
目次ひらく(全10章)
この記事の要点:サイベリアンなら猫アレルギーでも飼える、とは言い切れません。「出にくい」の根拠は4頭の研究が中心で、唾液の量をほかの品種と比べていません。猫ごとの差が大きく、検査と見学でその子との相性を確かめます。「サイベリアンは猫アレルギーでも飼える?」という質問は、サイベリアンの子猫を案内していると、避けて通れません。「出にくい」と言われる品種だからです。
その「出にくい」が何を根拠にしているのか、当社で論文を開いて読み直しました。当社が開いたサイベリアンの論文は、サイベリアン4頭の遺伝子と、うち3頭の唾液の量を見たものでした。ほかの品種の猫の唾液の量とは比べていません。しかも論文自身が、サイベリアンが「低アレルゲン」(アレルギーのもとが少ない、という意味の言葉)と考えられているのは、一部のブリーダーの発言によるもの、と書いています。
この記事では、何頭を・何と比べて・何を測った研究なのかを表で並べ、猫ごとの差の大きさと、見学で分かること・分からないことを書きます。アレルギーの診断と治療は医療機関の仕事で、当社は医療機関ではありません。
サイベリアンは猫アレルギーでも飼える?先に答えます

「サイベリアンなら猫アレルギーでも飼える」とは言い切れません。 理由は3つです。
- 「出にくい」の根拠が、ほかの品種と比べた数字ではないからです。 当社が開いたサイベリアンの論文は、サイベリアン4頭だけを見ています。
- 猫ごとの差が大きいからです。 同じサイベリアンでも、アレルギーのもとの量は何倍も違います。
- 見学の1時間と、毎日の暮らしは別だからです。 見学で症状が出なかったことは、迎えたあとの暮らしで出ないことを意味しません。
そのうえで、量の少ない子がいる可能性は、ゼロではありません。ただ、それは「サイベリアンだから」では分からず、その子と飼い主さんの組み合わせで決まります。「出ません」「大丈夫です」と言い切れる根拠は、論文にはありません。アレルギーの方には、見学で子猫に触れて、確かめていただくようお勧めしています。確かめる手順は、後半の「迎える前に確かめる5つの順番」に書きました。
ぜんそくのある方、息苦しさやぜいぜいが出たことのある方は、迎える話を進める前に、まず主治医に相談してください。
「出にくい」を調べた研究は、サイベリアン4頭でした

サイベリアンの「出にくい」を調べた論文は、4頭の遺伝子を見た2017年のものでした。唾液の量を、ほかの品種の猫と比べていません。
猫アレルギーのおもな原因は、猫の唾液や皮脂からつくられるたんぱく質(Fel d 1)です。毛づくろいで毛につき、家の中に広がります。「出にくい」と言われるのは、このたんぱく質の量が少ない、という意味です。その根拠になりそうな研究を、頭数と、測ったものと、言えないことで並べました。
| 調べたもの | 分かったこと | 言えないこと |
|---|---|---|
| サイベリアン4頭の遺伝子(イタリア・2017年)。唾液の量は、うち3頭で以前に測った値 | ほかの猫と違う遺伝子の場所がいくつも見つかった。たんぱく質の部品(アミノ酸)が入れ替わる違いを持つ1頭は、唾液の量が3頭の中でいちばん低かった | ほかの品種の猫の唾液とは比べていない。遺伝子の違いが量を減らすのかは、さらに調べる必要がある |
| 「低アレルゲンといわれる猫」8頭と、ふつうの猫6頭(オーストリア・2013年末の学会ポスター) | 顔と胸を脱脂綿でなでて測ると、低アレルゲンといわれる猫のほうが少なかった | 品種名が書かれていない。論文ではなく発表の要旨なので、サイベリアンの話とは言えない |
| 獣医師向けのまとめ論文(2022年) | 品種ごとに「出にくい」という話は多いが、それを裏づける科学的なデータは無い | 遺伝子の違いが、量やアレルギーの強さの違いになるかは分かっていない |
