TL;DR: 生後2〜12ヶ月の子猫の餌の量は月齢・体重で大きく変わります。目安は「体重(kg) × 80〜100 kcal」を1日カロリーの基準とし、生後5ヶ月以前は1日4回、6ヶ月以降は1日3回に分けて与えるのが基本です。
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子猫の餌の量、月齢別の目安は?
結論:子猫の給餌量は「月齢 × 体重」で決まり、成長スピードが速い生後6ヶ月頃まで必要カロリーはどんどん増えていきます。
子猫は生後12ヶ月まで急速に発育します。この時期に必要なエネルギー量は成猫の約2〜3倍。体重1kgあたり80〜100 kcal(一部の栄養学資料では最大200 kcal)が目安とされており、フードのパッケージに記載されたカロリー値と照らし合わせながら調整することが基本です。
離乳が完了する生後10〜12週頃(Flowens Cat でのお渡し時期)からドライフードを自立して食べられるようになります。ここからは「ミルク・離乳食の段階」を卒業し、キトン用フードの量と回数の管理がメインになります。
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月齢×体重×餌量の早見表
結論:以下を目安に、体型を見ながら毎週少しずつ量を調整してください。
以下はキトン用ドライフード(約350〜380 kcal/100g 換算)の場合の目安です。フードのカロリー密度によって実際のグラム数は変わるため、必ずパッケージの給与量表と照合してください。
| 月齢 | 体重の目安 | 1日の給与量(ドライ換算) | 1日の給餌回数 |
|---|---|---|---|
| 2ヶ月 | 500〜700 g | 約20〜30 g | 4〜5回 |
| 3ヶ月 | 900 g〜1.2 kg | 約35〜45 g | 4回 |
| 4ヶ月 | 1.3〜1.8 kg | 約50〜65 g | 4回 |
| 5ヶ月 | 1.8〜2.5 kg | 約65〜80 g | 3〜4回 |
| 6ヶ月 | 2.2〜3.0 kg | 約70〜90 g | 3回 |
| 7〜8ヶ月 | 2.5〜3.5 kg | 約75〜95 g | 3回 |
| 9〜12ヶ月 | 3.0〜4.5 kg | 約80〜100 g | 2〜3回 |
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1日の給餌回数(2ヶ月/3〜5ヶ月/6ヶ月以降)の考え方は?
結論:月齢が上がるにつれて回数を減らし量を増やします。胃袋が小さい幼齢期は少量頻回が鉄則です。
生後2ヶ月(お迎え直後):1日4〜5回
胃袋が非常に小さく、1回に大量に食べると消化不良・嘔吐のリスクがあります。お迎え直後の1〜2週間は、Flowens Cat が実際に与えていたフードと同じ量・回数でスタートし、新しい環境への適応を最優先してください。
生後3〜5ヶ月:1日4回
成長が最も著しい時期です。食欲旺盛になり体重もぐんと増える時期。回数を4回に保ちながら1回量を増やしていきます。
生後6ヶ月以降:1日3回→2回
消化器官が発達し、ある程度まとまった量を処理できるようになります。1日3回を基本とし、生後10〜12ヶ月頃から徐々に成猫スタイルの1日2回へ移行していきます。
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ドライ・ウェット・併用の場合、量はどう変わる?
結論:ウェットフードはドライより水分量が多く、同じグラム数でもカロリーが低くなります。必ずカロリーで換算して合計量を管理してください。
| フードタイプ | 水分量の目安 | カロリー密度(100g換算) | 管理のポイント |
|---|---|---|---|
| ドライフード | 約10% | 350〜420 kcal | 計量しやすく保存も楽。給与量管理の基本 |
| ウェットフード | 75〜85% | 80〜120 kcal | 水分補給も兼ねる。嗜好性が高く食欲不振時に有効 |
| 半生タイプ | 25〜40% | 250〜320 kcal | 中間的な特性。密封保存が必要 |
併用する場合の計算例
「ドライ × 1日30 g + ウェット × 1日60 g」で合計カロリーを計算し、目標カロリーに収まるよう調整します。ドライだけ・ウェットだけと比べて誤差が出やすいため、体重を週に1回計測して増減を確認する習慣をつけましょう。
ウェットフードを与えることで自然な水分摂取量が増えるメリットもあります。泌尿器系トラブルが多い猫種には積極的にウェットを取り入れることも有効です。詳しくは健康管理ページをご参照ください。
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量が足りているかの見極め方は?
結論:体重の推移と「ボディコンディションスコア(BCS)」の2軸でチェックするのが最も信頼できる方法です。
体重の確認頻度と基準
- 生後2〜6ヶ月:週1回以上の体重計測が理想
- 生後7〜12ヶ月:月2回程度でOK
成長中の子猫は毎週着実に体重が増えているはずです。2週間以上体重が横ばいもしくは減少している場合は、フードの量・品質・健康状態を見直すサインです。
ボディコンディションスコア(BCS)で確認する
| BCS | 状態 | 見た目・触り方 |
|---|---|---|
| 1〜2 | やせすぎ | 肋骨・腰骨が丸見え、背骨が突出 |
| 3(理想) | 適正 | 肋骨が手で触れて分かる、ウエストのくびれがある |
| 4 | やや太め | 肋骨が分かりにくい、腰回りが丸くなってきた |
| 5 | 太りすぎ | 肋骨が触れない、お腹がたぷたぷしている |
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食べすぎのサインと対処法は?
