だけが震える、口をクチャクチャさせる——意識がある場合もあります。「ちょっとおかしい動き」として気づきにくく、見過ごされることがあります。

群発発作・重積状態(最緊急)

24時間以内に2回以上の発作、または5分以上発作が止まらない状態を「てんかん重積状態」といいます。脳への酸素供給が断たれ続けるため、死亡または永続的な神経障害につながります。5分のカウントが始まったら搬送開始してください。

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原因・症状・緊急度 早見表

原因代表的な症状緊急度
てんかん(特発性)繰り返す全般発作、発作間隔あり中〜高(群発で最高)
中毒(タマネギ・チョコレート・ユリ等)嘔吐・下痢を伴う、突然発症最高
低血糖(子猫・糖尿病)ふらつき→痙攣、食事直後に改善最高
腎不全(尿毒症)食欲不振・嘔吐が先行
肝性脳症黄疸・ぐったりを伴う
脳腫瘍・脳炎徐々に進行、行動変容が先行中〜高
心臓病(脳への血流不足)突然の失神型、短時間で回復

子猫の低血糖には特別な注意を

生後3ヶ月以内の子猫は低血糖で痙攣を起こしやすいです。長時間ごはんを食べられなかった、消化器症状が続いた直後などに突然倒れる場合があります。意識があれば少量のブドウ糖溶液(砂糖水でも可)を歯茎に塗布しながら搬送。意識がない場合は触れずに即搬送です。

中毒との関連(タマネギ・ユリ・チョコレート)

猫がタマネギ・ネギ類を誤食すると溶血性貧血を起こし、重症例では神経症状・痙攣に至ります。ユリ科植物は腎不全を引き起こし、急性腎障害→尿毒症→痙攣というルートをたどります。観葉植物の誤食も含め、「何かを食べたかもしれない」という場合は必ずその情報を獣医師に伝えてください。

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応急処置——発作中にできること・すべきこと

  1. 落ち着いてタイマーをスタートする(何秒続いているか記録)
  2. スマートフォンで撮影開始(動画は診断の最重要資料になる)
  3. 危険物を遠ざける——机の角、電気コード、熱湯、段差など
  4. 暗く静かな環境を保つ——光・音の刺激が発作を延長させる可能性がある
  5. 口に何も入れない——舌を噛む心配は不要。指や布を入れると噛まれます
  6. 発作が収まったら体温保持のためタオルで覆い、すぐに病院へ

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やってはいけないこと

  • 抱きしめる・体を押さえつける(骨折・噛み傷のリスク)
  • 口に指や薬を入れる(舌を噛む事故は猫ではほぼ起きない)
  • 水を飲ませる(誤嚥の危険)
  • 「様子を見る」を選ぶ(初めての発作でも必ず受診が原則)
  • 「もう止まったから大丈夫」と判断する(再発・群発の可能性が高い)

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動画撮影がなぜ重要なのか

獣医師が痙攣発作を確定診断するには、「どんな動きが何秒続いたか」「意識があったか」「発作後の行動はどうだったか」という情報が不可欠です。しかし診察室では発作は起きていないため、飼い主の言葉だけでは情報に限界があります。

動画があれば、

  • 全般発作か焦点発作かの鑑別
  • 発作の持続時間の確認
  • 発作後の神経症状の程度

を正確に評価できます。撮影に躊躇する飼い主の方は多いですが、「撮影=助ける行為」です。横に立って30秒撮るだけで、診断精度が大きく変わります。

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動物病院での治療・検査の流れ

受診時に獣医師が確認するのは主に次の項目です。

  • 血液検査:血糖値・腎機能・肝機能・電解質・貧血の有無
  • 尿検査:腎不全・感染の確認
  • X線・エコー:心臓疾患・腫瘤の確認
  • CT・MRI(必要な場合):脳腫瘍・脳炎の評価

てんかんと診断された場合は、フェノバルビタール(フェノバール)やレベチラセタムなどの抗てんかん薬で長期管理します。中毒が原因なら解毒・支持療法、低血糖なら原因疾患の治療と並行してブドウ糖投与が行われます。

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FAQ

Q. 初めての発作でも病院に行くべきですか?

はい、必ず受診してください。「一度だけ」であっても、原因が特定されなければ再発リスクを評価できません。初回発作でもてんかん・中毒・代謝疾患が潜んでいる可能性があります。

Q. 発作中に舌を噛まないよう口に手を入れてもいいですか?

いいえ、絶対にやめてください。猫は発作中に舌を噛む構造になっていません。指を入れると反射的に強く噛まれ、深い咬傷を負うリスクがあります。

Q. 何分以上続いたら救急扱いですか?

5分を超えた時点で「てんかん重積状態」のリスクがあります。搬送しながら病院へ電話し、「5分以上けいれんが続いている」と伝えてください。

Q. 子猫がミルクを飲んだ直後に震えました。痙攣ですか?

哺乳直後の小刻みな震えは「吸啜反射の残存」や「体温調節」の場合もあります。しかし意識がない・四肢が伸びてバタバタするなど全身発作の様相なら低血糖や感染を疑い、すぐ受診してください。

Q. 猫のてんかんは治りますか?

特発性てんかん(原因不明)は薬で発作をコントロールしながら一般的な生活を送れるケースが多くあります。完治よりも「発作の頻度と重症度を下げる」ことが治療目標です。原因がある二次性てんかんは原因疾患の治療次第で改善する場合があります。

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まとめ

猫の痙攣は、見た目の衝撃が大きく飼い主がパニックになりやすい症状です。しかし発作中にできる最善は「触らず、撮って、すぐ病院」のシンプルな3ステップです。原因は多岐にわたりますが、どのケースでも早期受診が予後を左右します。

Flowens Catでは、お迎え後の健康相談にもできる限りお応えしています。日頃の健康管理の基本を押さえておくことで、異変の早期発見につながります。気になる症状があればまずかかりつけの獣医師に相談し、子猫のお迎えを検討中の方は子猫一覧もご覧ください。

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