| アレルギー医学のまとめ論文(2024年) | 低アレルゲンの猫の品種があるという科学的な証拠は、今のところ無い。毛のないスフィンクスも、このたんぱく質を出す | 品種を選べば出ない、とは言えない |
| 2026年のまとめ論文 | サイベリアンなど7品種が、低アレルゲンとして売られてきた。特定の品種で平均の量が低いと示した研究もあるが、品種どうしの重なりが大きく、猫ごとの差が品種の差を上回ることが多い | アレルギーのもとが、いつも出ない品種があるとは示されていない |
サイベリアンの4頭は、2017年の論文のとおりです。唾液を測れた3頭は、1mLあたり2.19・1.66・0.48マイクログラムでした。遺伝子にたんぱく質の部品が入れ替わる違いを持つ1頭だけが、いちばん低い0.48です。ここだけ読むと、遺伝子に違いのある子は量が少ないのでは、と思えます。けれど1頭の話です。測り方や回数も、論文には書かれていません。著者は、その違いが量を減らすのかは、さらに調べる必要があると結んでいます。
2013年末のポスター発表のように、「少ない」という手がかりがまったく無いわけではありません。ただ、品種名が書かれていないので、サイベリアンの根拠にはできません。
「出にくい」は、ブリーダーが長く口にしてきた言葉です。サイベリアンを案内する立場として、論文の「一部のブリーダーの発言」という一文は耳が痛いものでした。数字で確かめられた話ではなかった、ということです。
同じサイベリアンでも約4.6倍違う|家猫64頭では80倍以上

猫ごとの差は大きく、サイベリアン3頭でも約4.6倍、家猫64頭では80倍以上の開きがありました。品種の名前より、その子が大事、ということです。
サイベリアン3頭の値と、別の研究が家猫64頭を1年間調べた値を並べます。
| サイベリアン3頭(2017年の論文) | 家猫64頭(2019年の論文) | |
|---|---|---|
| 測ったもの | 唾液のたんぱく質の量 | 唾液のたんぱく質の量 |
| 猫 | サイベリアン3頭 | 去勢・避妊した家猫(ショートヘア)。1.2歳以上の成猫 |
| 測り方 | 以前に私設の検査機関で測った値(回数や方法は論文に書かれていない) | 1日おきに、1日2回。1年間で1頭に約250〜300回 |
| いちばん少ない猫 | 0.48 | 0.4(1年の平均) |
| いちばん多い猫 | 2.19 | 35(1年の平均) |
| 開き | 約4.6倍(当社の計算) | 80倍以上 |
家猫64頭の研究には、ほかにも分かったことがあります。
- 1頭の中でも、日によって大きく動く。 日々のばらつきは、平均に対して2か所の施設でそれぞれ57%と85%でした。
- 1回の採取では決められない。 論文は、1回の唾液で猫の平均を決めてはいけない、と結論しています。4回分の唾液の平均とばらつきを見ると、量の少ない猫を約9割の確率で見分けられました。
- 見た目では見分けられない。 次の節に書くとおり、性別・毛色・体重では量が決まりませんでした。
注意があります。この研究は、ペットフード会社の研究所が行い、費用も同社が出しています。対象は家猫のショートヘアで、サイベリアンは入っていません。唾液を測った研究なので、人の症状の強さとのつながりまでは調べていません。
2026年のまとめ論文は、量の少ない個体を選ぶほうが、品種で選ぶより意味がある可能性がある、と書いています。サイベリアンを探している飼い主さんにも当てはまる話です。「サイベリアンだから」より「この子はどうか」を、見学で確かめます。
「メスは出にくい」「薄い毛色は出にくい」は本当?