結論:子猫期の肥満は関節・心臓・代謝への悪影響が大きく、早期に対処することが重要です。
食べすぎのサイン
- 体重が月齢別の目安を大幅に上回っている
- BCSが4〜5になっている
- 食後に嘔吐(大量・未消化の食べ物)が頻繁
- 動くのを嫌がる・疲れやすい
対処法
- 1日の総量を10〜15%ずつ段階的に減らす(急に半分にしない)
- 給餌回数を増やして1回量を減らす(満腹感を保ちつつカロリーを抑える)
- 低カロリーのキトンフードに切り替える
- 食器をパズルフィーダーにする(早食い防止・満足感アップ)
ただし子猫期に極端な食事制限をすると成長障害のリスクがあります。減量を考える場合は必ず獣医師に相談してください。よくある質問も参考にしてください。
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Flowens Cat でお迎え時にお伝えする給餌量について
Flowens Cat では、お渡しする子猫一頭ごとに、その日時点の適正給与量と使用フードをお伝えしています。
具体的には、以下の情報をお渡し時に共有します。
- 現在与えているフードのメーカー・商品名
- 1日の給与量(グラム)と回数
- 最後の食事時間
お迎え後の最初の1〜2週間は、同じフード・同じ量・同じ回数でスタートすることを強くおすすめします。新しい環境への適応だけでも子猫には大きなストレスがかかります。ここに食事の変化が加わると、消化器系トラブル(下痢・嘔吐)のリスクが高まります。
フードを切り替えたい場合は、お迎えから1〜2週間後に「新フード10%〜旧フード90%」の比率から始め、1〜2週かけて徐々に切り替えます。
また Flowens Cat では60日間の生体保証を設けており、お迎え後に食欲不振・体重減少・下痢などの体調変化が見られた場合はお気軽にご相談ください。お迎えの流れでも保証内容を詳しく説明しています。
お迎えを検討中の方は、現在の子猫一覧もご覧ください。
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FAQ - 子猫の餌の量に関するよくある質問
Q1. 子猫はいつまでキトン用フードを食べるべきですか?
A. 基本的には生後12ヶ月(1歳)まではキトン用フードを与えてください。大型種(ノルウェージャンフォレストキャット・ラグドール・サイベリアンなど)は成長が遅く、1.5〜2歳まで成長期が続くため、18ヶ月頃まで継続するのが一般的です。
Q2. 子猫が急にご飯を食べなくなりました。量を減らすべきですか?
A. 食欲低下は病気・ストレス・発情(6ヶ月以降)・フードへの飽きなど様々な原因が考えられます。1〜2日で回復し元気があれば様子見で構いませんが、2日以上続く・元気がない・体重が減っている場合は獣医師の受診をおすすめします。食欲不振の際にウェットフードを少量与えると食べてくれることがあります。
Q3. フードのパッケージに書いてある量と、ネットの情報が違います。どちらを信じればいい?
A. まずはパッケージの給与量表を参考に与え、週1回の体重計測でBCSを確認しながら微調整するのが確実です。フードごとにカロリー密度が異なるため、グラム数だけで比較することに意味はありません。
Q4. 手作り食を与えていいですか?
A. 子猫に必要なタウリン・カルシウム・必須脂肪酸・ビタミン類をすべて手作りでバランスよく与えるのは非常に難しく、ブリーダーの立場からはキトン用の総合栄養食を主食とすることを推奨します。手作りを取り入れたい場合は、食事全体の20%以下に留め、獣医師か動物栄養士に相談してください。
Q5. 多頭飼いで一頭だけ食べる量が少ないです。どうすればいい?
A. 多頭飼いでは早食いの子が他の子の分まで食べてしまうケースがよくあります。食器を離した場所に分けて置く、または別室で食事させるのが最も確実な解決策です。食べる量が少ない子の体重を個別に管理することも忘れずに。
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まとめ
子猫の餌の量は「月齢 × 体重 × フードのカロリー密度」で決まります。パッケージの給与量表を基準にしながら、毎週の体重計測とBCSチェックで細かく調整することが、健やかな成長を支える最短ルートです。
Flowens Cat では、お迎え時に一頭ごとの給与量と使用フードをお伝えし、60日間保証のもとお迎え後の体調変化にもご相談いただけます。はじめての猫を迎える方はお迎え初日ガイドも合わせてご参考にしてください。
離乳食期(生後3〜12週)の食事については子猫の離乳食ガイドを、ミルク期(誕生〜4週)については子猫のミルク完全ガイドをご覧ください。