研究で言えるのは「去勢していないオスは多め」までです。去勢・避妊をした猫では、性別でも薄い毛色でも、量は決まりませんでした。
ブリーダーの間でも、よく聞く話です。研究の結果と並べます。
| よく聞く話 | 研究で言えること |
|---|---|
| 去勢していないオスは多い | 平均では、去勢していないオスのほうが、メスや去勢したオスより多く出す |
| 去勢・避妊したあと、オスとメスで違う | 去勢・避妊した家猫64頭では、性別と量に関係は出なかった |
| 薄い毛色は出にくい | 濃い色と薄い色で、量に差は出なかった。毛色には左右されないと、まとめ論文も書く |
| 毛が短い・毛が少ない猫は出にくい | 毛の長さには左右されない。毛のないスフィンクスも出す |
| 体が小さい猫は出にくい | 3〜9kgの範囲で、体重と量に関係は出なかった |
| 年上の猫は出にくい | 年上の猫ほど低い傾向は、64頭の調査で出た。まとめ論文も、年上の猫で減る可能性を書く |
年齢の行には、注意があります。64頭は、1.2歳以上の成猫でした。子猫は入っていません。子猫のときの量が、大人になっても続くのかは、この研究からは言えません。
見学の約1時間で分かること、分からないこと

見学で分かるのは、触れているあいだの、目・鼻・のど・皮膚の反応です。毎日の暮らしと、遅れて出る反応と、大人になってからは、見学では分かりません。
当社の見学は、事前予約制で無料、所要は約1時間です。子猫と触れ合えます。その場で決めていただく必要はありません。アレルギーの方に見学での確かめをお勧めしているのは、触れたときの反応は、その場でしか見られないからです。ネットには「数時間触れ合えば確かめられる」という説明も見かけますが、数時間でも、分からないことがあります。
| 確かめたいこと | 見学で分かるか | 理由 |
|---|---|---|
| 触れている間の、目・鼻・のど・皮膚の反応 | 分かる | 子猫に触れて過ごす時間の反応は、その場で見えます |
| 毎日暮らしたときの量 | 分からない | 家の中のアレルギーのもとは、猫のいる家で、猫のいない家の80〜300倍が典型的と言われます。家の中に残り、猫を手放しても、猫のいない家の水準に戻るまで4〜6か月以上かかることがあります。1時間では再現できません |
| 数時間〜翌日に遅れて出る反応 | 当日は分からない | 猫アレルギーでぜんそくのある62人を調べた研究では、自然に近い環境でアレルギーのもとにさらしたあと、29人(47%)が3〜24時間のうちに、息の通りが落ちる遅い反応を示しました。ぜんそくのある人の話で、くしゃみや目のかゆみの話ではありません |
| 大人になってからの量 | 分からない | 年上ほど低い傾向があり、1頭の中でも日によって動きます。子猫のときの反応が、そのまま続くとは言い切れません |
迎える前に確かめる5つの順番

確かめる順番は、主治医・検査・見学・帰宅後の体調・家族で決める、の5つです。見学の前に、先に済ませておくことがあります。
- ぜんそくや、息苦しさの経験がある方は、先に主治医へ。 迎える話を進める前に、猫と暮らすことを医師に伝えます。
- アレルギー科などで、猫に反応する体質かを調べる。 血液や皮膚の検査で、猫に反応するか、どのくらいかが分かります。結果の数値と、先生の見立てをメモしておきます。検査の結果が出ても、次の2つは省きません。
- 見学で、子猫に触れる。 いつも薬を飲んでいる方は、見学の日の飲み方を主治医に聞いておいてください。薬で症状が抑えられていると、見学での反応が見えにくくなります。触れている間と、触れたあとの目・鼻・のど・皮膚の様子を見ます。
- 帰宅してから翌日まで、体調をメモする。 目のかゆみ・くしゃみ・鼻水・咳・皮膚の赤みを、日付つきで書きます。息苦しさやぜいぜいが出たら、様子を見ずに医療機関へ。必ず受診してください。
- 結果を持って、家族で決める。 決めるときは、予約金などの条件を、各子猫のページの「全頭共通の約束」で読んでからにしてください。アレルギー以外に見積もっておきたいこと(抜け毛・家の中での暴れ方・費用)は、サイベリアンの後悔の記事にまとめています。迷いが残るなら、日を空けて、もう一度触れて確かめる方法もあります。
家族の中に、猫アレルギーの方が別にいる場合は、その方も2〜4を同じようにしてください。乳幼児のいる家庭は特に注意が必要と、医療の解説にあります。はいはいの時期は、床に付いたアレルギーのもとにじかに触れやすく、手洗いもまだ自分ではできません。
当社が行っている親猫の遺伝子検査は、病気の検査です。サイベリアンでは、PKD(腎臓に袋ができる病気)・HCM(心臓の筋肉が厚くなる病気)・PK欠損症(貧血を起こす血液の病気)・PRA(目の網膜が少しずつ傷む病気)を調べます。アレルギーの出やすさを調べるものではありません。
迎えたあとに症状が出たら、どうすればいい?
迎えたあとに症状が出たら、まず医療機関に相談してください。暮らしの工夫は、1つでは足りず、いくつかを重ねて使います。
息苦しさやぜいぜいは、受診を優先してください。症状の見分け方と受診の目安は、猫アレルギーの症状の記事にあります。
医療の考え方も、正直に書きます。猫のアレルギーのもとは強力で、感受性のある人は少量でも症状が出ることがあります。すでに症状が出ている人にとって最も効果的な対策は、ペットを手放すこと、と医療の解説は書いています。犬や猫のアレルギーのもとに対する免疫療法は、日本では保険適用外で、ごく限られた専門施設でしか行われていません。手放す選択は、飼い主さんにも猫にもつらいものです。迎える前の確かめを大切にしてほしい理由は、ここにあります。
暮らしの工夫は、効果の長さを知って選びます。
- 猫を洗う。 水で洗った3時間後に、空気中のアレルギーのもとが79%下がった報告があります。ただ、1週間後には元に戻り、毎週洗っても同じでした。
- 寝室に入れない、部屋を分ける。 それだけでは足りない可能性が高い、とまとめ論文は書いています。フケの性質上、ほかの対策と重ねて使います。
- 手放したあとも、すぐには戻らない。 家の中が猫のいない家の水準に戻るまで、4〜6か月以上かかることがあります。
工夫の中身は猫アレルギーの記事にまとめています。お迎えのあとの暮らしの相談は、LINEでブリーダーにいつでもできます。ただ、診断や治療は当社にはできません。症状は医療機関で相談してください。
よくある質問
サイベリアンは猫アレルギーでも飼える猫ですか?
サイベリアンだから猫アレルギーでも飼える、とは言い切れません。品種ではなく、その子と飼い主さんの組み合わせで決まります。サイベリアンでも症状が出る方はいますし、量の少ない子もいるかもしれません。迎える前に、検査・見学・帰宅後の体調の3つで確かめてください。ぜんそくのある方は、先に主治医へ。
サイベリアンはアレルギーフリーですか?
アレルギーフリーとは言えません。アメリカのアレルギーの団体も、アレルギーをまったく起こさない犬や猫はいない、と書いています。
サイベリアンはなぜ「出にくい」と言われるのですか?
一部のブリーダーの発言をもとに、そう考えられてきた、とサイベリアンを調べた論文は書いています。その論文が調べたのは4頭の遺伝子で、唾液を測れたのは3頭だけです。ほかの品種と比べた研究ではありません。
オスとメス、どちらが出にくいですか? 毛色で変わりますか?
去勢していないオスは多めですが、去勢・避妊をしたあとは、性別でも毛色でも量は決まりませんでした。1頭ずつ違うので、その子に触れて確かめるしかありません。去勢・避妊の時期は、獣医師に相談してください。
子猫のときに症状が出なければ、大きくなっても大丈夫ですか?
大きくなっても大丈夫、とは言い切れません。量を1年追った研究は成猫(1.2歳以上)で、年上ほど低い傾向があり、1頭の中でも日によって動きました。子猫の量が大人になっても続くかは、その研究からは分かりません。迎えたあとも体調を見て、変化があれば受診してください。
見学で症状が出なければ大丈夫ですか?
見学で症状が出なくても、大丈夫とは言い切れません。見学は約1時間で、毎日の暮らしとは別です。猫アレルギーでぜんそくのある62人を調べた研究で、29人が、3〜24時間のうちに遅れて反応しました。見学の当日に決めず、帰宅してから翌日までの体調を見てください。
重いアレルギーやぜんそくがあっても飼えますか?
飼えるかどうかは、ブリーダーではなく主治医が判断することです。まず主治医に相談してください。ぜんそくのある人の最大20〜30%が、猫との接触で重い症状が出るというまとめもあります。息苦しさやぜいぜいが出たら、必ず受診してください。
サイベリアンの血が入ったミックスなら出にくいですか?
サイベリアンの血が入っていれば出にくい、とは言えません。サイベリアンの研究自体が、ほかの品種と比べたものではないので、血が入っているから少ない、とは言えないのです。当社は基本的にミックスを扱っていません(ごくまれにいることはあります)。ミックスの話はサイベリアンのミックスの記事に、純血のサイベリアンは品種ページにあります。
まとめ
サイベリアンが猫アレルギーでも飼えるかは、品種の看板では決まりません。「出にくい」の根拠は4頭の研究で、猫ごとの差は大きく、見学の1時間では分からないこともあります。主治医・検査・見学・帰宅後の体調の順で、その子との相性を確かめてください。
当社のサイベリアンは、品種ページと子猫一覧で、いま案内できる子を確認できます。見学は見学のご案内から、事前予約制・無料・所要約1時間です。お迎えまではお迎えの流れを、サイベリアンの性格・寿命・値段はサイベリアンの性格の記事をご覧ください。
この記事は、Flowens Cat でサイベリアンの子猫を育てるブリーダーが、論文を開いてまとめた一般的な情報で、診断ではありません。(2026年10月6日時点)アレルギーの検査・診断・治療は、医療機関でお受けください。
出典
数字は2026年10月6日に、論文の本文または要旨、公的機関のページを開いて確かめました。英語の引用の日本語は、当社の訳です。
- Sartore S, Landoni E, Maione S ほか. Polymorphism Analysis of Ch1 and Ch2 Genes in the Siberian Cat. Vet Sci 2017;4(4):63. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29194349/ (全文 https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC5753643/ で確認。トリノ大学。猫39頭(サイベリアン4頭・それ以外35頭)、サイベリアン3頭の唾液の値2.19・1.66・0.48 µg/mL、「一部のブリーダーの発言」、さらに調べる必要があるとの結論を引用。約4.6倍は当社の計算)
- Satorina J, Szalai K, Willensdorfer A ほか. Do hypoallergenic cats exist? -- Determination of major cat allergen Fel d 1 production in normal and hypoallergenic cat breeds. Clin Transl Allergy 2014;4(Suppl 2):P11(学会ポスターの要旨). https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4072467/ (普通の猫6頭と低アレルゲンといわれる猫8頭、顔・胸・唾液の測定、結論を引用。品種名は要旨に書かれていない)
- Bastien BC, Gardner C, Satyaraj E. Influence of time and phenotype on salivary Fel d1 in domestic shorthair cats. J Feline Med Surg 2019;21(10):867-874. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31135257/ (全文 https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6764004/ で確認。去勢・避妊済みの家猫64頭、1年間、1頭の年平均0.4〜35 µg/mL、ばらつき57%と85%、性別・毛色・体重・年齢との関係、4回の採取で約9割を見分けたこと、ペットフード会社の研究所による研究で費用も同社であることを引用)
- Sparkes AH. Human allergy to cats: A review for veterinarians on prevalence, causes, symptoms and control. J Feline Med Surg 2022;24(1):31-42. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34622710/ (全文 https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8721530/ で確認。品種ごとの「出にくい」を裏づける科学的データは無いこと、去勢していないオスは多いこと、毛色・毛の長さに左右されないこと、猫のいる家は猫のいない家の80〜300倍、元に戻るまで4〜6か月以上、ぜんそくのある人の最大20〜30%、部屋を分ける対策だけでは足りないこと、猫を洗う効果が短いことを引用)
- Hilger C, Janssen-Weets B, Swiontek K. Hypoallergenic animals: A promise of hope for allergic patients? Allergol Select 2024;8:64-69. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38549813/ (全文 https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10975736/ で確認。低アレルゲンの猫の品種があるという科学的な証拠は無いこと、毛のないスフィンクスも出すことを引用)
- Guillet C, Lüthi A, Šošić L ほか. Taming pet allergens: strategies to make furry cats less allergenic. Front Allergy 2026;7:1930696. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42719600/ (全文 https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC13555257/ で確認。サイベリアンなど7品種が低アレルゲンとして売られてきたこと、猫ごとの差が品種間の差を上回ることが多いこと、量の少ない個体を選ぶほうが意味がある可能性を引用)
- Arvidsson MB, Löwhagen O, Rak S. Early and late phase asthmatic response in lower airways of cat-allergic asthmatic patients -- a comparison between experimental and environmental allergen challenge. Allergy 2007;62(5):488-494. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17441789/ (要旨のみ確認。猫アレルギーでぜんそくのある62人のうち、自然に近い環境での負荷のあと29人(47%)が3〜24時間のうちに遅い反応を示したことを引用)
- 環境再生保全機構(ERCA)「ドクターの小話WEB版 動物アレルギーぜん息〜『ペットを飼いたい』と思ったら④」(長尾みづほ医師・国立病院機構三重病院) https://www.erca.go.jp/yobou/zensoku/sukoyaka/column/202506_1/ (猫アレルゲンが強力なこと、すでに症状が出ている人に最も効果的な対策はペットを手放すこと、免疫療法は日本では保険適用外で限られた専門施設でのみ行われることを引用)
- Asthma and Allergy Foundation of America「Pet Allergy」(2024年9月・Mitchell Grayson 医師の医学レビュー) https://aafa.org/allergies/types-of-allergies/pet-allergy/ (アレルギーをまったく起こさない犬や猫はいないことを引用)
- Flowens Cat の見学の運用(事前予約制・無料・所要約1時間・子猫と触れ合える):見学のご案内ページ https://cat.flowens.jp/visit
※ 記事内の画像はイメージです。実際にお迎えいただける子猫の写真は子猫一覧でご覧いただけます。







